ワタリウマ 茨城編 その0 さんふらわあ

苫小牧港から出発間近の
フェリー さんふらわあ号。

茨城県 大洗港まで、
754km、約19時間もの海上旅だ。
「そんなに時間がかかるの…。」
という反応がきっと多いだろうが、

寝床も個別に仕切られている部屋もあり、
景色を眺められる浴室、レストラン、
お土産ショップ、ペット用の部屋etc
快適に過ごせる設備が揃っている。
(参考リンク フェリー さんふらわあ

気候にも恵まれ、
船の揺れの影響もない。
体内の細胞も波にゆられ、
眼差しは海の向こうへと流れていく。

海を渡った遠い祖先の
古代感覚が呼び起こされるようだ。
それはわれわれの始原であり、
混迷の時代を生きぬく心的な羅針盤でもある。

日本列島を反転させた地図に
フェリーの航路を描いてみた。

はるか昔には主要な道であった海から、
陸地をなぞると、原子力発電所が点在しており、
さんふらわあ(苫小牧〜大洗)の航路では、
目的地の茨城県にある東海第二原発を含め、
6カ所を経由している。

未来があるのならば、
あまり表に出ず、知られていない事や、
避けては通れないことの中に
萌芽が宿っているはずだ。

茨城の地でのワタリウマの旅のはじまり。

ワタリウマ。
その1 大洗(おおあらい)に続く。

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Epona Island
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