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2024シーズン
まずは12.8 vs 柏レイソル 1-0 ○ この試合を戦った選手の内、何人が来年も共に戦ってくれるのかは分からないけど、J2降格が確定し大敗した前節があるからこそ腐ることなく届けてくれたシーズン締めくくりの勝利を素直に喜びたい。後半アディショナルタイムは勝利を確実なものにしたい、早く終わって欲しい。という気持ちと、このメンバーで少しでも長く戦っていたい、まだ終わらないで欲しい。が激しくぶつかり合う時間だった。
勝利の最終節を終え勝ち点は37、19位という結果は変わらない。私たち札幌は、来年J2という土俵で戦わなければならない。発表された日程表を眺める今日、じみじみとJ2に落ちたんだなあと実感した。来年は険しい道のりになるんだとまた1段階覚悟を決めた。私にとっては初めてのJ2。どんな舞台なのか見当もつかないけど、長年応援してきた皆さんに頼りつつ来年も全力で戦っていきたい。
シーズンを終えて、今年はルヴァン杯H富山戦を除く46試合を現地で応援することが出来た。文句も言わずこの活動を支えてくれた家族、身の回りの人達には頭が上がりません。ありがとうございます。
その46試合を応援する中で思ったのは、"偉い"とか"正しい"とかそういう話ではなく、やはりサッカーは現地に足を運び、自分の目で、耳で、肌で感じ取ってこその文化なのだと改めて思った。
私は応援の力を信じている。スタジアムに足を運び、選手ファン一体となって戦うから変わる結果があると信じている。確かに、走ることもボールを動かすこともピッチに立っている11人にしかできない事だけど、その場で後押しをできるのはスタンドに集まったファンに限られる。SNSや映像コンテンツが普及する今、様々な応援スタイルがあることはよくわかっている。ただ私は、そんな現地に拘って応援したいと心の底から思う。
応援し始めてまだ数年だけど、今年は本当に精神も体力も削られる1年だった。私感でいくと5月、6月は本当にキツかった。試合結果はもちろん、ファン含めクラブの雰囲気というか、あの後ろ向きな空気感があまりにも耐え難かった。何度悔し涙を流したか、スタンドで項垂れることしか出来なかったか。そんな厳しい時期を乗り越え希望が見え始めた後半戦は、確かにJ1残留という目標は達成できなかったものの非常に充実した時間だった。結果J2降格してしまっているので充実というのもおかしい気もするけど、選手とファンの繋がりが1層増した感じや夏前の後ろ向きだった人達が前を向かざるを得ない状況にまでに持っていったチームを応援できたのはとても良い時間だった。来年も、もちろん結果が大事なことは前提に自分たちが心の底からかっこいいと思える納得のいく応援を続けていきたい。"ダサいけど強い"で満足するつもりはない。
先程も書いた通り私にとっては初めてのJ2、そして私が札幌を応援し始めた時からずっと共に戦った監督の退任など、自分自身にとって初めての事が多く降りかかる。大きくチームが変わる事を私はまだ経験したことがない。クラブは続いていく中で全てが札幌の歴史の過程。数年後にはあんなこともあったねと笑い話にできるのを楽しみに、今を全力で応援しようと思う。
今年になってこういった形でのアウトプットをはじめてみた。元々知り合いだった方や、noteから私を知った方、まずは1年間お付き合い頂き本当にありがとうございました。他人の気持ちや行動を変えることは本当に難しいことですが、こんな自己満足でしかないnoteでも読んで遠征を決めたという方、応援との向き合い方を考えてみたという方、様々な感想を頂いて本当に嬉しかったです。
応援について考えたり感じていた色々をこんな形でアウトプットすることは自分自身の気持ちの整理や応援との向き合い方を考える上で大切なことだと痛感。受け身というか、そういうものだから。で落ち着いていた所から1歩飛び出して、何故ここまで応援するのか。どうして札幌が好きなのか。そこについて深く考えるのは本当に有意義な時間だった。来年も無理のないペースで続けて行けたらと思います。
最後に、今シーズンお世話になった皆様、ありがとうございました。1人の力では乗り越えられない時期や、たどり着けない遠征地がいくつもありました。1年完走出来たのは皆様のおかげです。本当にありがとうございました!来年もよろしくお願いします。
少し早いですが良いお年を。また来年スタジアムで会いましょう。