『Goal8 働きがいも 経済成長も』
CTN×SDGs友の会の大石隆司です。
いつもパートナーシップをありがとうございます。
SDGsを身近な人にもっと知ってもらうことを意図して友の会のみなさんと活動しています。
「言葉して、世界を創作する」SDGsのゴールの1つを創作するシェアバトンを引き継いで言葉します。
ゴール8は、「働きがいも 経済成長も」です。
このゴールのテーマは、すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する。「包摂的」という言葉は、ゴール8以外にいくつかのゴールのテーマにも含まれていて、「だれひとり、とりのこさない」すべてのひとを包み込むをあらわしている言葉と感じています。
そして、ゴール8には12個のターゲットがあって、その中の1つに「児童労働の撲滅」があります。
世界には、5歳から17歳までの子どもたちの4人に1人が児童労働させられています。それには兵役も含まれていて、幼い子どもたちが兵士となっている現実があります。
児童労働は、子どもたちの権利と健全な発達を侵しているだけでなく、貧困の連鎖を生み、その国の経済発展や社会の安定に悪影響を及ぼしています。そして、なにより子どもたちから教育の機会を奪っています。
ILO and UNICEF: Child Labour: Global estimates 2020, trends and the road forward (New York, 2021)によると、2000年には2億4550万人であった児童労働は、2016年に1億5160万人まで減少してきました。しかしながら、2020年には1億6000万人に増加しています。そしてその増加の多くが、危険を伴う労働(*)となっています。増加は子どもたちの年齢にも傾向があって、2008年以降、12歳以上の児童の児童労働は着実に減少していますが、一方、過去4年間で、12歳未満のより幼い子供たちの間では逆に増加しています。また、地域的にも、”Sub-Saharan Africa”と呼ばれるサハラ砂漠より南の地域たけが増加しています。今、加速的な行動がないと、2025年には1億4000万人近くの子供たちが、2030年にはまだ1億2500万人の子供たちが児童労働に従事すると推定されています。これらの数字は、COVID-19危機の影響を反映していません。COVID-19危機の貧困の影響を含むと、2022年末までにさらに890万人の児童が児童労働に従事すると推定されています。
(*)危険を伴う仕事:健康、安全、モラルを害する可能性のある仕事と定義
日本に住んでいると、遠く離れた国々の話で、関心がないとそんなことに気が付かないことだけに、SDGsで触れて世界に少し目を向けて自分事にします。
児童労働に対して、私たちはどんな「ある(be)」を創っていくのか。それぞれの国・地域によって社会基盤や経済力や文化に違いがあって、それぞれが違った価値観の中で生活している中で、このゴールを達成していくにはどんなことができるのか。たくさんのコミュニケーションがうまれれば、可能が開く。そんな会話に広がれば、少しずつでも前進する。そんな意図で、これからも探究していきます。
11/28 CTN×SDGsの特別体験講座を開きます。
https://ctnsdgs20211128.peatix.com/
「誰一人取り残さない、弱さがあっても怖さがない」
みなさんと創るコミュニケーションの場を、ご一緒できることを楽しみにしています。
CTN×SDGs友の会
大石隆司