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限界アイドルオタク社会人、大学生になる。#14 初めての東京駅サピアタワーでの講義!オフィス街のド真ん中で今更ITパスポートを入門する【産能通信】

皆さんこんにちは。ちゃそぴです。

もう12月。時が経つのはあっという間なもので来年は2025年。そしてその9月に単位が間に合えば晴れて卒業できて大卒資格を得られ、学士となります。今は卒業に向けて一つずつ単位を獲得しては歩を進めております。
筆者は11月上旬に「ITパスポート入門」という科目を受けてきました。15,000円という大金を支払いましたが、その対価として極上の先生と出会い知識を深める事が出来ました。サピアタワーという設備が整った綺麗なオフィスビルで中身の濃い講義を受けられたような気がします。今回はその内容についてまとめていきたいと思います。

■筆者の簡単な自己紹介
・産業能率大学通信教育課程 ビジネス教養コース4年次
・29歳独身一人暮らしの男。横浜出身のどこにでもいる会社員(システム系)
・過去にIT系、金網製造メーカーにて営業経験あり
・専門卒。今後の転職への準備と大卒資格を得たい為に実費で産能入学を決断(両親は共に大卒資格なし)
・現在は上野通教奨学金獲得をお目当てに勉強に邁進中
一応アイドルオタク。主に日向坂46と東京女子流現場にいます
・その他野球、音楽、ドライブなどが好き(ここはマチアプではありません)

初めてのサピアタワーで集中講義

東京駅を出てすぐの立派なタワーはオフィス内も綺麗です

産能のスクーリングではオンラインや自由が丘にあるキャンパスに行く他にも、東京駅を出てすぐにあるサピアタワーという高層ビルの一室にセミナールームがあってそこで講義が行われます。大阪にもセミナールームがあり、阪神梅田駅から徒歩3分の場所にある大阪富国生命ビル内の一室で行われるとの事です。
さて今回は初めてサピアタワーで講義を受けるという事で、この2日間は家から東京駅まで電車で往復してきました。満員電車の中に閉じ込められ苦しい思いを味わうと思っていましたが、行きは土日の朝という事もあり意外と快適でした。帰りこそ都会ならではの人の多さでしたが、通勤する時に比べると不思議とストレスになりません。仕事と大学のモチベの違いなのでしょうかね。

サピアタワーに到着すると入口には複数の産能のスタッフの方が。入館方法について一通り説明を受けると入館証となるカードを手渡され、これを受付横にあるゲートにかざすと入館完了。当たり前ですが入館方法はビルのセキュリティ構造によって異なる部分があり、昔営業をしていた頃客先に往訪する時に事前に調べておかないと変なところに時間を割いてしまう事もざらにあって苦戦させられたものです。ふと社畜気味だったあの頃を思い出しました。
セミナー教室がある9階に着くと物静かな雰囲気が漂っており、少し物音がしただけでも部屋に響くほど生徒全員が静かでした。

先生は埼玉県にある某工業大学と船橋にある某ビジネス専門学校で教師をされているA先生。若くて物腰の柔らかいとても親しみやすい先生です。普段から自分達より一通り若い学生の皆さんを日々相手にしている事もあり説明は非常に分かりやすかったです。生徒に対する配慮も忘れず、1時限目が長引いてしまった時には次の講義時間を短縮する思いやりのある部分も見せました。意外とそういった生徒目線での配慮が見られない先生も多くいるという話もよく聞くので非常に有り難いことです。

教科書。400ページ以上と非常に分厚いです

講義内容としてはITパスポートの出題傾向をある程度知るA先生が教科書からよく出題されるワードをピックアップしてはひたすら教科書にマーカーを引き、そこに載っていない内容はメモに書いて覚えるという作業を繰り返していきました。A先生の講義はまるで塾の夏期講習のようにひたすら出題確率の高いワードを厳選してはメモしていくというゴリゴリの骨太スタイルでしたが、そもそもITパスポートという資格はいかに知識量を頭にインプットさせるのかが重要になってきますので、少しでも生徒の頭に植え付けようと先生なりの工夫もなされておりました。流石です。

昼休憩にはサピアタワー内に無人のファミマでパスタとおにぎりを買って食べました。無人と言っても商品を補充するアルバイトはいますが、レジスタッフは1人もおらず自分でレジ打ちを行い、電子レンジによる温めも客自身が行います。電子レンジはもちろん業務用のものだったので最初は操作方法に少し苦戦しました…。
食事はセミナールームのある9階で取ったのですが、そこでのテーブルには全てコンセント口が付いており生徒が気軽に充電できるようになっていました。さすが東京駅に近いオフィスタワー(?)。
横浜に住んでいるとは言え東京には驚かされる事ばかりで、勝手に最先端な体験を無料でしてもらっている感覚になります。決して筆者による横浜disりではない事だけご留意ください。

サピアタワー内のファミマ。なんで「!!」付けてるんですかね

講義が終わってタワーを後にする際、エスカレーターで降りた所の付近にスタバが見えます。誕生日に親戚や友人からスタバの券を貰っていた筆者はこれを機に普段あまり使わないスタバで1日目はホワイトモカ、2日目はアイスコーヒーを頼んで一服していきました。
ちょうどこの頃は期間限定でカップの模様がクリスマス仕様になっていて何とも可愛らしいデザインが疲労困憊の目に癒やしを注入してくれました。

クリスマス仕様のスタバのカップ。これ常駐してほしいなぁ

初めてのアルゴリズム問題に四苦八苦

いきなりですが、筆者は根っからの数学嫌いです…。
四則演算こそ簡単なものは暗算でもできますが、分数や約分などが怪しく計算するにしても時間がかかる始末。2進数や16進数での計算方法、xやyが出てくるとその時点で拒否反応を示してしまいます。こんなやつが12月に簿記の授業を受けるという事で不安しか無いのですが…。

しかしそれ以上にアルゴリズム問題に白目を剥いてしまいました。本っ当に見ただけで吐き気を催します…。

アルゴリズムとは、物凄く簡単に説明すると「コンピュータに指示出しする時の作業の手順書のようなもの」です。しかしこれらの手順は連立方程式のように答えが定まっている訳ではなく、多くの条件によって複雑な分析を行う事で、ユーザーのニーズに合わせて多くのパターンを生み出す事が出来るという訳です。
例えば電車をよく使う人にとって欠かせない「乗換案内」。ここにもアルゴリズムが採用されており、多くのパターンが存在する経路を「到着時間の長さ」「運賃の安さ」「乗換の少なさ」に分けて多くの選択肢をユーザーに提供しています。

横浜駅から上野駅までの経路を例に出しましょう。

経路1:横浜(東海道線)→上野 [早][楽]
所要時間:32分 運賃:571円 乗換回数:0回
経路2:横浜(京浜東北線)→上野 [楽]
所要時間:50分 運賃:571円 乗換回数:0回
経路3:横浜(東急東横線)→中目黒(日比谷線)→上野 [安]
所要時間:64分 運賃:518円 乗換回数:1回

※ジョルダンさんの乗換案内を使用しています

優先的に出てくるのは経路1の東海道線を使ったものとなり、所要時間・乗換回数ともに一番最適なものとなっております。続いてパターン2の京浜東北線は所要時間こそ掛かるものの、運賃と乗換回数はパターン1と変わらず。パターン3は東急東横線から日比谷線に乗り換える手間が出てくるため上記2つに比べて優先度は低いですが、少しでも交通費を浮かしたいと考えるユーザーにとってはベストな経路と言えるでしょう。
このようにアルゴリズムは多くのユーザーにとって最適な選択肢を提供するための欠かせないツールなのです。

さてそんなアルゴリズムなのですが、基本情報技術者試験には以下のような問題として出題されます。

画質低くてごめんなさい

■問題
要素番号が0から始まる配列 TANGO がある。n個の単語が TANGO[1] から TANGO[n] に入っている。図は,n番目の単語を TANGO[1] に移動するために,TANGO[1] から TANGO[n-1] の単語を順に一つずつ後ろにずらして上記の単語表を再構成する流れ図である。aに入れる処理として,適切なものはどれか。

ア:TANGO[i]→TANGO[i+1]
イ:TANGO[i]→TANGO[n-i]
ウ:TANGO[i+1]→TANGO[n-i]
エ:TANGO[n-i]→TANGO[i]

平成23年秋期 問7より(基本情報技術者試験過去問道場のサイトに移動します)

答えは「ア」です。解説とか筆者に求めないでください●す気ですか。
もちろんITパスポートでも同様の問題が登場するので対策は必至。頭を必至に働かせてもA先生の分かりやすい説明を擁しても出来ないものは出来ません。そこは自らの勉強不足という事で今後対策していきたいと思います。

講義後にその具体的な対策法をA先生に質問したところ、こういった問題は結局「問題に慣れるのが一番大事」と助言をいただきました。対策としては「1日に5分でも良いからこういう問題に触れておくこと」との事。掃除と同じで毎日短時間でも良いから実践してみて少しずつ慣れておく事が大切なんですね。まぁ筆者の部屋は汚部屋なのですが…。とにかく、これらをマスターするための近道なんて無いという事なのです。

日曜日、あるトラブルが…。

話は変わって2日目の朝、サピアタワーに入ろうとすると開くはずの自動ドアが開かないのです。入館用のカードは持っているのに、うんともすんとも言いません。
この日は日曜。サピアタワーは閉館日であり受付に人の姿もありません。近くに産能の学生もおらず一人パニック状態になりながら全身汗まみれの状態でタワー内をうろつく筆者。そう、自動ドア横にロック解除用のセンサーがあるとも知らずに…。

授業開始まで残り5分。痺れを切らした筆者は産能に直接電話して助けを求めます。「サピアタワーで入館しようとしても入れないのです」と半ば泣きそうな声で訴えかけました。
電話口のスタッフは「まずは落ち着いてください、カードは持っていますよね?」と言われて頷くと、まずは入れなかった自動ドアの近くまで向かうよう指示されます。「何も無いぞ…?」と思いつつも辺りを見回してみたら自動ドア付近にあるセンサーを見つけました。ようやくです。「見つけました!!」と晴れやかな気分で報告して電話が終わりました。授業開始まで残り1分。猛スピードでエレベーターに乗り9時半ちょうどに到着。たかが30分がかなりの長時間のように感じました。色々ありましたが無事に出席する事に成功しました。
ただ心配性の筆者はその後昼休憩にA先生にエレベーターで2人きりになった時、「今回ギリギリになってしまいましたが出席は大丈夫ですか?」と聞くと笑顔で「大丈夫ですよ、しっかり出席が確認できましたから」と優しい口調で返してくださりました。本当にお優しい先生です。
とまぁ脳内がてんてこ舞いになってしまった筆者ですが、初めてサピアタワーで日曜に講義を受ける皆さんは焦らず自動ドア横のセンサーでカードをかざして入館しましょう。多分筆者が異常なだけですが…。

試験内容も実践形式

試験は記述問題はなく全て選択式の一問一答問題が50問ありました。試験時間は60分なので、ITパスポートの試験時間である100問120分に則っておりかなり実践的です。
講義内でも時間の使い方についてA先生がご教授くださったテクニックを駆使してうまく時間を使ったつもりではあったのですが、結局アルゴリズム問題で大ブレーキとなってしまって見直しの時間が削られてしまい、結局最後までアルゴリズム問題に苦汁をなめる結果となりました。A先生の言う通り1日に少しでも問題に触れてみて慣れる必要がありますね。トホホ…。

評価は…。

「A」でした!やったー!ちなみに講義後3週間という脅威のスピードで成績が付きました。普通は判定までに1ヶ月ほどは掛かりますので仕事が速いですね。計算問題関連で自信のない部分もありましたが、とりあえずは一安心。GPAは2.69→2.71へ上昇。ごく僅かですが千里の道も一歩から。頑張ります。

しかしふと考えると「ITパスポートよりも基本情報を受けたほうが良いんじゃないか?」と考える自分もいて、会社でも応用情報の資格を持つ上司に相談した所「ITパスポートは辞めといたほうが良いよ」と返されました。
A先生にも相談するとITパスポート試験と基本情報技術者試験の科目Aの内容にさほど変わりはないとの事。裏を返せば2月に受講予定の「ITパスポート対策講座」をしっかりと受けて反復練習をした上で科目Bの対策をすれば基本情報も突破できるという事ですねホジホジ(基本情報ナメるな)。とにかくこの2つの科目を集中的に行って基本情報に合格するための礎を築いていきたいと思います。

この科目は筆者のように基本情報技術者を狙う学生さんにもオススメですし、もちろんITパスポートを修得される方も是非受けてほしいです!15,000円という授業代は決して安くありませんが、質の高い内容で知識を深められるのであれば良い自己投資になると言えるでしょう。
ちなみに筆者はこの講義を受けた後基本情報の科目Aのみで過去問を受けてきたのですが、見事に正答率40%を叩き込みました!(合格ラインは60%以上です)

という事でブラックフライデーでテキストを購入してきました(ITパスポートの教科書じゃダメなんかい)(正直ちょっと読みづらいんだもん)。基本情報での界隈ではキタミ式と並んで評判の高い栢木先生の参考書を購入しました。科目Bについては買う物自体は決まっているものの予約待ち状態なので今後また報告できればと思います。

という事で今回はここまでとなります。
次回は笑顔の素敵な講師の元、心理学初心者の筆者がそのいろはを学ぶ「人間関係の心理学」での学習内容について書いていきたいと思います!

最後までご覧いただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!

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