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Art-SchoolのEMI期3作の感想文

 最近になってArt-Schoolを聴くようになり、ぼちぼちCDも集まり始めたので無駄に感想を書いていく。これからも連載として続けて行くかはまだ不透明だけど。
 まだ『ミーン・ストリート』『シャーロット e.p.』を入手できていないので、順番が前後するけどまずはEMI期のアルバムについて書きます。これからも連載として続けて行くかはまだ不透明だけど。


『Requiem for Innocence』

 メジャーデビュー後初のアルバムにして、Art-School初のフルアルバム。名盤として有名ですね。
 満を持してサブスク解禁されたし、いま中古店を巡ったら安く買えるんじゃない?という希望を持っていたが、全然そんな事なくて結局ネット上で1000円越えの普通の値段で買った。ユニオンでも1500円とかするみたいだし、もうこれは仕方ない。根気強くブックオフを探せば500円で入手できることもあるらしいので、それ狙ってる人は頑張ってください。
 ちなみにボーカルの木下氏は「サブスク解禁されるまで今作を聴く際はyoutubeにあった違法アップロード音源を視聴していた」と最近のライブで白状したらしい…。
 ジャケットデザインは日本を代表するCDジャケット・デザイナーの一人、木村豊氏ことCentral67。

 ひとことで言うと、めちゃくちゃ良いアルバム。
 メジャーデビュー以降のArt-Schoolの感覚が過不足なく発揮されており、「Art-Schoolってこんなバンド!」ということがこんな文章読むよりも直感的に実感できる作品。

 今作最大の魅力は、これ以降の作品からは消し飛んでしまうユーモアの感覚と軽妙さ。それはつまりポップミュージックとしての領域の面積が広いこと。
 特に冒頭3曲はこのバンド特有の叙情性が余裕が感じられる空気感の中で発揮される曲となっていて、これはこの後のEMI期作品ではまず聴けない作風。

 メジャーデビューシングルの表題曲として選ばれた「DIVA」は、スローテンポのメロから爆速で疾走するサビへの切り替わりが涙が出そうなぐらいキャッチーな名曲で、素直に「あ~これはシングル向きだな」と思えるポップさが発揮されている。
 やけっぱちな歌詞と奔放にパワーポップしているトラックの相乗効果がメーター振り切ってる「車輪の下」も最高。この曲は元々『MISS WORLD』に隠しトラックとして収録されていた曲なのだけれど、こちらのテイクはテンションが振り切れていて素晴らしい。あっちもあっちで味があるけど。

 中盤辺りからは打って変わって、後の作品群に近いシリアスな空気が主導権を握り始める。
 どうもこの頃には既にバンドの内情が壊れ始めていたらしく、それ由来の微妙な不穏さが滲み出てしまっているような感じがある。「助けて」を連呼する「サッドマシーン」なんかは特に。
 ただ今作に於ける「ポップで軽妙な空気」と「シリアスなトーン」の混在はアルバムの中に良いバランスの対比を作っており、アルバムの完成度の向上に貢献している。
 何よりそのシリアスパートにも「アイリス」みたいな微妙に面白い曲があったりするのはやっぱりこのアルバム特有の空気。

 絶対本人も無理あることを承知で歌ってるだろババスワレーは。
 何よりこれらのシリアスな曲群も、これ以降と比較するとまだ若干のポップさがある。というかこれ以降が重すぎる。

 今作のポップさとシリアスさの中間に位置していて、曲順的にもちょうどアルバムの中心に近い7曲目に配置された「欲望の翼」は掛け値なしの大名曲。
 極端なオフとオンを行き来する曲構成の中で炸裂するシューゲイザー的轟音と、虚無感と切なさが交錯するメロディの取り合わせが本当に堪らない。

 そんなまだ少しポップな空気が残る中にあって、身内の不幸に端を発して制作されたという同名EP表題曲「シャーロット」の凛とした佇まいは本当に際立っている。
 邦楽史に残るであろう異常に深淵なイントロが持つ、空気を捻じ曲げる力があまりにも強すぎる。このバンドが多用する「サビで一回マイナー調に落として、その後にイントロやサビのメロディに戻すことによってそちらにサビ以上の盛り上がりを配する」という手法が最も効果的に際立っている楽曲なんじゃないかと思う(いやディスコグラフィを全然聴き進められていないので、今後「この曲シャーロットよりすごいじゃん!」が発生する可能性は全然ありますが)
 歌詞も木下氏特有のセックスの話を交えつつ何やら祈りじみた諦観が書き綴られていて、制作のバックグラウンドに肉親の不幸があったというのは凄くよく分かる感じがある。「正気なうちに」ってフレーズの引力がヤバい。この後バンドが正気じゃなくなってしまう史実も含めて。
 …ところでシャーロットって誰?もっとも、それを言い出したら「アイリス」も誰?となりますが…。

 そしてラスト「乾いた花」。
 先項「欲望の翼」と同じくポップさとシリアスの中間に位置する、それでいて明確に前を向く意思を内包したこれまた素晴らしい名曲で、これがラストに来ていることによって「今作はやっぱりまだ希望を残したアルバムなんだな」と思わせられる。
 次の『LOVE/HATE』の結末は完全に真逆のことになってしまうのを知っていると何とも言えない気持ちにもなるが。

 名曲ってすげえ書くじゃん!って思ったでしょ?マジで名曲が何曲も入ってるからしかたない。
 少しの余裕を感じるポップさと、この後の作品でどんどん濃くなる影の気配が絶妙なバランスで配合されたとても良いアルバムで、多分初心者には一番お勧めの作品。私も初心者ですが。
 これがこの前までサブスクで聴けなかったってのは悪夢。聴けるようになって良かったね。

『SWAN SONG (disc 1)』

 限定生産のシングル盤。
 洋楽のシングル宜しく「disc1」と「disc2」の二種類が販売され、それぞれ収録曲数と内容が違う。
 都内のユニオン某店に2枚揃って入荷していてどちらも1000円越え、特に「disc1」については1200円とそれなりの値段だったので一回尻込みしたんだけど、帰ってからネット出品見たらその値段で買う方が難しい感じだったんで普通に後悔して、数日後にもう一回その店舗に行ったらまだあったので「disc1」のみをエイヤ!と購入、という経緯がある。

 今作、シングルのはずなのに何故そんな高いのか。
 まず限定生産アイテムというのがひとつの理由。ただ、収録曲3曲全てをベストとB面集でフォローできる「disc2」は正味コレクターズアイテムとしての価値が高いというだけ。
 問題は「disc1」こちらは6曲入っている上にB面集でもフォローされていない曲が2曲あり、それでいてサブスク未解禁なので未だにこの盤でしか聴けない曲が2曲存在しているのだ。しかも3曲ぶんのMVと「ロリータキルズミー」のライブ映像を収めたDVDも付いてくる。

 そのうちサブスクに出してくる可能性もそれなりにあると思うけれども、それでも値段が下がるかはなかなか微妙。
「disc2」はともかく、「disc1」にはDVDが付属していることもあってサブスクでフォロー出来ないコンテンツがどうしても残るし、つーかそもそもその理論で言ったら『Requiem for Innocence』も安くなって良い筈だし。

 今作、もうどうしようもなく暗い。
 そもそもこの前のシングル曲「EVIL」からしてもう手のつけようがないぐらいにダークサイドに落ちているのだけれど、メロディもわかりやすくダークだった「EVIL」に対して、今作に関しては6曲とも『Requiem for Innocence』と楽曲を構成する要素は割と似ているのにもかかわらずその全てから完全に余裕が消えているのでよりインパクトがある。
 全編通して「目が死んでいる」感じがすごい。

 1曲目「LILY」からして「生まれてこない方がよかったなんて言って」ですからね。
 この曲も「サビで一回マイナー調に落として、その後にイントロやサビのメロディに戻すことによってそちらにサビ以上の盛り上がりを配する」系の曲なのだけれど、そのサビが聴いているだけで息が詰まるようなグランジ的激重フレーズなので、最初に聴いた時は「お、叙情的で良いメロディじゃん」と思っていたイントロのフレーズがサビを挟むことによって「え、これってそんな余裕のないフレーズだったんだ…」と気付いてオロオロすることになるという。
 曲の後半に於ける、ギターの音がクリッピングしまくっているミックスは「精神に余裕がない人」をそのまま音楽にしたような負の迫力に満ちていて、精神が落ちている時にこれ聴いたら本当にヤバいんじゃないか…と思わせる怖さがある。

 その後もメロディやアレンジはポップなのに虚無と悲観に塗れた曲ばかりが並んでいて、異常なインパクトがある。
 軽妙なアレンジなのにメロディにも歌詞にも歌唱にも一切の救いがない「DRY」も良いけど、個人的には今作の作風である”『Requiem for Innocence』の収録曲から余裕とユーモアの一切を取り去った”感がひときわ強い「OUT OF THE BLUE」がとても好き。「開いた口が塞がらない」ってサビで歌う曲あんまりないと思う。

 そんな今作で私が一番好きなのが「LOVERS」。
 私、EP『MISS WORLD』に入ってる「1965」がすごい好きなんですよ。あの全く飾り気のないところから急に良いメロディを出す感じが。
 この「LOVERS」は、その「1965」をまんまアップスケールしたような曲。本人達も意識していたのか、曲の中でフックとして用いられる「アー」というコーラスは「1965」に登場したものと全く同じフレーズだったりする。
 一方でここでは素気のなさ・盛り上がらなさを志向していた「1965」とは違って全編にシューゲイザー的な爛れが詰め込まれていて、サビなんかはほとんど同じコード進行なのに随分と様相が変わっている。
 その上では精神がボロボロになったときに偶に訪れる「全てがふわふわして感じられる一日」に於ける、取り留めのない思い付きを切り取ったような言葉が歌われている。故に他の楽曲と比べると若干優しい諦観が広がってはいるんだけど、結局何も救われていないのは一緒であることも自覚している。
 この袋小路感がどうにも切ない。終盤の「何一つかなわずに」の連呼が全てを象徴している。
 そんなこんなでめちゃくちゃ好きな曲です。今後このバンドを聴き進めていくうえでも、この曲が個人的ランク上位のポジションから動くことはなさそう。

 最後には表題曲であるメジャー調パワーポップ「SWAN SONG」が置かれていて、ギリギリで前を向こうとする意思表明を行っているのだけれど、ただそれもあくまで精神がボロボロではあるけど未来に対する希望はまだ捨てていない、みたいなスタンスなので本当にギリギリ。
 トラックもポップでキャッチーではあるんだけど、冒頭から流れるドローン系の音色で分かるようにやはりどこかしらが微妙に歪んでいて、例えば「車輪の下」辺りと比べると「やっぱこれ暗いよな…」と思わされてしまう。

 もうこの頃にはバンドは完全に崩壊状態だったはずで、木下氏自身も「disc2」収録の「MEMENT MORI」の歌入れ中に泣き出してしまうような状況だったらしく、その閉塞感が楽曲に反映されている。
 それ故の残酷な統一感が、『LOVE/HATE』の直前にギリギリ美しさとして収斂可能なレベルで収められた作品だと思う。
 熱心なファンのひとが最高傑作に挙げるのも納得の名盤。サブスクに来てほしいね。
 ただ一つだけ。「SKIRT」は『LOVE/HATE』と音源自体は同じなんだけど、『LOVE/HATE』で聴く方が好きです。こっちの曲順も悪くはないけどね。

 ところでジャケットデザインのクレジットが無いんですが、誰によるものなんでしょうか。なんとなく木村氏じゃない気配もあるのだけど。

『LOVE/HATE』

 2ndフルアルバム。
 初回盤にはボーナストラック「SEAGULL」が追加収録されている。
 何故か終曲「SONNET」と同じトラックに無音を挟んで収録されているという隠しトラックスタイル。
 サブスクでも初回盤の「SEAGULL」付き音源が採用されているので、レア盤化はしていない。私は普通に初回盤をブックオフの300円コーナーで買った。
 それにしてもマジでジャケット良いですね。木村氏ならではのセンスが炸裂している感じがある。

 ファンが最高傑作に挙げる確率も高い名盤ではあるのだが、同時に余裕もクソもなければ、もはや美しさすらなくなってしまった極北のアルバムでもある。
『SWAN SONG』はネガティブに対する自己陶酔がまだほんの少しだけ含まれていたような感じがあったけど、今作に至ってはそうした自己憐憫の体すら整えられておらず、殆どの収録曲で「苦しい」「辛い」しか言っていない。

 今作の歌詞で描かれているネガティブの殆どは、「自分も幸せになりたいがそんなことは許されるはずがない」という一番キツい部類のもの。
「アパシーズ・ラスト・ナイト」辺りはまだそのネガティブをポエム的なものに落とし込めているかな、と思うんだけど、それでも『Requiem for Innocence』の時期のようなネガティブを一種のユーモアに落とし込んでいた余裕は全く見受けられない。
 木下氏お得意のセックスの話も、今作に於いては「経験の記憶が現在の自分を傷つける」という文脈で用いられていることが多い。とにかく異常。
 それでも後半のシングル曲にして大名曲「UNDER MY SKIN」、どこか「シャーロット」に通じる静謐さを持つ「プールサイド」、Radioheadの某曲を思いっ切り引用したトラックの上で祈りのようなものを歌う「しとやかな獣」の3曲には詞・曲ともにボロボロの状態なりに折り合いを付けようと試みている感じがある。
 じゃあここから「SWAN SONG」のような結論に向かうのか…と思いきや、今作は精魂尽き果てた後みたいな曲調の「SONNET」でそんな自らを完全に嘲って終わってしまうので、本当に救いがない。
 初回盤のみ収録のFountains of Wayne某曲丸パクりパワーポップ「SEAGULL」に至っては完全に躁状態。しかも歌詞は本編のトーンと全く同じでただ自嘲と絶望が書き散らされていて一切の救いがない。ヤバい。

 結果として、今作は逃避としての自己憐憫に陥ろうとしてもそこにある一種の自己陶酔に対して自覚的になってしまい、それがまた自傷的な自己嫌悪に繋がる…という悪循環を14曲+1曲でひたすら繰り返している。
 なにやら「自」という漢字が大量に含まれた文章が出来てしまったが、何故かというと今作における絶望は全てが「自分」という主観の中でサイクルしていて、外部への怒りなどに収斂しないからだ。他者の存在が「何かを伝えても届く筈がない相手」として描写されていることが非常に多いのも今作の特徴。
 表題曲「LOVE/HATE」やラストの「SONNET」が『LOVE/HATE』の価値観を良く表している。特に「LOVE/HATE」は名曲なのだけれど、内容としては詞も曲も完全に燃え尽きていて凄まじいことになっている。もはや遺書みたいな様相。
 実は「モザイク」は誰かにキレているっぽい感じがあるからこれだけは例外か…と一瞬思ったけど、よく読むと被害妄想的な絶望と「結局は他人」という諦観がベースにあるのでこれも外に向いてねえな…。

 アルバムの曲順もすさまじくて、というのも「イノセント」「ジェニファー'88」といった溌溂としたメジャー調の曲のあとには必ず「アパシーズ・ラスト・ナイト」「BELLS」というその溌溂さを潰すような曲を用意している。
 歌詞が終わっているぶん、メジャー調の曲を固めて空気だけでも明るく突き抜けれさせればどうにかなりそう(今になって思えば『SWAN SONG』の「DRY」「OUT OF THE BLUE」「LOVERS」の流れは少しそういう感じがあった)なものを、アルバム全体の価値観がそれを全く許さない。
 なので今作のメジャー調の曲は全て「でもまあ全然辛いままなんですけどね」という自嘲を感じさせる空気を孕んでいる。

 この頃バンドの状態はもう完全にぶっ壊れていたらしく、youtubeでこの頃のテレビ出演映像を見ると全員顔が死んでいる上にメンバー間の空気が完全に終わっていてヤバい。特にギターの大山氏は完全に精神を病んでしまい、脱退後に一旦音楽業界から離れるまでに至る。
 このアルバムではバンド内の最悪な空気感がダイレクトに楽曲に反映されていて、とにかく逃げ場がない。聴く度に「よくこれレコーディングできてるな…」と思わされる。
 しかし音楽作品というフィールドの特殊性が逃げ場のなさを(当時のテレビ番組で本人達も認める)「音楽作品としての統一感」に変換していて、結果として今作をかけがえの無い名盤に押し上げているのが、皮肉というか残酷というか。

 この前、一昔前の価値観っぽい「バンドをやるにあたっての覚悟」みたいな話が小バズりを起こしていて、その際に「ちゃんと生活を優先しつつ音楽を続けることの尊さ」を説く、それ自体は非常に正しい意見が反論として発されているのをよく見かけた。フォロワーもそんな意見をポストしていた。
 音楽関連のトレンドに関してはよく長文投稿をかます私がその流れにあんまり乗り気になれず何も投稿しなかったのは、今作を傑作と思ってしまう自分がいるから、というのが実は大きい。
 今作はバンドのブレーンもプレイヤーもズタボロになり、実際に日常生活すらままならなくなる人物まで出るような惨状の結果として生成され、更にはズタボロな自らの様を包み隠さず眼前に突き付けている作品なわけで、それを傑作と思ってしまう感性の人間がそんな正論を吐いたり同調したりしても何の説得力もないんじゃないか、と自信がなくなって沈黙を選ぶことにした。
 このアルバムは返す返すもマジで終わっている。でもその「終わっている」ことこそが、この作品を壮絶で気高い傑作足らしめている。罪深い名盤。

 その中にあって、シングル『SWAN SONG』の収録曲から唯一選ばれた「SKIRT」だけは極めてパーソナルなノスタルジーに近い何かとそこに届かない自らの虚無が書き綴られた楽曲で、叙情的で胸を打つメロディが演奏されるトラックも含めてかなり際立っている。
 アルバムの中でここから「UNDER MY SKIN」に至る流れだけはちょっと特別な感じがある。
 個人的にアルバムの中で一番好きな曲で、同時に『SWAN SONG』の中にあるよりも荒れ果てた『LOVE/HATE』の中に佇んでいる方が圧倒的に輝く曲だとも思う。この曲好き過ぎてカバーしました

 ちなみに私が初めて聴いたArt-Schoolは実はこのアルバム。
 エラいところから入ったな、と我ながら思うけど、一方で『Requiem for Innocence』と同じくらい、あるいは『Requiem for Innocence』以上にこのバンドがどういうバンドかということが伝わる作品でもあると思う。他の作品を聴く度にその思いは強くなる。
 …でも私は結果オーライだったとはいえ、他の人もここから入って良いのかについては…?

今後について

 何度も書いたように連載になるかどうかは不透明だけど、アルバム『YOU』の表題曲にして最高バンドMoritaSaki in the poolの指針にもなった超名曲「YOU」について書きたいので、今後も気が向いた時に頑張ってみますかね。