はじめに
NPOのバックオフィス省力化に関する記事をいくつかまとめてきました。この記事では、主にその中でご紹介したサービス内、NPOが無償または安価で使用することのできるTechsoupについて、特に河原部社が利用しているものについてご紹介をしてみたいと思います。
この記事は、以下の記事をきっかけに書いてみました。よかったら、こちらもご覧ください。
Techsoupとは
わかりやすいリーフレットを見つけましたので、こちらを見ていただけるとよく分かると思います。ここでは、特別価格で使えるソフトウェアの例としてMicrosoft 365やAdobe Creative Cloud、Zoomなどが紹介されています。
その場ですぐに利用できるわけではなく、まずは団体登録と寄贈資格の審査が必要になります。河原部社で団体登録を行ったのは、ずいぶん前になりますので、団体登録の説明は以下のWebページを参照してみてください。
河原部社でTechsoupを利用して導入したサービス
こちらは現在はMicrosoft 365 Nonprofit Cloud Subscriptionに移行してしまっているようですが、引き続きOfficeのデスクトップアプリケーションが利用できるオプションもあるようです。河原部社としてはMicrosoft 365 Nonprofit Cloud Subscriptionに移行後に申請を行った経験はないのですが、以下のようなオプションだと最初の10 ライセンスまでは無料との記載がありますので、引き続き、無料でOfficeのデスクトップアプリケーションの利用ができるようです。
河原部社としてもOfficeを無料で使うことができるので非常に助かっています。ちなみに一般価格は¥2,390ユーザー/月のようです。
河原部社では、この仕組みを使ってG Suiteを無料で使わせてもらっています。スタッフのメールアドレスの発行や、Googleドライブでのファイル共有など、河原部社の中核を担う、なくてはならないサービスとなっています。
河原部社では現在、G suiteのみを利用していますが、他にも結構使えそうなサービスがあるようです。
1年目は60%引き、2年目以降は40%引きで利用できるようです。Adobe製品は非常に高いので、非常に助かっていますが、もう少し安いといいなあと思います。
1年目と2年目以降の割引率が違うのも注意点かと思います。
河原部社では主にIllustratorとPhotoshopを使用しているスタッフが多いですが、全部で8つのアプリケーションを利用できるとのことです。
Techsoupのデメリット
サービスごとに手続きがバラバラ
Techsoupが若干使いにくいと思う点は、寄贈申請がサービスごとに違うことが多いことです。以前のMicrosoftの場合は寄贈申請後の手続きが全部英文だった覚えがあります。Techsoup上でサービスを選ぶ画面までは全て一緒なのですが、その先は新たなサービスを寄贈申請する場合は、毎回手順を確かめながら進める感じになるかと思います。
その場で使い始めることはできない
あとは、寄贈申請が完了するまでに時間がかかりますので、必要な時にすぐに使えないことが多いと思います。お安く利用できる分、時間と手間がかかってしまうのが難点かなと思います。
今は、ほとんどサブスクリプションで、その場でダウンロードできることが多いので、その分デメリットを強く感じてしまいますが、電気屋さんまで箱に入ったCD-ROMのソフトウェアを、わざわざ買いに行っていた頃と比べると、まだ導入までの時間は短いかもしれません。
さいごに
techsoupは無償または安価にサービスを導入できる、NPOにとっては非常に重宝するサービスと思いますが、あまり情報がないようでしたので記事にしてみました。一番大変と思われる団体登録の解説を詳しくできたらよかったのですが、今回は割愛させていただきました。techsoupで新しく寄贈申請することがあればまた、追記したいと思います。この記事が何かのご参考になれば嬉しく思います。