限界アイドルオタク社会人、大学生になる。#11 いざ4年次へ!「科目履修ドラフト会議」で大いに悩む社会人大学生の夏【産能通信】
皆さんこんにちは。ちゃそぴです。
何とか9月までにブログを仕上げました。「遅いぞ」と思われた方、筆者のこの筆不精ぶりをお許しください…。
9月に入りサンマが美味しいこの季節。長く続いた残暑も秋分を境に無くなり過ごしやすい時期になりました。
さてこの「限界アイドルオタク、大学生になる。」も連載から1年が経過しました。長い割には文章の拙いブログを続けられているのもひとえに皆様から嬉しい御言葉をいただいているが故のおかげです。改めまして皆様本当にありがとうございます!
そして入学してから一年を迎えたという事で、今年の10月から4年次に進級します。という事で新たに履修する授業科目を登録しなければなりません。順調に行けば卒業まで残り1年。あと半分頑張っていきましょうという事で今回は科目登録を中心に学生会での勉強会などについてもちらっと話していきたいと思います。そして今回は久々に進級・卒業する上で非常に大切なポイントを書いていきますので、最後までお読みいただけると幸いです!
そもそも科目登録って何?
さて4年次に進級するに当たって新たに授業科目の登録をしなくてはなりません。しかし「まず科目登録って何?」と思われる読者もいらっしゃるかと思います。まずは産能通信の卒業条件と単位修得システムについて見てみましょう。
まず産能通信の卒業条件として、1・2年次に基礎教育科目(62単位以上)、3・4年次に専門教育科目(72単位以上)、計124単位以上を両方修得するのが大前提となります。
3年次編入学となった私は入学時点で62単位分が認定され、残り半分となる62単位分を修得する必要があります。内訳としては、
となります。16単位分の基礎教育科目は1・2年次で必要となる項目なのでしょう。
筆者の場合、専門のみで62単位分獲得するか基礎12+専門50で62単位分を獲得する事で卒業が可能という事です。③の枠は既に②で50単位以上を獲得し、新たに専門教育科目の単位を獲得した場合にカウントされます。
また編入学の場合、3年次でのコース選択の時点では実質専門教育科目しか受けることが出来ない(正確に言うと3年次の時点で基礎教育科目を受ける場合は別途費用が掛かります)のですが、今回の科目登録では本来1・2年次で学ぶ基礎教育科目を4年次で学ぶ事が可能です!もちろん専門教育科目のみで受ける事も可能ですが、僕と同じ編入学で科目登録をする際には基礎教育科目となる授業も一通り確認してみましょう。
ではそもそも基礎教育科目と専門教育科目とは何なのか、詳しく説明していきます。
基礎教育科目
主に1・2年次で履修する科目です。但し前述の通り編入学の場合は4年次でも受講が可能です。産能の公式HPでは以下のように定義しています。
ここでは3・4年次で履修する専門教育科目の基礎となる学問を学習する事で土台を築くための科目と言えます。
例えば基礎教育科目には「簿記を基本から学ぶ」という授業があります。これは簿記初心者が日商簿記3級を修得するための入門編であり、簿記の基本となる骨組みを一から理解するための講義となっております。
専門教育科目
こちらは主に3・4年次で履修する科目です。
簡単に言えば、基礎教育科目で学んだ事をもう少し応用的に学習してその道のスペシャリストを目指す科目です。もう少し代名詞使ってくれと思いましたが。専門教育科目の一つである「簿記3級をめざす」は、日商簿記3級に合格するための授業となっており、前述した基礎教育科目の「簿記を基本から学ぶ」の履修が前提となっております。シラバスにも「※簿記の初学者を対象とした科目ではない。」「全くの初学者は「簿記を基本から学ぶ」などの初学者対象の簿記科目を先に履修してください。」とはっきりと書いており、ズブの素人はステップを踏んでから受講しようねと記述されております。
このように産能では基本必修科目というものは存在しないのですが、卒業条件を満たすために科目を見極めては取り決め、さらにスクーリングを受けたい場合はその日程に合わせて調整しなければなりません。またスクーリングなしの科目を受ける場合はその自宅学習の時間も確保しないといけないため計画性が非常に大切になっていきます。そのため会社行事やその他イベントと被らないようにスクーリング予定表を確認しながら予定を組み立てていく必要があるのです。「そんな先まで予測できねえよ!」と思われる方もいるかもしれませんが、これが社会人大学生特有のスケジュール管理の難しさという事で甘んじて受け入れましょう…。
ちなみに現状の自分の目標は「奨学金(上野通教)を貰うこと」なので、応募資格の基準となる30単位以上を来年3月までに高GPAで獲得できるように無理のない範囲でスケジューリングしていきました。
ちなみに変な話、履修登録をしなくても単位を取る事は可能ですが、これを行わないと全ての科目において追加履修費(¥10,000/2単位。そこに受講料が含まれると総額¥20,000近く取られるかも…)を支払わなければならず、経済的に厳しい結果となってしまいます…。履修登録をうっかり忘れて無駄金を支払うなんて事のないように、iNetCampusを定期的に見てしっかりスケジュール管理していきましょう!だいたい3年次の7月頃にはアナウンスがあります。
また履修登録を行う際は事前に学費の納入も忘れずに行いましょう。10月入学の場合、7月中旬頃に学費振込用紙が届くので、これを8月20日までに半期分(¥100,000)を支払えば単位の到達度に関係なく進級となります。(※2)
ちなみに最速で学費を支払った場合、頑張り次第では10月の科目修得試験に間に合わせる事が可能なのでなるべく早めに支払われる事をおすすめします!
(※2)学費は郵便局の場合のみ一括入金も可能です(コンビニ不可)。詳しくはこちらの「学費」からご覧ください。
僕が尊敬してやまないソソムさんのnoteにも書かれていますのでこちらも併せてご覧ください(ソソムさんご卒業おめでとうございます…!)
履修登録という俺流ドラフト会議
科目登録は野球好きの自分から見ればドラフト会議と言えます。
自分の興味のある授業内容、評判の高い講師、他学生からの口コミ、シラバスの内容などを見て自分の受けてみたい科目を選り好みできます。本物のドラフト会議では一番注目されるドラフト1位が競合になる事がありますが、ここではそういった事は無いので安心してください。笑
また履修登録時には、下記の全てのコースの科目から登録可能となります。
入学当時はビジネス教養コースの他にもスポーツに学ぶマネジメントコースに興味を持っていました。元々プロ野球を見るのが好きという事もありますが、球団組織がいかに機能して黒字経営や業界全体の安定に貢献しているのか、経営者目線から見てそのからくりを学びたいという側面がありました。これで昨年コース選択する際に「これは来年勉強してみよう」と思っていた科目をようやく受けられる事になりました!
科目登録は最大36単位分まで登録することが可能です。科目登録自体は30単位以上で条件クリアとなりますが、どうせなら36単位分登録した方が実質タダで教科書を貰えるのも同然ですし単位修得において余裕も生まれますので、なるべくMAXまで登録される事をおすすめします!
そんな感じで本家のドラフト会議より一足早く"俺流"なドラフトを行いました。
基本スクーリングのある科目を中心に取り入れ、それ以外は主に興味のあるスポーツ関係の科目を選択しました。特に「『Number』で学ぶ名将たちのリーダーシップ」「スポーツマネジメント論」などは自身がよく故・野村克也氏の著書を読んでいる事もあり即断即決でリストアップしました。どうせなら自分の興味のある分野を極めて着実に単位を獲得したいですよね。
また産能はJリーグ・湘南ベルマーレの提携スポンサーという事もあってサッカー関連の科目も豊富です。ちらっと調べてみましたが、現在J1リーグに所属する湘南ベルマーレは7年連続でJ1残留を果たしている実力のあるチームで、采配面や選手に対するメンタル管理など野球にも通ずる話が多かったため受講を決意。サッカーはルールすらしっかり把握していませんが勉強していきながら知識を得ていきたいと思います。
さらに資格関係の科目も積極的に取り入れたいビジョンを持っているので、簿記やITパスポート関連の科目も追加しています。二つとも29という年齢からして今更感がありますが、何せ大した資格を持っていない自分にとっては手遅れになる前に取っておきたいという所があります。また将来的に基本情報技術者も受験したいと考えておりその土台を固めたいという意味を込めています。
最初から興味のない科目を入れるとモチベーション維持に影響が出るので、シラバスを見てにらめっこしていきながら対象科目を一通り確認して自分に合うかどうかを見極めて厳選。あとは「Excel仕事術」「社会人常識とマナー」といった実用面で役に立ちそうな科目を学び直しの意味も込めて追加しました。30歳になる前に恥かきたくないですからね。
そして…。
学費を支払ってから大体10日後にテキストが到着しました。相変わらずのボリュームですな。
しかし堅苦しい内容のテキストの数々だった3年次に比べると自分で一つずつ選択した科目の教科書が圧倒的に多いという事で、一冊ずつ目を通すのが楽しいです。スクーリングのない科目に関しては今の内に勉強してレポートを提出しなければ…。レポ提出後の感想も近日こちらに載せますのでお楽しみに。
自分にとってベストな生き方とは?FP勉強会
8月3日には会社で宿直勤務後に学生会主催の勉強会に参加するため大学へ向かいました。講師は産能大に勤められている現役FPで、NHK「クローズアップ現代」にも出演された経験のある佐藤益弘先生。かなり多忙な中でお時間を作ってくださったようで感謝感謝。
勉強会では非常にフランクで随所に自虐的なネタを挟む恐妻家な一面もある先生ですが、真剣な話の時には言葉の核となる部分を強調していきながら熱く分かりやすく語っておりました。
特に「FPの根底は信頼関係づくりが何よりも大切である」という説明に感銘を受けました。主治医選びと一緒でそこには綿密なコミュニケーションと深い人間関係を築いていく事がその人の生活をより良くさせると語っており、適切な人間を見極めていく力が大切だと思い知りました。またFPにも当たり外れがあるとの事でまずはそのファーストコンタクトが重要になってくる訳ですね。
そして常に変化し続ける時代の中で現状を把握していきながら自らの夢に向かいつつ、自分で自分の生活をコントロールしていく人に対してプランを立てた上で支援を行うというのがFPの役目との事でした。理解できているかはさておき…(正直言って初見で聞くと難しい部分が多いのが正直なところでした)。
その後勉強会に参加した学生や佐藤先生と共に居酒屋で懇親会が行われました。佐藤先生からは講義には無かったお金に関する蘊蓄を学べたのはもちろん、それとは一切関係のない話でも盛り上がれた上になかなかお目にかかれない学生会の皆さんと多く交流ができてとても楽しかったですね。学生会は年上の方が多い印象でしたが、明確な意志を持って学ばれる皆様のエピソードを聞いてモチベーションを高めるきっかけになりました。やはり何をするにしても誰かと話を共有するってとても大切です。学友がいなくとも卒業は可能ですが、卒業のしやすさから見てみれば段違いだと感じます。
という事で今回はここまでとなります。
次回は9月に勉強した科目についてまとめていきたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回をお楽しみに!
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