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Hot Summer は寂しがり屋ソング?

What Did Prince Did This Week? 読書会で Hot Summer at Menards のことを聞いてから、すっかり Hot Summer にはまってしまいました。年末年始に、ラジオ放送版と Welcome 2 America のバージョンを聴いていて感じた私の勝手な妄想を書きます。

Hot Summer のからっとした夏!という感じのサウンドの割にプリンスの歌い方がテンション低いというか、しっとり湿っていることにすごく違和感がありました。声の伸ばし方など、いい例がすぐに出てきませんが、例えば A Case of You の歌い方と同じ要素を感じて、どうもテンションが低いと感じてしまいます。プリンスが歌っている中で一番抑揚のある部分は、1:45 辺りの ”Oh…” ですが、これも気が抜けたように聴こえます。

Hot Summer 全体のサウンドは、私の浅い音楽の知識の中では、ビーチ・ボーイズ風と思っています。アルバム 20ten の Everybody Loves Me も同系統と感じます。アルバム Planet Earth の Guitar のご機嫌なテンションにも近いかもしれません。この2曲のプリンスの歌声は、はっちゃけているほどではないにしても、曲調に見合う程度には元気です。

それに比べると、やはり Hot Summer のプリンスの声は最初から最後まで静かで沈んでいます。

読書会の記事でも触れたように、Hot Summer の録音について、タル・ウィルケンフェルド(ベース)とクリス・コールマン(ドラム)がジャムセッションをしたりベーシック・トラッキングをした時の様子、リヴ・ウォーフィールド、シェルビー・J、エリサ・フィオリオの3人のコーラスの録音の様子などを、はせともさんの記事で読みましたが、Welcome 2 America や Hot Summer の演奏の「オーガニック」な音は、聴いていると強く感じられます。ドライブに出掛けて Hot Sumemr のミックスを聴いたというエピソードはとても楽しそうです。

そんなノリノリの演奏に対して、Hot Summer のプリンスのヴォーカルは完全に溶けこんでいないと感じてしまいました。W2Aのアルバム全体で見てプリンスのヴォーカルの距離感は、そんなものなのでしょうか?

うーん、でも、W2Aでも曲によっては盛り上がるところで、もうちょっと力こめて歌ってるよううに思います。

リヴの Hot summer yeah の力み具合に比べて、やっぱりプリンスの声は軽いです。

歌詞は、楽しく明るい hot summer になると思うよ、と歌っていますが、条件がついています。「君が一緒にいてくれるなら hot summer になる」という条件です。

しかも、「一緒にいる(company)」をきちんと言葉にするのは2回だけで、「君が」で切ってしまうのが6回。一緒にいてほしいと強く思っているのに、その気持ちをなかなか言えずにもじもじしている歌詞だと思いました。

そして、この曲の最も肝心な歌詞、「人生はどうして mystery なんだろう」のところは、エフェクトのかかったリヴ(?)のヴォーカルになって、プリンスは歌いません。これにも、もじもじを感じてしまいます。

以上のことから大暴走している私の妄想では、Hot Summer は、人恋しくてたまらないプリンスの寂しがりソングとなってしまいました。

一緒にいてくれるよ!と言ってやりたいところです。

セント・ポールにはこの曲がどう聞こえて、どうして返歌として使ったのでしょう。そこは、本人にしか分からないことですね。

 HOT SUMMER

Oh, hot summer
Hot summer yeah
Oh, hot summer
Hot summer yeah
Hot summer yeah
Oh, as long as U're my,
Oh, as long as U're my

Anybody close enough 2 hear
Knows what we've been listening 2 all year
These R the days my people told me 2 fear
But as long as EYE got Ur ear
EYE think it's gonna B
Hot summer, hot summer yeah
Just wait and C
Hot summer, hot summer yeah
Shoo-be-do-we
Hot summer
Oh, as long as U're my
As long as U're my company

C the people gathered all around
Dancin' 2 a futuristical sound
Some of them R teachers
Some R clowns
All deserve a hug and a pound
'Cause it's gonna B
Hot summer, hot summer yeah
Just wait and C
Hot summer, hot summer yeah
Shoo-be-do-we
Hot summer
Oh, as long as U're my
As long as U're my company

Hot summer (x3)
Yeah! (x5)
Oh, hot summer
Let me C U shake Ur hair now
Hot summer
Hey (x3)

Everybody's got a favorite friend
They got Ur back no matter what 
'til the end
Ain't got no breaks but got a whole lot of bend
Every broken heart can mend
U better believe it
Y is life always a mystery?
It will B whatever it will B
It all depends on what U think U C
U, EYE don't know, but me

EYE think it's gonna B
Hot summer (x6)
EYE think it's gonna B
Hot summer (x3)
Just wait and C
Hot summer (x3)
Hot summer, yeah!
Hot summer, hot summer, yeah!
Hot summer
Oh, as long as U're my,
Oh, as long as U're my
Oh, hot summer
Hot summer (x3)

私の好みで、聴こえる声のイメージをなるべく残したいので、タイトルや「Oh」などは英語のまま残して、なるべく意訳も少なくして、直訳よりの和訳をしてみます。変則ルー大柴方式で行きます。

 HOT SUMMER

Oh, hot summer
Hot summer yeah
Oh, hot summer
Hot Summer yeah
Hot Summer yeah
Oh, もしも君が僕と、
Oh, もしも君が僕と

耳に入ってくるくらい側にいるなら、誰だって
僕たちが一年中何を聴いていたか知っている
周りからは、そんな日が来るのを用心するように言われた
でも、君の耳と一緒なら
きっと
Hot summer になると思う hot summer yeah
今にわかるよ
Hot summer, hot summer yeah
Shoo-be-do-we
Hot summer
Oh, もしも君が僕と
君が僕と一緒にいてくれるならね

集まってきた人たちを見てよ
最先端の音に合わせて踊っている
教師もいれば
道化もいる
誰もが敬意を表したハグと握手に値する
だって、きっと
Hot summer になるからね  hot summer yeah
今にわかるよ
Hot summer, hot summer yeah
Shoo-be-do-we
Hot summer
Oh, もしも君が僕と、
君が僕と一緒にいてくれるならね

Hot summer (x3)
Yeah! (x5)
Oh, hot summer
さあ、髪をぶんと振ってみせてよ
Hot summer
Hey (x3)

誰にもお気に入りの友達がいる
何があっても最後まで味方になってくれるよ
壊れることはないけれど、かなり折れ曲がる
傷ついた心はいつも癒される
信じたほうがいいよ
人生はどうして mystery なんだろう
どうであれ、なるようになる
すべては、自分が見ていると思いこんでいること次第だ
君はどうなんだろうね でも僕には
きっと
Hot summer になると思えるよ (hot summer x5)
きっと
Hot summer になるよ(hot summer x2)
今にわかるよ
Hot summer (x3)
Hot summer, yeah!
Hot summer, hot summer, yeah!
Hot summer
Oh, もしも君が僕と
Oh, もしも君が僕と
Oh, hot summer
Hot summer (x3)


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