VRChatでライブイベントに参加する際の設定について

VRChatの始め方やグループインスタンスへの入場方法については以下の記事をご覧ください

2024/5/23 UI日本語化に伴い更新
2024/8/30 Show Avatarの説明を「大切な設定」に移動
2024/10/30 TopazChatの支援に関する記載を追加
2024/11/1 信頼されていないURLを許可(Allow Untrusted URLs)の設定が不要になったことを反映

VRChatのライブイベントに参加する際には「絶対に必要な設定」や「知っておくと快適な設定」があります。


2つの設定画面(前提知識)

VRChatには複数のメニューが存在しており、設定画面もそれぞれのメニューにあります。

小さな設定画面(Quick MenuのSettings画面)

ESCキーを押すと小さなメニュー(Quick Menu)が表示されます。
画面右下にある歯車タブを選択することで、Settings画面が表示されます。

Quick Menu起動直後(右下の歯車タブを選択する)
小さな設定画面

大きな設定画面(Main MenuのSettings画面)

Quick Menu画面の右上にあるアイコンを選択することで、メインメニューが表示されます。

メインメニュー表示アイコン

メインメニュー画面の下にある歯車アイコンを選択することで大きな設定画面が表示されます。

メインメニュー画面(下にある歯車タブを選択する)

Quick Menuの歯車アイコンを素早く2回押すことで、一気に大きな設定画面を表示することも可能です

大切な設定(出演者のパフォーマンスを堪能するために)

出演者の姿を正しく見るための設定(アバターの表示)

VRChatでは、セーフティなどの設定によってアバターの表示が変化することがあります。
出演者の姿を正しく表示するため、「アバターの表示(Show Avatar)」の操作を行うことをお勧めします。

ESCキーを押して表示したQuick Menuで「ユーザーを選択」を押すと、マウスカーソルの形が変わります(VRの場合はQuick Menuを出した際、メニューが表示された手とは逆の手からビームが出ています)

Quick MenuのLaunch Pad画面(デスクトップモードの場合「ユーザーを選択」を選ぶ)

この状態でマウスカーソル(VRの場合はビーム)を人に当てるとその人がカプセルに包まれた表示となります。アバターを表示したい人をカプセルに入れてクリックすると、メニューにその人のプロフィールが表示されます。

カプセルに包まれたイメージ

表示されたプロフィール画面の「アバターの表示」設定を🛡から👁に変更することで、その人のアバターが表示される状態となります。
(英語UIの場合は「Show Avatar」)

ユーザーのプロフィール画面(「アバターの表示」を目のアイコンに変更する)

音を聞くための設定

VRChatのライブイベントの多くはTopazChat(トパーズチャット、略称「トパチャ」)という仕組みを使って出演者の音声を流しています。
TopazChatの音声を聞くためには、VRChat上で設定が必要です。(2024/02/01現在)
TopazChatの音声を聞くための「信頼されていないURLを許可(Allow Untrusted URLs」設定は不要となりました(2024/11/1)
本設定は本来セキュリティ上OFFが望ましい設定であることから、OFFに設定することを推奨します。(他の理由によりONが必要な場合は適宜ONに設定してください)

TopazChatの音声はワールド音声として聞こえます。
Quick Menuの下にあるスピーカーのタブを選択し、Worldがミュートされていないこと、ボリューム(%表示)が小さくないことを確認してください。

Quick Menuのオーディオ画面(ワールド音量のチェック)

音声が聞こえなくなったら(Resyncボタン)

出演者の声が聞こえなくなった場合、会場内に設置されたResyncボタンを押すことでまた聞こえるようになります(一部会場では、会場内ではなく独自のメニュー画面内にResyncボタンがある場合もあります)。

Resyncボタンの位置などは通常ライブ開催時に主催者から案内がありますが、わからないときは「リシンクボタンどこ?」と声を上げれば教えてくれる人がいると思います。

Resyncボタン

TopazChat運営の支援について

TopazChatの運営はよしたかさんが個人で行っています。
VRChatのイベントでは欠かせない仕組みです。
良ければよしたかさんのFANBOX支援をお願いします(しめじも支援しています)


音に関する設定

VRChatのライブイベントでは、出演者と自分以外にもお客さんがいます。ステージに集中する場合の設定を紹介します

シャッター音が気になる(UI/Menuをミュート)

VRChatではカメラ撮影の際にシャッター音が鳴ります。自分以外の人が撮影した場合もシャッター音が聞こえるのは盗撮などを防ぐためには便利ですが、ライブ中は邪魔になることもあります。

Quick Menuの下にあるスピーカーのタブを選択し「UI/メニュー」をミュートすることでシャッター音が聞こえなくなります

Quick Menuのオーディオ画面(UI/メニューをミュートするとシャッター音が消える)

周りの人の話し声が気になる(Voice音量の調整)

※注意:現在この項目の内容は『出演者の音声がTopazChatで流れる場合』を想定したものとなっています。TopazChatではなくVoiceから出演者の音声が聞こえるライブの場合は、この項目の設定は行わないようにしてください。

VRChatのライブイベントでは声出しを推奨していることが多い印象です。周りの声が聞こえるライブ体験も良いですが、もし出演者の声に集中したいという場合は声の音量を調整してみてください。

Quick Menuのオーディオ画面(声を調整)

ネームプレートを非表示にする

人の頭の上に表示されるネームプレートがライブ中ずっと見えるのが邪魔になる場合やイベント主催者から「ネームプレート非表示を推奨」と言われた場合は、小さな設定画面の「ネームプレートの表示形式」の◀▶ボタンをクリックし「非表示」に変更してください。
(英語UIの場合は「Nameplate Visibility」を「Hidden」に設定)

Quick Menuの設定画面(ネームプレートの表示形式を「非表示」に設定)

負荷対策

Avatar Culling(アバターの表示を減らす)

ライブイベントでは多くの人が集まるため、PCの負荷が高くなります。
周りのアバターを表示しない設定を行う事で負荷を減らすことが可能です。

小さな設定画面を下にスクロールすると「アバターのカリング」という項目があります。
(英語UIの場合は「Avatar Culling」)

Quick Menuの設定画面(アバターのカリング)
  • 表示する範囲(Hide Beyond)をONにすると「指定した距離より遠いアバターを非表示にする」ことができます。ONにした状態で、距離を調整してください。

  • 表示するアバターの数(Show Nearest)をONにすると「指定した人数だけ表示する(距離が近い人を優先)」ことができます。ONにした状態で人数を調整してください。※モッシュなど観客が動き回るタイプのライブイベントの場合、表示される人が頻繁に変わって逆に負荷が高くなる可能性があります。その場合はOFFにするか、人数を0人にしてください

  • 「フレンドのアバターを常に表示」がONの場合、カリング設定の距離や人数に関わらずフレンドのアバターが表示されます

  • Allow Override With "Show Avatar"をONにすると「"Show Avatar"の設定で表示/非表示を決める」ことができます。※ライブイベント参加の場合、この設定はONを推奨します




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