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事業責任者が語る「WafCharm」が選ばれる理由

こんにちは!
株式会社サイバーセキュリティクラウド(以下、CSC)人事の三上です。

HR通信では、当社で働く「セキュリティ分野のスペシャリスト」たちの仕事内容やプロダクトにかける想いをシリーズ形式で紹介しています。

シリーズ5回目は、CSCのWAF自動運用サービス「WafCharm(ワフチャーム)(※1)」の事業責任者である黒田 浩明 (くろだひろあき)さんが登場。サービス拡大への道のりや、チームで働く魅力、今後の目標について聞きました。

(※1)WafCharm…AWSをはじめとしたパブリッククラウドで提供されているWAFを自動で運用できるサービス



【プロフィール】
黒田 浩明/ (くろだひろあき)
エンジニアとして受託開発企業、スタートアップで勤務。クラウドシステムやリアルタイム分散処理の研究開発、IoTサービスの立ち上げ、ドローン撮影画像による発電所や製油所の点検システム開発など多くの開発プロジェクトに従事。2022年、CSC入社。現在は「WAF自動運用サービス部」の部長として、WafCharmのロードマップの策定や開発・サポートのとりまとめに従事





根底にあるのは、「技術とビジネスをつなぎたい」という想い


ー黒田さんがCSCに入社するまでの経緯を教えてください。
CTOの渡辺からの誘いが、入社のきっかけでした。
渡辺は私が以前務めていた会社の先輩で、一緒のプロジェクトに取り組む機会もよくありました。

当時、私たちが意識していたのは「技術とビジネスをつなぐ」仕事をするということ。
技術は「手段」であり、お客様の課題を解決してはじめて「価値」を生みます。この「価値」に対するこだわりをもって仕事をする環境でしたので、「その技術のお客様への価値はなにか?」という問いを常に大事にしてよく語り合っていましたね。

その後、渡辺はCSCへ、私はスタートアップへと別々の道を歩むことになりましたが、彼は当時の会話や私の想いなどを覚えていてくれていて。
数年後に「CSCで、また一緒に挑戦しないか」と声をかけてくれたことが、入社のきっかけとなりました。

ーCSC入社後は、どのような業務に従事していますか?
当社が展開するWAF自動運用サービス「WafCharm」の開発及びサポートを手掛けるチームの責任者を務めています。

具体的には、部門全体の目標や評価基準の設定、体制の整備のほか、プロダクトマネージャーとしての役割も担っています。
お客様やパートナー様からの声を元にプロダクトが進むべき「ロードマップ」を描き、事業の成長戦略を具体的な数字に落とし込むこともやりますし、セールスと商談に出て案件を一緒に推進したり、トラブル発生時のお客様への説明など、プロダクトの成長と運営に関するあらゆることが仕事です。




顧客の悩み解決を目指した結果、導入ユーザー数国内No.1のサービスに


ー黒田さんのチームが手掛ける「WafCharm」の特徴を教えてください。
「WafCharm」は、お客様ご自身で対応するには負担の大きい「パブリッククラウド上のWAF運用を丸ごと任せいただく」という、独自性の高いサービスです。

クラウドプラットフォームには「マネージドルール」と呼ばれるWAFに対応したルールセットがあるものの、ルールの詳細はブラックボックス化されているため、独自で運用するにはノウハウやスキルをもったセキュリティエンジニアの採用が必要になるのですが、多くの企業ではハードルが高い上に、エンジニアがいたとしてもWAFの運用まで手が回らないといった状況です。

「WafCharm」は長年実績のあるCSC独自の安定的なルールを提供した上で、お客様環境のログをもとに最適化していくのでWAF運用の手間がかかりませんし、緊急時にはセキュリティに精通したエンジニアが24時間/365日対応するため、トラブル時の「駆け込み寺」としても活用していただけます。

ー導入ユーザー数が1,000を超えるなど、堅実に事業拡大しているサービスのようですね?
ありがたいことに、販売代理店やユーザー様からの口コミによって認知が広がり続けています。

例えば、大手SIer様がWafCharmの利便性を評価し、得意先からセキュリティの相談を受けた際に導入を勧めてくださったり、エンジニア向けの外部勉強会で個人の方が好意的な発信をしてくださるケースも少なくありません。

ここ数年は、AWS ファンデーショナルテクニカルレビュー(FTR)(※2)の認証取得や、AWS WAF Ready Program(※3)の ローンチパートナー認定など、企業としてのPR活動も強化しているものの、エンジニアの悩みを確実に軽減できたことが、事業拡大につながったと考えています。

(※2)AWS上でSaaSやパッケージ等を稼働させているAWSパートナーのソリューションや製品におけるリスクを検証するレビュー
(※3)AWS WAFを使用してAWS統合製品を開発した経験を持つAWS パートナーであることを証明するもの


ーとはいえ、持続的にサービスを成長させる難しさもあるのではないでしょうか?
事業拡大に必要不可欠な、お客様の「リアルな課題」のキャッチアップは、今も難しさを感じています。

というのも、セキュリティ分野全体に言えることですが、トラブルやインシデントが起きるまでお客様ご自身もその必要性を感じることが少ないので、場当たり的な対応に終始しやすく、潜在的な課題を捉えにくいからです。

いまだに「WAFさえ入れておけば問題ない」と考える企業様が多い中で、運用サービスの必要性や効果をいかに提案していくか。
そのためには、お客様と信頼関係を築き、潜在的なニーズを地道に引き出すしかありません。
今後も、ユーザーインタビューなどに力を入れながら、お客様と向き合う時間を積極的につくりたいと考えています。




多様なパートナーとの共創で、ダイナミックな事業の成長が見込める


ー「WAF自動運用サービス部」で働く魅力について教えてください。

ビジネス的な側面と人的な側面、両方において魅力があると感じています。

まずビジネス面では、販売代理店やパートナーなど複数のステークホルダーと連携しながらプロダクトを成長させる醍醐味があります。

特にAWSとの関係性は強いため、AWSパートナー限定のイベントへの参加やAWS本国の開発責任者との交流などを通して、最新の技術やナレッジに触れられます。会社のパートナーシップを最大限活用しながら、グローバル視点の開発や販売に挑戦できるでしょう。

もう1つは「個々の長所を発揮しやすいチーム」で働けるという点です。

私たちのチームには、設計、実装、オペレーションなど、自身の得意分野を見出し成果を出すメンバーが多くいます。個人が持つ資質も、フットワークが軽い、堅実に動くタイプなどさまざま。
お互いの良さを尊重しつつ、変化にも柔軟な「心理的安全性」の高い環境が整っていると感じます。


ー個々を活かすことで強いチームがつくられているのですね。チームをマネジメントする上で心掛けていることはありますか?
メンバーを信頼し、任せるように努めています。
チームメンバー一人ひとりがモチベーション高く、本来のバリューを発揮するには「自発的に動ける環境」が必要です。彼らの成長とチームとしての健全性、両方を考えた上で裁量権を持って仕事ができるよう働きかけています。

また、「思考停止に陥らない」という点も大切にしています。
ルーティーンで業務をこなしていると、仕事が作業化してしまい、作業効率や安定性の向上が目的化しがちです。 成長が飽和したような事業においては、このような仕事の最適化も重要になってきますが、まだまだ成長著しいフェーズでは、やり方自体を抜本的に変えるなど、よりよくするために柔軟であることが非常に重要だと考えています。

現状にとらわれず「もっといいやり方はないか」「本当に意味があることをやっているか」「お客様は喜んでくれるか」といった点にこだわり、仕事の進め方やアウトプットに指摘をするようにしていますし、メンバーに新しい視点を提供できるマネージャでありたいと思っています。

「信頼する」とは一見矛盾した行為に見えるかもしれませんが、チームとしてパフォーマンスを上げ続けるには必要な要素だと思っています。




「WafCharmの導入が当たり前」を目指す


ー黒田さんの今後の目標を教えてください。
WafCharmの認知をさらに確固たるものにしたいと考えています。
具体的には「WAFの運用は必須だけど、大変だから『WafCharm』に任せる」という状態を企業のデファクトにしていきたいです。

そのためには、既存サービスのチューニングやオペレーションの改善に留まらず、お客様のWebサイトやアプリケーションの特性に応じた防御性能を追求するなど、きめ細やかな対応をしていくつもりです。

そして、最終的には日本に限らず海外でも「WafCharmの導入が当たり前」という世界を実現したいです。


ー最後に、WAF自動運用サービス部の仕事に興味を持つ方へメッセージをお願いします。



CSCでは「Customer・Support・Challenge」の3つのコアバリューとしていますが、中でも「お客様志向」と「チャレンジ精神」は必須だと私は考えています。

なぜなら、どれだけ優れた技術があってもお客様に必要とされなければ事業としては継続できませんし、進むべき道が見えていたとしてもそこにチャレンジがなければ現状維持すら難しく、次第に事業としてはシュリンクすることになるからです。
顧客理解によって道を見定めることができ、そこにチャレンジ精神が揃ってはじめてその道を進むことができると考えています。

先程の「思考を停止しない」という言葉にも通じますが、「エンジニアだから」「サポートする仕事だから」と固定観念に縛られるのではなく、お客様の課題解決のために自らの限界を超えられる方と一緒に働きたいですね。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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