経験者が語る、地方移住してリモートワークするなら山梨県(特に富士五湖エリア)が最強な理由
「地方移住してリモートワークしたい」
そんな方が増えていると聞きます。いいですよね。地方。リモートワーク。丁寧な生活。
実は私、数年前上場企業に勤務していた頃から山梨県からリモートワークを週1回程度しており、2017年には山梨県に自分の会社を立ち上げちまいました。ですのでこれはもう「リアルなところ」をお伝えする資格があると思い、表題の説をここに記載させていただきます。
アフターコロナもリモートワークを取り入れたいが半数以上
下記は今年3月末に実施された野村総合研究所によるアンケート結果です。約半数の方が「緊急時だけでなく平常時でもリモートワークを取り入れたい」と回答しています。
https://www.nri.com/jp/keyword/proposal/20200420
もちろん業種や職種によるでしょうが、日常的にリモートワークを取り入れて働くことは、個々の人生にとっても、企業の採用・オフィスコストや生産性にとっても良いことが多い、そんな風に感じられる方が多いってことでしょう。
一方で「リモートワークを取り入れた働き方をしたい」という背景には、「週1-2回は出社する」という働き方が前提としてあります。
私も地方移住してリモートワーク主体で働いてきましたが、コロナ以前は「週に1回程度」都内に行っていました。なんなら飲んだくれて帰れずよくホテルに泊まっていました。
やはり対面でのコミュニケーションには大きな価値がありますし、それが0になるようなことは今後もしばらくはないでしょう。
その意味で本当に「地方移住してリモートワークしたい」ならば、むしろ「週1-2回は都内に出社できる地方」を選ぶべきです。
「週1-2回は都内に出社できる地方」の条件
まず、リアルに週1-2回都内に出社できる地方の条件を考えてみましょう。
移動時間はざっくり「通勤2時間以内」くらいでしょうか。するとかなり広い選択肢があります。新幹線に乗れば相当遠くまでいけますよね。
しかし、移動には「コスト」がかかります。新幹線を使うと片道10,000円くらいかかってしまいます。毎週のことになると、2万円×4回で8万円。せっかく地方移住して生活コストが下がっても移動コストが増えては結局可処分所得は増えません。できるだけ移動コストが安い地方を選びたいところです。
更に「移動時の快適さ」も重要です。移動コストが安くても「ずっと満員電車で立ちっぱなし」では、長い往復通勤の時間を有効活用することができません。やはり「座れること」。そして「なるべく座席が広いこと」も大事です。
山梨県がファイナルアンサー。
上記のとおり、「通勤2時間以内で移動コストが安く座れて座席がそこそこ広い」ところ。かつ生活コストが安く、自然が豊富なところ。
それはもう山梨県です。もっというと大月・都留市・富士吉田エリアです。ファイナルアンサーです。以下にて7つの理由をお伝えします。
①高速バスだと新宿から片道1,500~2,000円
https://www.bushikaku.net/article/13111/
まず高速バスが安いです。全席指定なので必ず座れます。私の住む山梨県都留市だと新宿まで片道1,500円。毎週1往復とすると、3000円×4回で12,000円/月です。これくらいなら許容範囲ですよね。更に高速バスは新宿を23:25発が最終なので、「結構遅くまで飲める」というメリットもあります。
②特急かいじは必ず座れる+とっても快適。
https://www.jreast.co.jp/train/express/azusa_kaiji.html
高速バスに乗れなくても大丈夫です。特急かいじに乗ると新宿から大月駅まで60分。片道3,340円と高速バスよりは少し高くなりますが、その分快適。全席指定で座席は広く、なんとコンセントもあります。高速バスと特急かいじのコンボを使いこなせば「移動コストと移動の快適さ」は苦になりません。むしろ本を読んだりする時間が増えます。
③生活コストが安い。
よく言われることですが、やはり地方の方がコストは安いです。特に住まいは安いです。リモートワークをするにしても、やはり生活空間と仕事空間を分けないとなかなか集中して仕事をする環境を作れません。会議をやるときの声なんかも気になりますよね。
そこで、広い一軒家を借りてオフィスルームを創るか、近所にオフィスを構えることをおすすめします。シェアオフィスなどもありますし、別途部屋を借りても安いです。私は空き店舗をリノベーションしてオフィスにしているのですが、これもルームシェアしているので家賃は激安です。移住者の空き家利活用には補助金を用意してくださっている自治体も多いので、是非探してみてください。
リノベーションして
こんなにオサレになりました!
④水がうまい。
富士山の湧き水が実際に湧いてくるのがこの富士五湖エリアです。雨や溶けた雪が山に染みこんで地層でろ過され湧水として湧き出ていますので、飲料水など買わなくても水道からめちゃくちゃ美味しい水がでてきます。水が美味しいとコーヒーでも料理でもなんでも美味くなります。こういった自然の恵みをダイレクトに受けられるのは本当に素晴らしいことです。
⑤意外と日常生活に不便はない
言うてもそこまで田舎でもないんです。日常的に必要なものはスーパーや薬局でほとんど揃います。私の住む都留市なんて、人口3万人しかいないのに、スーパーは5-6店あります。必要なものはAmazonなどネットで購入することができますし、洋服など実際に見て買いたいものは月に1回程度、都内へ行って買えばOKです。確かにPARCOや西武はないけれど、まぁ仮に近所にあっても毎日行きははしないでしょうよ。
⑥自然が近い、空気が美味しい。
自然に近い場所にあるカフェ
人口が少ないので、もともと密になるシチュエーション自体が少ないです。カフェや飲食店も都内だと並ばなければ入れないお店が多い中、だいたい即入れます。座れます。しかもオシャレなお店も意外と多いんです。3密リスクと言う意味では日常的に下がると思います。富士山の近くだと観光地になるので時期によっては人が増えますが、その分お店も多いです。都留市や大月市は観光地でもないので、とても静かで住みやすいです。
また、ちょこっと登れる山や遊べる川が近くにあることは本当に素晴らしいです。自粛期間中も山に登ってリフレッシュしたり、アウトドアでフィットネスのように、体を動かすことができます。空気も本当に美味しいです。この時代においては、このポイントこそが地方移住の一番のメリットだと感じます。
⑥おじいちゃんおばあちゃんが優しい
どこに住むか?は誰と住むか?でもあります。地方のおじいちゃんおばあちゃんは元気です。そして子どもや若者に優しい方が本当に多いです。私には子どもが2人いるのですが、6月のある日、学校帰りに通学路沿いに住んでいるおじいさんから「あじさいの花」をもらって帰ってきたことがあります。こんな素敵なおじいさんが暮らす場所を通学できるなんて本当に幸せなことだと思いました。
ということでバイアスたっぷりに「地方移住してリモートワークするなら山梨県(特に富士五湖エリア)が最強な理由7つ」をお伝えしました。リアルに検討されるなら、やはりまずはいろいろな場所へ実際に行ってみるのが良いですね。各自治体ではオンラインでの移住相談やお試し居住なども行っていますので、まずは気軽に相談してみることをオススメします。
もし山梨県東部エリアご興味持っていただけたら、下記に是非ご相談ください!