「なんで泣くんだ、笑えよ」 サンドウィッチマン、あのときのラジオ (それともうひとつ、10年前の英紙のメッセージ)
昨日LINEで読んだ、朝日新聞デジタルの記事をシェアしますね。かなり沁みたので。
「なんで泣くんだ、笑えよ」
サンドウィッチマン、あのときのラジオ
https://lin.ee/r36oVTax?mediadetail=1?utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none
宮城県出身のお笑いコンビ サンドウィッチマンの、2011年3月18日のニッポン放送のラジオ収録前の迷いや、その後が書かれています。
震災発生から一週間、世の中は自粛ムードで、笑うなんて不謹慎だと言われかねない雰囲気のなか、ふたりはラジオが始まる直前まで迷い、そしてあえて、ショートコントから始めたんだそうです。
記事では、期間限定ですが、そのときのラジオ音声やインタビュー映像を聞き、見られます。
昨夜この記事を読んで、音声を聞いて、笑って、ちょっと泣いて、今日になってまた気になって、読みました。
お笑い芸人としてはダメかもしれないと思いながら、支援を続けることを選んだふたり。他局ラジオの人なのに、彼らの番組の宣伝をしようと決めたプロデューサーの話。
それぞれの覚悟や意志。心に響く記事でした。
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そして、日本国内だけじゃなかったんですね。
今日すこし調べていたら、サンドウィッチマンの伊達みきおさん(コワモテの金髪のほう)が震災翌日に書いたブログが、イギリスの新聞に載った経緯を記したブログに行き当たりました。東北にお住まいの一般のかたの、素晴らしい記事。
http://enmi19.seesaa.net/article/346090637.html
なんとなく、聞いた覚えもあります。でももうほとんど忘れてました。いま改めて読んで、また心動かされます。
上のブログ記事や、さらにリンク先から原文を読んでもらうのが一番ですが、このままさっと読めるよう引用させていただきます。
伊達さんブログの2011年3月12日「みんな頑張れ!」の全文と、その一部が訳され英紙に掲載された箇所です。
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岩手県一ノ関にいます。
かなり揺れた地域です。
全てのお店は閉まっています、信号もありません。
でもね、ちゃんとお互い助け合って順番を譲ってあげたりしています、だから変な事故とか争いがありません。
みんなスゴいです!!
戦後、俺たちのじいちゃんやばぁちゃんは日本を復活させた。世界には奇跡と言われた日本の復興。
必ず復興します!
日本をナメるな!
東北をナメるな!
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"Our grandparents rebuilt Japan after the war and the growth was considered a miracle around the world.
We will work to rebuild Japan in the same way again. Don't give up Japan! Don't give up Tohoku [the north-east region]!"
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ブログ内のリンク先の、新聞の一面を見ました。今もデジタル版で見られるのです。
日の丸と、
がんばれ、日本。
がんばれ、東北。
被災地の写真を載せるべき、という意見もあって、でも編集長は、日本人を勇気づけるメッセージを伝えるほうを選んだんだそうです。これも、沁みますね。
このブログ記事はとてもよく整理されていて、下の関連ページに移動して読むことができます。
・伊達さんのブログ
・英紙の記事(英語を読めなくても、日の丸のメッセージだけでも見る価値があると思う)
・朝日新聞の記事(英紙の編集長が、この記事を載せるまでの経緯や決断が書いてあります。)