臨床で意識している問診
こんにちは。
clinical therapist(@ct_msk1230)です。
私の自己紹介に関して記事を書いて以降は”初”の記事になります。
温かい目で見守っていただけると幸いです。
以下は私の自己紹介になります。気が向いた際に一読ください。
このnoteでは臨床的な視点で、普段私が考えている事、実際の臨床に有用な知識・アプローチ、エビデンスなどの運動器疾患に関した内容を中心に発信しています。
今回の内容は
臨床場面で実際にやってる問診
何を聞いてるの?
どんな考えでしてるの?
目的は?
臨床経験が少ないPTであれば少し気になりますよね??
今回の内容としては私が実際に臨床で行なっている問診に関して一例を交えながらお伝えできればと思います。
それでは、行きましょう!!
問診で聞く内容
まずは私が実際の臨床で聞いている問診の内容に関してお伝えできればと思います。
例えば教科書的な部分で言うとこんなところでしょうか?
・主訴
・hope
・現病歴
・社会的な背景
、、、、、、etc
もっとあると思いますが、ざっくりと。
また、状況によっても聞く内容は変わってきますよね。
例えば、
術前または術後
クリニックに来た初回
訪問やデイサービス
痛みが主訴なのか機能面での問題が主訴なのかでも変わってきますよね。
ある程度、上記で示した様な教科書的な項目はどの様な場面でも聞くと思います。
それらに付け加えて状況に応じて問診の内容を選択できると良いかなと思います。
状況によっても問診できる時間は変わってくると思いますので。(例えば、クリニックで1単位での診療であれば問診は精々5分程度しか取れないため)
問診で聞いた内容からどの様に考える?(一例を交えて)
さて、基本的な所は回数をこなしていく事が重要かと思います。
もっと重要なことは問診で聞いた内容から出来るだけリーズニングして評価や治療につなげていく事がより重要であります。
具体的に一例を交えてご紹介したいと思います。
例えばこんな患者さんが来たとします。
肩関節周囲炎でリハオーダーが出た患者さんの外来初回の場面を想定してみてください。
患者さんと会う前に一通りカルテなどで情報を収集すると思います。(主治医の診断について、画像的には問題が無いかなど)
場合によっては情報収集できないこともあるかもしれませんが。。。。
目の前に来た患者さんの主訴は痛みであったとします。
ここで聞く内容としては
痛みに関して色々聞きますよね?
痛みはどこですか?
どれくらい痛いですか?
どんな時に痛みますか?
いつから痛いですか?
これらを聞いた上で考えなければいけない事として
”病態の推察”
です。
病態の推察が大切な理由としては
運動療法や徒手療法などの治療が適応なのか
どの様な病態で痛みにつながっているのか
予後や治療回数・時間はどれくらいかかりそうか
・例えば痛みが長い期間続いている様な場合であれば
拘縮が生じているかもしれません
痛み感受性が高まっていて慢性化が起きているかもしれません
この様な場合は治療自体が長期間になったり、予後も悪いかもしれません。
・例えば痛みが安静時からある場合であれば
炎症が生じているかもしれません
組織損傷が治癒していない急性期の病態かもしれません
この様な場合はそもそも運動療法等の適応とはなりません。
この様に問診から病態を推察し、そこから理学所見を取っていくための評価の選択、治療へと進んでいくことが大切になります。
痛みに限らず、あらゆる主訴においても病態の推察は重要だと思います。
是非、意識して臨床における問診を行ってみてください。
僕もまだまだ稚拙な部分があると思いますので、何かご意見やご指摘があれば是非TwitterのDMなどいただけると幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
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