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フィットネスインストラクター

【受講のきっかけ】
アメリカスポーツ医学会のCancer Exercise Trainerの資格を取得しました。知識は沢山つきましたが、現場で指導している自分がまったく想像できませんでした。
知人にこの講座を聞き、持っている知識をどのように活かせばいいのか、運動処方以外にクライアントの求めているものは何なのか、などを学べると思い、2か月後に9期生として受講しました。
【受講した感想】
オンライン開催で、東京からも参加できることがまず嬉しかったです。大阪に行くのは、スケデュール的に無理だったので。
また、教材が先に送付されていて、自主学習してから臨めることで効率がよく、中身の濃い講座でした。強いて言うと、教材到着から1回目の講義までがとても忙しい時期だったので、もう少し早く教材を頂けていたら嬉しかったです。
グループワークをグループごとに体験して終わり、という講習会はよくありますが、こちらはそうではないです。カウンセリング実習などで、各グループに講師の方が一人ずつ対応してくださり、いろいろなアドヴァイスを頂けました。
ケイススタディでは、あらかじめよく考えられた例が示され、各サヴァイヴァーの抱えている問題、解決の仕方など、いろいろ意見交換をする場があり、他の参加者の意見も非常に参考になりました。こちらも、各グループに講師が一人ずつ対応してくださいました。
アメリカと日本の、がん患者を取り巻く環境、問題、目指す方向にも違いがあることも分かりました。英語でしか知らなかった言葉の日本語も、これをきっかけに学習しました。がんサヴァイヴァーの為の運動指導の資格を二つ取るのは無駄でないか?と思ったこともありましたが、両方取得して、本当に良かったです。
【現場で役立っていること】
私は主にグループ指導をしており、大勢いる参加者に対しての公平性も求められるので、個々のお話をじっくり聴くことが出来ません。知らず知らずのうちに、自分が率先して会話を主導する、相手にあまり話させない、という技術が身についてしまっていて、カウンセリング実習では反省点ばかりでした。
後遺症のないサヴァイヴァーがグループレッスンに参加していることはありますが、今はまだ、がんに起因する問題を運動で解決しなければいけない人への指導はしていません。
カウンセリング実習で学んだことは、とりあえず他の場(知人との会話)で練習していますが、成果が出てきている実感があります。

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