24.11.30

 広島へ向かう機内で戦わずして決まってしまったJ2降格。あんなに辛い試合を皆で戦ってきたのに、声も出せず、手拍子もせず、飛び跳ねることも無く、何の抵抗も出来ずにこうも呆気なく。何を言っても結果は変わらないが、もし同じ結果でも、笛が吹かれる最後の1秒まで、私は札幌‎を愛するみんなと熱を共有していたかった。
  もちろんこの結果のリスクヘッジはしていた。それでも絶対に落ちるわけないと信じて毎試合自分なりの戦いをしてきた。どの試合も、どんな結果であれ自分自身の後悔がないようにと戦って来たけど、どうしても後悔は残る。私はたった1人のファンでしかないけど、そんなこと考えても何も変わらないけど、もっとなにか出来たんじゃないか、正解はあったのか、きっとこれから考えてしまうと思う。
  この後の残り2試合、時間の過ごし方は人それぞれある。残留争いは終わり、モチベーションを無くした人が大半だと思う。それでも変わらないものは何か。私は札幌を愛しているし、私には札幌しかない。クラブは無くならない、試合はやってくる。明日のゴール裏がどうなるのか、私にはわからないけど、愛する札幌の為に変わらず声を枯らすし、試合後はしばらく動けないくらいヘトヘトになるまで全力で愛を伝え続けようと思う。残った2試合、エンブレムのプライドを持って良い試合をしたいと心から願っている。
  今はこんなこと書いているけど、悲しみや後悔と向き合うのはこれから。とりあえず今は何も考えず、向き合うこともせず、気持ちの整理を始めてみた。ただそれだけです。
  それでは明日、スタジアムで。