「創造性とともにある」という感じの石
最近、なおちゃんとお世話になっている会社で
光る石とクリスタルボウルのイベントを企画させてもらった。
そこで感じた、石たちのこと。あらためて記しておく。
光る石とは、
ブラックライトという紫外線ライトをつかってみる
「蛍光石」「燐光石」のこと。
蛍光特性のある石は、吸収した光を発光する際、
自然光でみたときの色とはまったく想像できなかったような
波長の色となる。
一例として写真を載せておく。
左のハクマナイトは、ガラス質な青紫色のが蛍光オレンジ色へ
右の珪亜鉛鉱は、金属質な黒茶色が、蛍光グリーンがびっしり。
カルサイトやフローライト、セルーサイト、ルビー、アンバー、ジンカイト
マンガンカルサイトなどなどが蛍光性の例。蛍光石について種類が多く
あることを知って驚くも、石の楽しみ方の一つで一般的だと知った。
燐光石は、紫外線を吸収する時間が長ければ長いほど、発光もするので
色の変化はないけれど、蛍のように、蛍よりも長く発光している。
自然光の中の紫外線を吸収できるので、現在では、その蓄光特性を商品化し生活に活用されている。
で、今回光る石に注目してみて気づいたことがあって
だれかの本を読んで、「このフレーズいいな」、
だれかの音楽を聴いて、「このコード進行おもしろい」、
など他人のクリエイティブ性に感銘を受けたことと
リンクしてそう?と思った。
それらに影響をうけて、新たに作ったものや
新たに試した展開や流れにそって付け加えていく続き物など、
人の創造性はこんな風につながっていく。
まったく前例がない、新しいものでさえ、これまでに
みえている創造性を踏まえている。
蛍光石は、光のエネルギーを吸収して、別の物を発してもいいんだ!
とか、たとえミニマルサイズであろうと全く別ジャンルであろうと
石のエネルギーのうち、何を受け取っているかもなぞで
何に変換されたのかもなぞだけど、確定されないながらも
「創造性とつながっているんだぞ!」と暗闇で光る石たちが
ブラックライトで光を変換してみせることで、証明している
ような気がした。
この
気付きの感動は、実は自分がマニュアル人間的に生きていたときと
比較して出てきた発想だ。
一部のアルバイト仕事は、書かれたマニュアル通り、周りの人に合わせて
動けばよいとか、逆に、マニュアルにそれると、業務が支障をきたすから
思考はただマニュアルとルールに集中していればいいとかの。
面白い。。。
マニュアル通りだと楽なんだけど、面白いことを考えついても
ないことにしないといけないから、ちょっと窮屈かもしれない。
だとしても、人間って創造性が備わっているからなのか、
職務範囲で工夫したりはするよね、その創造性ってのはやはり人間
ならではなんだけど、全く違う光にはなってはいけない前提がある
気がしてました。
ところが、蛍光石が教えてくれたのは、、、、
自然光(人間の可視範囲)ではみえてない裏で
何考えているやら!?
燐光石のほうは、どんな状況でもエネルギーを
発光することをやめない!創造を止めない!みたいな。
気づいたあとに尊いなと思った、
その創作が、創作こそが魂なんじゃないかな、
魂と魂どうし、影響しあっているんじゃないかな
つながっていく流れと、おおきなプロセスなんじゃないか?
などということだった。自由に創造していく感じ?
余談だが、クリスタルボウルの音ともコラボして、
視覚的にも聴覚的にも、自由にまじりあうことで一夜限りのアートが
誕生したのだ。光る石とクリスタルボウルのイベントは今という
一点の時間と光そのものだったような気がする。
きっとここに書くことができたのも、なおちゃんへの恩返しの一つ
として残しておきたい感覚がわたしの魂の中に宿ったからかもしれない。
感謝感謝。