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愛を受け取った赤ちゃんは泣かない。現代のテクノロジー出産は、赤ちゃんに、苦痛をあたえる行為をあたりまえのこととしています。わたしたちはそれに気がつかないほど鈍感になっています。

私自身は産婦人科の病院で産まれました。
とあるチャネラーさんから「バーストラウマがある」と言われ、それは出産の時だということでした。赤ちゃんには生まれる自然な「時(タイミング)」があるのに無理に出されたみたいです。

母は「とても優しくて良いお医者さんで安産だった」と言っていたので意外でした。


それにしては、別の神道系の氣の先生からは「生まれてから35歳まで魂が抜けていた」とも言われておりビックリしましたが、なんとな~くわかる気がしたものです😅


以下の文章は「イーハトーブ心身統合研究所」所長の清水友邦さんの2020年12月2日からのものです。少し長いのですが人間形成と言う視点から見た時に大切なことと思いましたのでシェアさせていただきます。

タイトル画像は、ニッポンの昔の人の出産ってどうだったのかなあ?なんて思ってギャラリーからお借りしてきました😃

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愛を受け取った赤ちゃんは泣かない。

1956年、マルセル・ジーバーという子供の知能の研究者がウガンダの子どもを研究して、画期的な発見をしました。

ウガンダの子どもは、世界のどこの子どもよりも、早熟で、賢く、知能が進んでいたのです。

ウガンダの子どもは絶え間なくうれしそうに笑っていて、血液中にはストレスを現す副腎ステロイドがみられませんでした。

生後4年目までは西洋の子どもたちよりもウガンダの子どもたちの方が知的優位性が保たれていたのです。

ウガンダの子どもたちは出生48時間後には、腕を支えるだけでまっすぐ座り、首はすわり、背中はピンと伸びていました。赤ちゃんは母親をまっすぐに見て焦点が定まり、にこにこと笑って、顔は知性に輝いていました。

産まれる前の赤ちゃんは母親の子宮にいます。羊水の中は静かで体温と同じ温かさで安全で栄養と酸素が与えられてなんの心配もいらない天国の状態です。

心理学的には無条件の愛、一体感、永遠の至福、大洋的エクスタシー、母なる大地のヴィジョンに相当します。

この世に生まれるということは子宮という天国と極楽から追い出されることを意味しています。

病院での出産は赤ちゃんには強いストレスを与えます。眩しい手術用の照明は赤ちゃんの目にはまぶしく、焼けるように感じます。

騒がしい声が飛び交う分娩室は耳をつんざく轟音に聞こえます。そしてすぐに切断されるへその緒は脳にダメージを与えてしまうのです。

ウィンドルという医師は妊娠している猿に現代医療と同じ処置をほどこしました。

母猿に麻酔を打ち、人間とおなじようにへその緒をすぐに断ち切ったのです。

猿の新生児は呼吸困難に陥りました。

自然界の猿は生まれてすぐに母猿にしがみつき、数時間後には歩けるようになります。自分の足で立ち、辺りを飛び跳ねます。

ところが現代医療をほどこした猿は母親にしがみつく事も出来ず、自分の足で立つことも出来ませんでした。

母猿は麻酔でぼうっとなって赤ちゃん猿を助けることもできなかったのです。

小猿が歩けるようなるのに2~3週間かかったといいます。
麻酔で無力に陥った子猿達の脳を調べた結果、脳に問題が見られました。

近代文明の病院ではよく赤ちゃんに蘇生術をほどこします。
麻酔でぐったりした新生児の足をつかみ逆さまにして叩いて呼吸を回復させようとすることもあります。

プルドウ大学のケファート博士の研究によると調査した20パーセントの子どもに目立たない脳の損傷がみられ、それが原因で学習と行動に問題をきたしていました。

臍の緒は抱かれて丁度お乳を飲めるくらいの長さになっています。

自然出産とテクノロジー出産の赤ちゃんとは対照的です。 テクノロジー出産の赤ちゃんは臍の緒を切られて母親からはなされます。感覚遮断された保育器の中で孤独にされます。

人生で最初で最大の出生経験で疲れはてているのに保育器の中で泣いても誰も答えてくれません。 泣いても誰も答えてくれないと赤ちゃんは刺激に反応しなくなります。泣いても無駄な事をすばやく学習してしまうのです。

天国は失われて二度とあのような状態は望めないというメッセージを赤ちゃんは受けとります。
産まれて来たこの地上界は好意的ではないのです。
そして無意識の中に敗北感、困難に対する自信の喪失感が刷り込まれます。

保育器から出された赤ちゃんはお母さんに抱かれて癒されます。泣いてばかりいた赤ちゃんは愛を受け取ることで笑うようになります。

欧米の研究者は新生児が平均して2ヶ月半過ぎないと笑わないことを観察していました。

生後2ヶ月までの赤ちゃんは眠るか泣くか乳を飲むだけだから生まれて間もない赤ちゃんは知能が無いと結論をつけたのです。

この赤ちゃんが未熟で無能力であるとの観察結果は常識となっていました。

ただしこれは近代医学のテクノロジー出産でストレスを受けた子どもの研究結果だったのです。

病院では分娩を早める為に人工破膜が行なわれたり、精神安定剤や沈痛剤が使われたりします。産婦の下半身を麻痺させる為に入れられる麻酔は血圧が低下する人がいるので今度は点滴が必要になります。


その結果、子宮収縮を促す合成ホルモンの陣痛誘発剤ピトシンが使われたりします。子宮口が開き胎児が降りて来ても麻酔の為産婦はいきみの感覚がつかめなくなります。そこで鉗子が使用されるケースもあります。

現代人を不安に駆り立てるあらゆる過ちの元凶は、病院の分娩室に集中しているとまで言っている研究者もいます。

現代のテクノロジー出産は、赤ちゃんに、苦痛をあたえる行為をあたりまえのこととしています。

わたしたちはそれに気がつかないほど鈍感になっています。

子宮よりも低い気温の世界に生まれた赤ちゃんは子宮の中のような人肌の温かさを求めるようになります。

ウガンダの母親は赤ちゃんが生まれる5分ほど前まで日常の仕事をしていました。出産間際になると一人になってしゃがみ込み赤ちゃんを生んだのです。そして一時間もすれば仕事を始めました。ウガンダの赤ちゃんは病院ではなく自宅出産でした。先住民の生活ではそれが普通だったのです。

母親は裸の胸にぶらさげた吊り帯の中におしめをつけずに赤ちゃんを入れました。母親はたえず、さすり撫で、唄い絶対に赤ちゃんと離れる事はありませんでした。

母親は胸に抱っこをして、いつも、つれて歩くので、赤ちゃんは絶えず裸で母親と接触して皮膚の刺激を受けていました。常に赤ちゃんは母親のマッサージを受けていたのです。

ヘンリー・ハヴロック・エリスはスキンシップが低い赤ん坊の死亡率が、30パーセントも高くなることを報告しています。そしてスキンシップが低い赤ちゃんは大人になった時にパートナーに対して不人情で、自己中心的で、やさしさに欠け、他人に対しては、社交性に欠ける傾向があるということでした。

マーガレット・ミードによると母親と赤ん坊が肌を密着させて何時間も愛撫を受けて育った部族は非常に穏やかで、争いごとがなく、逆にバスケットに入れられて肌を密着させないで育った部族は攻撃的で争い事が好きだったということです。

ウガンダの母親は常に子どもと眠り、いつでも欲しい時には乳をのみ、敏感で注意深かったのです。

ウガンダの赤ちゃんはほとんど泣く事が無く、満ち足りていました。

母親は子どもと深いきずなで結ばれていました。

子どもが泣く前に、母親はそれを察知して、子どもの欲求をかなえていたのです。

おもらしをしないウガンダの赤ちゃんを不思議に思って、研究者は次のように質問しました。「赤ちゃんがおしっこをしたくなる時、あなたはどうやってわかるの?」

質問を聞いたウガンダの母親達はなんて変な質問をするのだろうと驚いて答えました。「あなたはおしっこをしたくなる時、どうやってわかるの?」

ウガンダの母親と子どもは言葉を使わない「きずな」で精神的に深く結ばれていたのでした。

アフリカの狩猟採集民族のスワジ族の母親もウガンダの母親と同じように赤ん坊のおしっこや排便の時間を事前に察知していました。

きずなの研究をしたオハイオ州、K・W・リザーブ病院のクラウス博士によると正しくきずなで結ばれた子どもは知的で穏やかで幸福感に満たされ、決して泣かないと報告しています。

アフリカだけではなく愛と思いやりを充分受けてそだった世界中の子どもたちは、人生に対して肯定的で聡明、幸福、社交的、多才、柔軟、健康で適応性に富んでいました。

アフリカのウガンダでもヨーロッパ型の病院がつくられるようになり、そこで生まれた赤ちゃんは欧米と同じく二ヶ月半しないと笑わなくなりました。

現代人は「きずな」を忘れてしまったのです。

※参考文献
覚醒の真実╱清水友邦
胎児は見ている╱トマス・バーニー
子宮の記憶はよみがえる╱ロイ・リッジウェイ
バース・リボーン╱ミシェル・オダン
水とセクシュアリティ╱ミシェル・オダン
バースライツ╱サリー・インチ
愛のヨガ/ルドルフ・V・アーバン
誕生の神秘/レナルト・ニルソン
出生外傷/オットー・ランク
脳を超えて/スタニラフ・グロフ
暴力なき出産╱フレデリック ルボワイエ
マジカルチャイルド育児法/ジョセフ・チルトン・ピアス

写真の孫は病院で生まれましたが母子が離されることはなく母子は一緒でした。今の病院は昔と違って自然分娩も選べるようになってきています。

イーハトーブ心身統合研究所 所長 清水友邦

著書 「覚醒の真実」(ナチュラルスピリット)
   「よみがえる女神」(ナチュラルスピリット)

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