禍話リライト:忌魅恐NEO「お茶を出された話」
これだ、もう忌魅恐NEOだ…。
*
かあなっきさんが自分と同じように実話怪談を収集している人と会話をしているときに、こんな話題が上ったという。
「もしも取材した体験者が、嘘をついていたらどうする?」
我々のような怪談を集める者は、結局のところ「取材者を信じる」しかない。
その上で、我々は世の中の怪談を網羅などしていないが(そもそもそんな人は恐らくこの世にいないが)、それでも話を聞いているうちに怪しい既視感を抱いたら、知っている中に類似した話がないか調べてみる。
体験談と類似した小説や怪談が出てきた場合には、体験談とその話を比較して、「ここは確かに似ているが、この部分が違うから剽窃ではないだろう」という細かいジャッジをしていくしかないんじゃないか。
かあなっきさん達はそう結論付けたのだそうだ。
Fさんは怖い話を聞くことも、そして話すことも好きな人で、「人に怖い話を語る際に、テレビやネットの受け売りばかりを話してもどうしようもないだろう…」という思いから、実話怪談を収集していた時期があった。
集めた話は知り合いなどに聞かせる程度で、イベントや配信といった形で不特定多数に披露することはない。取材の規模も、あくまで「知り合い」や「知り合いの知り合い」といった自らの交友関係のツテを辿る小規模なもの。完全なる個人的な趣味だった。
しかし、大学生のとき。
ある体験者に嘘をつかれたことがきっかけで、Fさんは怪談の収集をやめてしまったのだという。
・・・
あるとき、FさんはSさんという男性に会うことになった。
SさんはFさんにとって、所謂「友達の友達」にあたる人だったという。
彼がなかなか怖い体験談を持っているので、「怖い話大会」のような集まりをセットして、Sさんから体験談を聞き出そう…という手筈になった。
当日、会場に現れたSさんを見たFさんの第一印象は、ズバリ「不良っぽい」というものだった。
会が始まる。
Sさんはやはりどこか不良っぽいぶっきらぼうな口調で、自らの体験をぽつりぽつりと語り始めた。
「…まあなんというかさぁ、…これは”お茶を出されちゃった奴”の話なんだけど…」
(…”お茶を出されちゃった奴”?なんかもうこの時点で怖そうだな…)
Fさんは胸に期待を抱きながら、Sさんの話に耳を傾ける。
❖
Sさんは「一軒家から荷物を運び出す仕事」をしていたことがあるという。
全く縁も所縁もない他人の家に赴き、家具や家財道具を運び出す。Sさん曰く「理由があってそれ以上の詳しいことは明かせない」のだそうだ。
…少なくとも、引っ越し業者などの普通の仕事ではなかったのだろう。
その日、Sさんと三人の仕事仲間で赴いた現場は、何の変哲もない二階建ての一軒家。
しかし。
「…何これ?」
「えー…」
家の中に足を踏み入れた瞬間、皆で思わず顔を見合せた。
家財道具が大量に残っている、ということが玄関を見ただけで分かる状態だったそうだ。
靴を脱いで家の中に入り、一通り部屋を見て回る。
さすがに靴などの日用品は残っていなかったが、それ以外のものは殆どが残っている状態だった。家具類は勿論、テレビも冷蔵庫も全部そのままの状態で置かれている。
「うわ~めんどくせえなあ…」
「これ大変だぞ」
「まあ、奥の部屋からやっていきましょうか」
一番奥の部屋から片付けていくことにする。
荷物をまとめて、表に停めてある車に運び込む。しかしあまりに物が残りすぎていて、一向に作業が進まない。
「きっついな~これ。埒あかねえよ」
「もうちょっと人数増やせばよかったですねえ…」
文句をぶつくさ言いながら奥の部屋を何とかひとつ片付け終わったところで、四人とも既に疲労困憊となっていた。
休憩をするつもりはなかったのだが、自然と作業が止まってしまう。
「こんな辛いとは思ってなかったなぁ…」
「ね。もうちょっと片付いてると思ってたよね」
荷物が運び出され、がらんとした部屋の中で会話をしていると、
すとんっ
突然、上のほうから襖を開けるような音が響いた。
「ん?」
「え?」
上から音がしたということは、これは二階の襖が開いた音だろう。しかしこの家は空き家で、今日は俺たちしかいないはず。で、四人ともこの部屋の中にいる。
じゃあ…風で二階の襖が開いたのかな?
四人が脳裏に描いた現実的な予想を裏切るかのように、
とん
とん
とん
階段を降りてくる足音が響いた。
「え、降りてくるじゃん」
「嘘?」
「いや今まで二階から何も音しなかったよな?」
「え、何?誰?」
部屋の中がにわかに騒がしくなった次の瞬間、
とん
とん
ととっとととっ
足音がまるで段を踏み外したかのように乱れて、
どんっ
最後に廊下の床に強く着地するのが聞こえ、
「あ~あ…人来てるじゃないのぉ」
女性の声が響く。
今日、この家にいないはずの、女性の声。
部屋の中の四人は、黙って耳をそばだてるしかなくなった。
やがて足音は台所の方へと移動する。
ばたっ
ばん
冷蔵庫のドアを何度も開け閉めする音が響く。その合間には女性の声が挟まる。
「う~ん…」
ばたっ
「お客様が」
ばん
「来て…」
ばたっ
この家は既に空き家であり、故に冷蔵庫には電気が通っていない。当然、冷蔵庫の中にも飲食物は入っていないだろう。それは一目見れば分かることのはずだ。
にもかかわらず、声の主は何度もドアを開閉する。
ばん
「お茶とか…」
ばたっ
「何か…」
ばん
やっとそこで諦めがついたらしく、扉の開閉が止んだ。
「あ~…しょうがないなぁ…」
その一言のあと次に響いたのは金属音、鍵束を探っているような音。
かちゃり、かちゃり
「あ~…」
ため息をつくような声が漏れ、
がらがらっ
がらっ
玄関の引き戸が開閉するような音が響いて。
沈黙。
「は?」
「え、え!?」
「なに今の!?」
「いやおかしいって!」
声の主が外へ出て行ったことを確認した途端、四人の口から堰を切ったように疑問と怯えが溢れ出した。
とはいえ、このとき四人はいましがたの体験を霊的な方向には考えておらず、寧ろ「家の中にヤベえ奴が潜んでいた」というふうに考えていたのだそうだ。
「おい、ヤベえから帰るぞ!戻ってくるかもしれねえし!」
「ああ!」
四人で急いで外へ向かう。やはり廊下には誰もいない。急いで玄関に向かったところで。
「…俺の靴がないんですけどぉ」
仕事仲間のうちの一人、Bくんが怯えたような声を出した。玄関を確認すると、確かに靴が一足足りない。
どうやらあの声の主はBくんの靴を履いて外に出てしまったようだ。
「…いいから!そのままでいいから!」
「ええ~…なんで俺の靴履いて…」
「いいから!もういいから!」
泣きべそをかくBくんを宥めつつ四人は急いで車に乗り込み、逃げるように一軒家を後にした。
その家には二度と戻りたくなかったので、仕事も半ばバックレるような形になったという。
▼
その一週間後。Sさんは街中で偶然Bくんに出会った。
「おお!元気か?」
「はい」
軽い挨拶を交わしつつ、何の気なしにBくんの足元を見ると。
Bくんは先日、あの家で失くしてしまったはずの靴を履いていた。
(あれ?あの靴じゃん。え?でもこいつ同じ靴二足持ってたっけ?いやそんな事ないよな…)
Sさんは微妙な引っ掛かりを覚えたが、なんとか脇に置いて会話を続けようとする。
しかし、今度は会話の方が噛み合わない。
「いや~こないだは大変だったよな」
「まあ…そうすね」
「すっげえ怖かったなあ。あんなことになって」
「ええ、…うーん…」
BくんはSさんの発言に対して、いまいち感情の読み取れない微妙な返しばかりをしてくる。
(どうしたんだこいつ…?なんか気持ち悪いな…)
違和感を処理しきれなかったSさんは、会話を早めに切り上げてBくんと別れた。
▲
街で出会ったBくんの様子がどうにも気になったSさんは、他の仕事仲間に連絡を取った。
「…でさ、あいつって同じ靴二足持ってたっけ?」
「いやあ…多分持ってないと思うよ」
「う~ん…ちょっとさ、みんなでBん家行ってみようよ」
「確かになんか気になるな。行ってみるか」
三人でBくんが一人で住んでいるアパートの部屋へと赴く。
アパートの前に辿り着くと、Bくんの部屋の窓に明かりが灯っているのが見えた。
「おお、いるいる」
「行ってみようか」
玄関のドアの前まで行き、呼び鈴を鳴らしてみるが。
「…あれ?」
Bくんが出てこない。
「え、でも電気点いてるよな?」
「じゃあ…風呂とか?」
「いやでも…」
同行した仕事仲間が、その場から見える風呂場の窓を指差す。
「これどう見ても風呂浸かってる感じじゃないじゃん」
「まあ…たぶんいないよな風呂場には」
「じゃあなんか…コンビニとか行ってて、でもすぐそこだから電気とか全部点けっぱなし…みたいな?」
「あ~。それかも」
「ちょっと待ってみようか」
みんなで玄関のドアの前でしばらく待つことにする。
しかし十五分程度が経過しても、Bくんが帰ってくる様子はない。
何回か携帯電話で連絡を入れてみたが、出ない。
「なんだ…?」
「う~ん…」
皆で首を傾げていると、
ごとっ
ごん
ドアの向こう―部屋の中から音がした。
「…ん?」
「え、いるんじゃん」
「どういうこと?」
「あ、アレかも」
「アレ?」
「ほら、いま部屋に彼女とかがいてさ、そっちのアレで外に出れないとかじゃない?」
「あ~。それかもね」
そんな会話を交わしつつ、Bさんは何気なくドアポストの蓋を開いて中の様子を確認することにした。
そのアパートは家賃が安いこともあってセキュリティ面が緩く、ドアポストの隙間からある程度家の中を確認することが出来たのだという。
電気の点いた玄関。
そこには靴が一足だけ。例の一軒家で「何か」が履いていってしまったはずの靴。
(え、他に靴ないけど…Bしかいないってこと?)
そう思いながら、視線を動かすと。
空になったペットボトルが何本か転がっている。
Bさんはすぐに違和感を抱いた。
(え?あいつ結構几帳面なタイプでこういうの嫌がるはずなんだけどなあ…)
Bさんは綺麗好きなところがあり、部屋の中もかなり綺麗に片付いていたという。故に、玄関先の廊下という目立つ場所に空のペットボトルが転がっていることがかなり奇異に感じられたのだそうだ。
違和感に導かれるままにペットボトルを凝視する。徐々にラベルに何が書いてあるのかが分かってくる。
それは、”よくわからないメーカーのお茶”のペットボトルだったという。
すぐにピンと来た。
これはたぶん、格安の値段でマイナーな会社が製造した飲料を販売しているタイプの自動販売機で売っているタイプのお茶だろう。
そしてBさんは思い出した。
例の一軒家。
あの家からほど近い場所に、確かそういった格安の飲料を扱っているタイプの自販機があったはず。
もしかして。
このお茶は、例の家の近くの自販機で”誰か”が買ってきたものなのではないか―
❖
「…そこでウワッ!ってなってさ。そっからもう、Bの家には二度と行ってないんだよね」
「え~!めっちゃ怖いじゃないですか!」
想像以上に怖い話を聞けたFさんは内心ほくほく顔だった。
「えーっと、この話って他の人に話したりしても…?」
「あ、うん。全然良いよ」
「ありがとうございます!」
・・・
それからしばらくの間、「お茶を出されちゃった話」はFさんにとって鉄板ネタとなった。
非常に怖い話なだけあって、聞き手の反応が抜群に良かったのだそうだ。
そんなある日のこと。
Fさんは、Mさんという知り合いにいつものようにこの話を語ってみせた。
「これはね、なんていうか、チョイ悪な感じのSさんって人から聞いた話なんだけど…」
いつもだったら、聞き手はFさんの語る「お茶を出されちゃった話」に聞き入って、途中途中で細かいリアクションを挟みつつ、最後は怖がってくれる、そのはずなのだが。
その日は違った。
Mさんは怪訝な表情を浮かべたまま、黙って話を聞いている。思い返してみれば、MさんはSさんの名前が出た瞬間からずっとこんな表情を浮かべていた気がする。
(ん…?なんだろ…)
Mさんの態度に違和感を覚えつつ、最後まで話を語り終えた。Mさんは相変わらず怪訝な表情のままだ。
「えっと…なんか…僕の話、分かり辛いところとかありましたか…?」
「いや、そうじゃなくて、うん、そうじゃないんだけどさ…いやその…おかしいんだよなあ…おかしいよ?」
「え、何がおかしいんですか?」
「いや、君の話がおかしいんじゃなくてね。…う~ん…俺さあ、同じ家に行ったOって奴の話を多分知ってるんだけど…」
「え!そうなんですか!?じゃあこれ本当に実体験だったんだ!」
少し興奮気味のFさんとは対照的に、Mさんはさらに考え込んだような表情になる。
「えっと…いや…う~ん…えっと、最初に…家に?行って?家具を運び出す仕事…だっけ?」
「あ、はい」
「だよね。…なんというか…そこが違うんだよね」
最初、FさんはてっきりSさんが「それ以上は言えない」と濁した、細かいディテールが聞けるのだと思ったのだそうだ。
「ああ~じゃあ実は夜逃げだったとか、そういう…」
Mさんは被りを振って、静かに語り始めた。
いや、あのねえ。…その…Sの親戚にねえ、一人暮らししてたおばさんがいたらしいの。で、その人が亡くなって。それから家の中…家具とかが全部そのまんまになってるんだけど、そのおばさんって言うのが…なんていうのかな、すごい色々ルーズな人だったらしくて。
だからもう、家のあちこちの…その、箪笥とか棚の抽斗の中に現金をそのまま入れてたらしいのね。だから、家具類と一緒にそれが全部そのままになってる、と。
で、Sってちょっと悪い奴だからさ、その…。
その親戚の家に入れる場所とか知ってたのね、Sが。だから、そこで小遣い稼ぎできるぞ、って言い出したらしくて。
で、Sの周りのみんなは、それは流石に窃盗じゃないですか!って抵抗したんだけどさ。何人かの後輩を無理矢理説き伏せて一緒にその家に連れてった…って話なら知ってるのよ。
だから最初違う話かなあ、って思ってたんだけど…途中から展開が全部一緒だからさあ、これ…そうだよね?
…全然話が違う。
Fさんは流石に面食らったという。
「…え?…あれ?じゃあSさんは最初から知ってる人の家に入ったってことですか…?」
「そうなんだよね。酷い話なんだけどさぁ…あー、でもそっからも微妙に違った気がするんだよなあ…」
「ええ…まだあるんですか…」
「うーん…じゃあ今度Oにさ、家に行ったときの話をもうちょっと細かく聞いてみるわ」
「え、良いんですか?」
「うん。まあ、話してくれたらだけどね」
「ああ…はい。じゃあ聞けたらでいいので、よろしくお願いします」
しばらくして、Mさんから連絡があった。Oさんに改めて当時の状況を細かく聞いてくれたのだという。
まず、前段はMさんが話してくれた通りの内容で間違いないそうだ。
Sさんの親戚の一人暮らしの女性が何らかの理由で亡くなり、彼女の住んでいた家が手付かずの状態のまま放置されていた。
その女性が家の中のあちらこちらに遺した現金を集めて小遣い稼ぎをしようと画策したSさんは、何人かの後輩を無理矢理同行させるかたちでその家に赴いた。
そして、そこからの話。
家の一番奥の部屋に箪笥や棚といった収納家具が集中して置かれており、その抽斗の中には小銭がいくつも入っていた。
しかし、部屋の中に残った金銭を探し回るSさんとは対照的に、Oさん達は良心の呵責に苛まれて全く気乗りしない状態だったという―そもそも、これは完全に窃盗であり犯罪なので当たり前のことなのだが。
そこでOさん達は一応家具の抽斗の中を確認し、現金を見付けたらSさんに「あった」と報告するだけの作業に回った。
それからは、自分たちが見つけた現金を夢中になってかき集めるSさんを、何とも言えない気持ちで眺めていたのだそうだ。
「…じゃあ、もうこの部屋はあらかた見たから、別の部屋行ってみるか」
Sさんがそう言って別の部屋に向かおうとした刹那、頭上から襖の開くような音がして―
そこからはSさんの語った話とほぼ同じである。
階段を降りる足音がして、途中でととととっ、と段を踏み外したように足音が乱れて、廊下にどんっ、と強い音が響いて。
しかし。
その直後に響いた女性の声。
Sさんの話だと「人が来てるじゃないの」、と不特定の来客を憂うような内容だったその言葉は、実際には。
「しょうちゃん来てんじゃん…」
という、明確に誰かを名指しするものだった。
それを聞いたOさん達は、すぐに解ったのだという。
この「しょうちゃん」は、家族か親戚がSさんを呼ぶときの愛称なのだろう、と。
それからの部分もSさんの話とほぼ同じだったそうだ。
冷蔵庫の音がする、やがて玄関の引き戸を開ける音がして、Sさん達は「いや、死んでるって言ってたじゃないですかあ!」などとひと騒ぎして、あわてて玄関から外に逃げ出そうとして。
…しかし、Sさんの話だと”Bくん”の靴がなくなっていた、ということだったが。
実際に玄関から消えていたのは、他でもないSさんの靴だったという。
もちろんその場で「どうしよう!?」という話になったのだが、家まで車を走らせていたのはSさんではなく後輩のうちの一人だったので帰るのに問題はないだろうと判断し、皆で慌てて車に乗り込み逃げるようにその場を去ったのだそうだ。
「…それで、Sさんの話だと、Bって奴の家に行ったら変なことになってた、ってことになってたじゃないですか。…それは、実際にはSさんの様子がおかしくなった、って話になって…それでSさんの家に行ったときの俺らの体験なんです。…まあでも、家の中にいたSさんだったら、俺らと同じ視点でも喋れるのかな、って…」
Oさんは声を震わせながら、Mさんにそう語った。
だから、かあなっきさん。
僕は怖い話を集めるのをやめたんですよ。
Fさんはそう話を締めくくったのだという。
◇この文章は猟奇ユニット・FEAR飯のツイキャス放送「禍話」にて語られた怪談に、筆者独自の編集や聞き取りからの解釈に基づいた補完表現、及び構成を加えて文章化したものです。
語り手:かぁなっき
聞き手:加藤よしき(※この話の披露時には離脱済)
出典:"禍話インフィニティ 第三十六夜"(https://twitcasting.tv/magabanasi/movie/789962872)より
禍話 公式twitter https://twitter.com/magabanasi
☆高橋知秋の執筆した禍話リライトの二次使用についてはこちらの記事をご参照ください。