ワタリウマ 茨城編 その1 大洗(おおあらい)
大洗港に到着すると、
港までお迎えに来て下さる方が現れ、
最初に海の見える高台へ向かった。
蛙の石像が迎えてくれる。
彼らは訪れる人々を受け入れ、
新たな出発へ送り出してくれる
土地を守護する眷属なのかもしれない。
茅葺き屋根の曲線美。
山の水が流れ込む
ひっそりとした水場。
波模様が水にうつる。
太平洋に面する平磯海岸へ。
約6000〜7500万年の白亜紀の
地層が隆起し、先には平面に浸食された
『清浄石(せいじょうせき)』という
水戸光圀公によって命名された石座がある。
少し見えずらいが、
先端の立方体にあたる部分。↓
アンモナイトや翼竜の化石も発見された
とても珍しい平磯地層群。
ジオパークにも指定されている。
この後、どしゃ降りの雨に見舞われた。
傘をさしても、お構い無しに雨粒が飛び込んでくる。大洗の地で大祓いだ。
カフェの屋内へ休憩に向かうと、
アフリカ民族の木製仮面がずらりと迎えてくれた。
外に出ると雨上がりの空気は澄み渡っていた。
ワタリウマ。
「その2 水戸の大銀杏」に続く。
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