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限界アイドルオタク社会人、大学生になる。#8 楽しい2日間はあっという間!モノホンのソムリエからワインの奥深さを知る【産能通信】

皆さんこんにちは。ちゃそぴです。

もういくつ寝るとGWですね。筆者はGW真っ只中に行われる東京女子流のライブに応募して当選したは良いものの、入金を忘れてしまう有り様で予定がほぼ無くなってしまいました…。100%自業自得なのですがシンプルにしんどいですね。はい。

そんな管理能力の低い筆者は2月、土日を使って大学に足を運びワインに関する基礎知識や製造過程を学ぶ「教養としてのワインの知識」を受講してきました。なお講義からブログ更新に至るまで2ヶ月も経過した模様。前回は1月に「教養としての日本酒の知識」にて日本酒にまつわるノウハウを学んできたのですが、ワインも工程こそシンプルですが深く知識を深める事ができました。もちろんテイスティングあり。もはや大学に通う目的が飲酒という傍から見ればふざけた学生にしか見えませんが、通学スクーリング対象の科目であり真面目に取り組めばしっかり単位を修得出来るのですから誰にも文句は言わせません(あなたは誰と戦っていますか?)。という事で今回はその記録をここに書き連ねていきたいと思います。「教養としての日本酒の知識」の講義記録は下記noteをご覧ください。

■筆者の簡単な自己紹介
・産業能率大学通信教育課程 ビジネス教養コース3年次(23年10月編入学)
・28歳独身の男。横浜出身のどこにでもいる会社員(システム系)
・過去にIT系、金網製造メーカーにて営業経験あり
・専門卒。今後の転職への準備と大卒資格を得たい為に実費で産能入学を決断(両親は共に大卒資格なし)
一応アイドルオタク。主に日向坂46と東京女子流現場にいます
・その他野球、音楽、ドライブなどが好き(ここはマチアプではありません)


日本酒とは違うワインの奥深さ

前回のブログでも紹介した通り、日本酒には様々な種類や醸造方法、奥深い歴史が詰まっているのですが、もちろんワインにも同じ事が言えます。

突然ですが皆さんはワインの材料に何が使われているかご存知でしょうか?

少しでもワインを知る方なら「ブドウ」と即答されるでしょう。もちのろんその通りです。しかしそこで「お酒なんだから水も欠かせないでしょ?」と考える方もいらっしゃるかと思います。

残念ながら不正解です。

ワインはブドウをすり潰した際に出てくるブドウ糖を発酵させる事で自然と出来てしまうお酒である為、果汁がブドウそのものに含まれています。お米から作られる日本酒や大麦から作られるビールとは違い、いわゆる仕込み水と言われるものは必要ありません。ちなみにヨーロッパの法律では、品質向上のためワインへの加水行為が違法とされています。工程そのものは日本酒と違って非常にシンプルであるため、ワインはブドウの品質が命なのです。

また赤ワインは黒ブドウの皮や種をそのまま使用することで味に渋みが生まれ、タンニンと呼ばれるポリフェノールが豊富である事から健康酒としても知られています。一方白ワインは皮や種を取り除いて造る事が多い事から、基本的に口当たりがさっぱりしており赤ワインよりも比較的飲みやすいのです。

種類としては赤ワイン、白ワインと言った一般的なワインを指したスティルワインと呼ばれるものの他、炭酸が入ったスパークリングワイン、スティルワインに度数の高いブランデーなどを加えたフォーティファイドワイン、スティルワインに果実や果汁、薬草などを詰め込んだフレーヴァードワインがあります。細かな種類に関しては後ほど説明しますが、普段私達が口にするのはスティルワインとスパークリングワインになります。
ここでも日本酒のように精米歩合といった精米における細かい基準が無いのでこれまたシンプルと言えるのですが、シンプルだからこそ奥が深いのがワインの世界なのです。

教科書。弘兼先生もワイン好きとして知られています

ちなみに教科書の作者は「課長島耕作シリーズ」「人間交差点」「黄昏流星群」とヒット作を次々と世に放った漫画界の重鎮・弘兼憲史先生。非常に見やすく、筆者によるワンポイント解説もタメになりました。弘兼先生の漫画こそ読んだことがない僕でも、所々のイラストがスッと頭に入るような構成にまとまっておりました。

講師は岩田雅子先生。イタリアソムリエ協会認定のれっきとしたワインソムリエの資格を持っております。元々は家業でレストランのお手伝いをされていたのですが、ひょんな出来事がきっかけでイタリアまで赴いてワインのいろはを教わったという異色の経歴を持っています。そんな彼女の授業は非常に明るく、最後まで大いに楽しむことが出来ました。

ワインソムリエ界のアンミカ、岩田先生

白って200色あんねん(※イメージです)

この岩田先生、とにかく褒める。褒めると言っても褒め殺しといった生徒をダメにするような褒め方ではなく、良い部分を見つけてはそれを指摘して褒めていくようなスタイル。どんなに珍回答が飛び出してきても温かく見守り終始学生たちのモチベーションを管理されていました。基本的に優しい先生ですが、ただ優しいだけでなくのびのびと学生の個性を重視して良い部分を見つけ出す能力に長けているのかなと感じました。

基本退屈になりがちな座学も、日本酒での兵道先生と同様学生参加方式の質問シーンを作る事で一体感を作った他にも、覚えたワードを何度も復唱させて覚えさせるなどといった工夫がなされており、楽しく学ぶ事ができました。何だか昔初めて勉強を楽しいと思えた中学の英語の先生の授業を思い出しました。
特にエチケットと呼ばれるワインのラベル部分については重点的に学びました。種類にもよりけりですが、エチケットにはそのワインの銘柄だけでなく生産者やブドウの品種、ヴィンテージと呼ばれるブドウの収穫年、ブドウの畑の名前などが書かれている事が分かりました。エチケットの内容によって購入の決め手になるんだとか。

また授業以外でも実際にソムリエが使用する54種類に及ぶ香りのサンプルが詰まった「ル ネ デュ ヴァン」(イタリア語で『ワインの鼻』)という香りの標本や、オープナーまで持ってきてくれた事で休憩時間を有意義に使うことができ、テイスティング時には実際のオープナーの使い方とコルクの開け方についてのレクチャーも行われました。

テイスティングでは1日目に赤ワインと白ワイン、2日目にロゼワインを試飲しました。そのまま飲んでももちろん美味しいのですが、赤ワインだと特にスワリングと呼ばれるグラスの中のワインを回して空気に触れる事で酸化させて味わいが変化する事には驚きました。これを「ワインが開く」とも言うそうです。
またおつまみも事前に用意されており、バターやクラッカー、ややビター系のチョコレートと共にワインを嗜みました。個人的にチョコレートと一緒にいただく(ペアリング)と非常に味がまろやかになってベストマッチと感じた瞬間でしたね。これを「マリアージュ(=フランス語で結婚)」と言います。
ちなみに使用するワイングラスは事前に人数分用意してあり、マイグラスとして2日使用し授業後は持ち帰る事が可能です。

シャルドネと呼ばれる白ワイン。やっぱり白は飲みやすい
カベルネ・ソーヴィニヨンと呼ばれる赤ワイン。濃いめのワインは大好物です
2日目に試飲したロゼワイン「こころぜ」。岩田先生が実際に行かれて試飲した栃木のワイナリーで生産されています
受講料さえ支払えばワイングラスが実質無料で手に入ります

筆者は前回の授業で学習したからか泥酔はしていませんご安心ください。

ご覧の通り両日共にワインを口にした為にすっかりテストの事など忘れてしまっていたのですが、すかさず岩田先生から「あまり飲みすぎるとちゃんとテスト受けられないよ」と突っ込まれる酔っぱらい(僕)。しかし嫌な事は後回しに済ます僕は「翌日忘れなければ良いんですよ🤪」と返し「忘れないでよ~!」と少し陽気になった泥酔野郎に釘を打つ岩田先生でした。ちなみに岩田先生はコミュニケーション関連の科目も取り扱っている事もあり短い2日間ですっかり仲良くなれたような気がします。

翌日忘れずにしっかりとテストに臨みましたが結果はA評価でした。うーんS評価を取るのはなかなか難しい。
ただ日本酒と同様、科目関係なくこの先生の元で授業を受けてみたいと思いましたし、ただ飲んでいるだけで深くを学ばなかったワインの世界を知る事が出来て本当に貴重な経験が出来ました。岩田先生、本当にありがとうございました。

飲んべえならみんな大好きワインの種類

ここで簡単にワインの種類やワイン界で有名な銘柄をまとめていきたいと思います。

スティルワイン(赤)~ポリフェノール豊富で長生きの源にも

◆カベルネ・ソーヴィニヨン:赤ワインの中で最もポピュラーな品種。フランス・ボルドー地方の黒ブドウを使用。タンニン多めで渋みがあり好き嫌いは分かれる。ステーキと相性抜群。

◆メルロー:フランス・ボルドー地方の黒ブドウが原産だが現在は世界中で栽培されている品種。カベルネ・ソーヴィニヨンと比べるとタンニンが少なめだが、その分口当たりが良く飲みやすい。肉料理と相性抜群。

◆ピノ・ノワール:フランス・ブルゴーニュ地方の黒ブドウを使用した品種。イチゴのような甘い香りと透明な色合いが特徴。タンニンは少なめでスイーツや甘酸っぱい料理と相性抜群。

◆バローロ:「ワインの王様」と言われる非常に高価なワインで、ワイン愛好家から絶賛されている品種。使用される黒ブドウは非常に扱いが難しく、極寒に耐えきれずブドウがダメになってしまう為造るには熟練の技術が必要。岩田先生からも特に覚えて欲しいワードとして教えられた記憶があります。

スティルワイン(白)~フルーティーな香りと酸味で食事を彩る

◆シャルドネ:白ワインの女王とも呼ばれる、世界中で栽培されている品種。柑橘系やリンゴのようなフルーティーな香りと酸味、コクが楽しめる。

◆ソーヴィニヨン・ブラン:酸味がやや強めなのが特徴。フレッシュで爽やかな香りを放ち、さっぱりとしている。

スパークリングワイン~炭酸入りで日本人好みの爽快感が特徴

◆シャンパーニュ:シャンパンとも。フランス・シャンパーニュ地方で造られる事から由来。世界三大スパークリングワインの一つで、日本ではお祝いの席でよく飲まれている。

◆カヴァ:主にスペインで造られている品種。スペインの温暖な気候で育った白ブドウを使用しており、価格も比較的安くて飲みやすい。

フォーティファイドワイン~度数が高く保存性の高いワイン

◆シェリー:いつになれば 俺は這い上がれるだろう 主にスペイン南西部の白ブドウから造られる。甘口~辛口まで製法は様々だが、辛口は食前酒に、甘口はアイスクリームのソースとして使われることも。

◆ポート:ポルトガル北部で主に造られる。黒ブドウ白ブドウで分類されており、アルコール度数は19~22度に限定されている。チョコレートやブルーチーズと相性抜群。

フレーヴァードワイン~特に食前酒にベスト。食欲促進に

◆ヴェルモット:イタリア、フランス、スペインなどで造られている。白ワインをベースに、ニガヨモギ・ナツメグ・コリアンダー・グローブなどの香草や薬草を配合している。そのため苦みが強いのが特徴。

◆サングリア:赤ワインにオレンジやイチゴといった果物、砂糖やスパイスを配合してカクテルとして楽しむワイン。見た目が華やかで度数が低いため、ホームパーティーなどにも最適。

その他

◆ロゼワイン:色からして赤ワインと白ワインの中間に位置するワイン。華やかな色合いからカジュアル層により飲まれる事が多い。特にエスニック料理と相性抜群。ロザート・カベルネ・ソーヴィニヨン、国産のグレイス ロゼが有名。

◆オレンジワイン:原料こそ白ブドウだが、赤ワインの製法として作ったオレンジ色のワイン。優しい味わいのものもあれば渋みを感じるものも存在する。エキノックス、ピノ・グリージョが代表的。

ちなみにワインは前述の通り原材料がブドウのみで、ブドウそのものに糖分が入っているため酵母を加えるだけで作れてしまう単発酵。デンプンを糖にして発酵させるビールは複発酵、糖化と発酵を同時に進行させる日本酒は並行複発酵と呼ばれます。是非とも産業能率大学様には「教養としてのビールの知識」を新しく科目に追加してほしいものです(黙れ)。

ちょっとだけ宣伝をさせてください

急に本題とはかけ離れた話題となり恐縮ですが…。

改めましてですが、このブログをご覧になっている今年4月から産能生となった新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!!
こんな文章も笑いのセンスも無し夫な筆者が運営する当ブログで、少しでも通信制大学や産能通信について興味を持たれた方が一人でもいらっしゃるととても嬉しいです。

しかし通信制大学に通うにあたって孤独な戦いは付き物。入学にあたって多く積まれた教科書を目の前に一人だけで卒業に向けて歩を進めるのはなかなか大変だと思います。そして仲間がいない中で学習計画を考えるだけでも非常に苦労させられます…。

そんな皆さんに是非オススメしたいのが、学生会への加入です!

学生会では主に在校生や卒業生が様々なイベントを催して学生同士の親睦を深めるのが目的となっております。学生会を通じて様々な学生さんとお話する事で知見を得られ、簡単に友達を作ることだって可能です!

ちなみに私は上記リンク先で紹介されている江田さんがリーダーを務める「東京FP学生会」に加入しています。
ここではFP(フィナンシャルプランナー。将来的な視点で今後の目標を考え、家計の見直しなどを提案する専門家のこと)を目指す方もそうでない方も、FPやお金にさえ興味がお有りであるならどなたでも歓迎しております!
入会金はたったの1,000円!サブスクのように毎月の会費や年会費などは一切ございません。1,000円ランチを1日パスしてでも価値のある学生会となっております。
東京FP学生会では毎年名物である「大人の社会科見学」(いやらしい意味はございません)の他にも不定期で懇親会や勉強会を行っています。
最近では今年3月に大学の先生を招いて今何かと人気なMBTIの勉強会を行いました!僕は行けなかったのですが、非常に大好評だったとの事です!
その他にも学生会共催でBBQやクリスマスパーティーといったイベントも行っております。ちなみに筆者は昨年のクリスマスパーティーで大泥酔しました

その他にも多くの学生会が軒を連ねておりますので、もしご興味がお有りであればiNetCampusから「学生会からのお知らせ」をご覧ください。
また東京FP学生会への入会を希望される方は以下のサイトからご登録をお願いします。


そんな訳で今回はここまでとなります。
次回は産能に入学してから半月経ったという事で現状の振り返りを綴りたいと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!

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