WordPress開発入門 #1:タグクラウドを出力する「wp_tag_cloud」関数の使い方(初心者向け!)
タグクラウドとは、タグのリストの一種! 単に各タグを一覧表示するのではなく、「人気のタグほど大きな文字」で表示できるのが、タグクラウドの強みですね。
この記事ではWordPressでタグクラウドを表示する、「wp_tag_cloud」関数のレシピ・使い方を、初心者向けに解説していきます。
上記のイメージ画像をご覧ください。
「とくに人気」のタグは、free(無料)だとパッと見でわかります。「人気なほど大きく、不人気なほど小さい」のように、視覚的に"おすすめリンク"を表現可能! この視覚性こそ、タグクラウドの魅力です。
↑↑↑ 解説文にて太字を使っているのも、「言葉の重要性を視覚的に表す」やり方という意味で、”タグクラウド的”と言えます。
タグクラウドを表示する「wp_tag_cloud」関数のレシピ・使い方
WordPressではwp_tag_cloud()を使えば、かんたんにタグクラウドを表示できちゃいますよ!
引数を指定しない場合
<?php wp_tag_cloud(); ?>
引数を指定しない場合、下記のデフォルト設定が適用されます。
人気順に最大「45個」のタグが表示される
一番人気のタグのフォントサイズ:22pt
最も不人気なタグのフォントサイズ:8pt
引数を指定する場合
<?php
$tag_cloud_settings = ['number' => 20, 'smallest' => 5, 'largest' => 27];
wp_tag_cloud($tag_cloud_settings);
?>
wp_tag_cloud()の引数を指定する方法
引数の型:wp_tag_cloud関数の引数は、連想配列である
'number':人気順に最大何個のタグを表示するか
'smallest':最も不人気なタグのフォントサイズ
'largest':一番人気のタグのフォントサイズ
Note. タグクラウドの最大個数は45個(['number' => 45]が最大値)
Note. PHPの連想配列は、['key' => 'value']形式で表す
(valueが数値の場合は、['Key' => 10]のように引用符('')は不要)
引数を直接的に指定
<?php wp_tag_cloud(['number' => 20, 'smallest' => 5, 'largest' => 27]); ?>
上記のPHPコードでは、引数の連想配列に3組の値を設定しました。ですが、1組や2組だけの連想配列でも、問題ありません。
最大タグ数のみを指定
<?php wp_tag_cloud(['number' => 30]); ?>
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補足:カテゴリーとタグの違い
WordPress開発をはじめたばかりの頃は、「カテゴリーとタグって何が違うの?」のような疑問を感じる場合も! かんたんに復習していきましょう。
▼noteでのタグ分けの実例▼
カテゴリーはブログの大まかな分類、タグは詳細なキーワード
例えば【お茶】というカテゴリーを想像してみましょう! 「上の階層に飲み物、下の階層に緑茶」を想定できますね。
仮に「飲み物.com」のようなサイトの場合、「お茶」は広い範囲を表すので、カテゴリーにうってつけ!
一方「麦茶」はどうでしょう!?
もちろんカテゴリーにしても、致命的な問題にはなりません。
ですが「お茶」に比べると、狭い範囲を表すので、タグ向きのキーワードと言えます。もしも「麦茶」「ウーロン茶」「ジャスミン茶」etc…を、カテゴリー化してしまうと、サイト構造に問題が生じやすい.…のです。
カテゴリーが多すぎるのが、問題の原因!
そこで、「飲み物.com」というサイトならば、以下のようにカテゴリーとタグを使い分けるのが、好ましいでしょう。
カテゴリー分けの例
Note:カテゴリーは階層構造(大小関係)をもち、広い範囲を表す!
タグ分けの例
Note:タグはフラットな構造(どれも同じ大きさ)であり、狭い範囲を表す!
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wp_tag_cloud()のまとめ
ここまで読んでもらえて、とっても嬉しいです!
以上、なつめ温泉でした。
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