mortalで牌譜検討してみた①
みなさんこんにちは。
日本プロ麻雀協会のすざくです。
久しぶりにnoteを書きました!
タイトル通り麻雀AIの「mortal」で自分の牌譜を検討して、mortalからの指摘があった箇所のうち特に気になったところをピックアップして書きました。
〈まえがき〉
ツイート見てくれた人はわかると思いますが、先日の24時間チャレンジ、結果は30本で内容は散々だったわけです。
連続で打ち続けていたのでもちろん途中に見返すことはしておらず、このチャレンジを機に牌譜検討をnoteにまとめてみました。
最初10回分ずつにしようと思ってましたが、とても長くなってしまうので1つのnoteにつき3回分の牌譜をまとめて書く予定です。
ちなみに、なんでNAGAじゃなくてmortalなのかというと、初めて使った麻雀AIがmortalだったのと、みんながナーガナーガ言ってるからあえてmortalにしようという逆張りです。
では、ここからは淡々と牌譜検討の内容を書いていきます。
流し見でもいいので見てもらえると嬉しいです!
〈1回目〉
ドラが白で一向聴。
私は打8m、mortalは打2m。
私はよくわからず単純に枚数と安全度で決めましたが、なんでmortalは2mなんだろう?
下家の1m手出しが関連牌であることと、対面が複数枚持ってそうだからなのか?
2巡前に7mが下家から切られていることから鳴きやすそうだと思ったのか?
私は3mスルー、mortal 3mチー。
私はこういう3mを普段から鳴いていません。
上家がラス目なのに北をポンしていてテンパイまでが早いか、高いか。
チーしたあと白を切ることになって上家に放銃、もしくは鳴かれるのが厳しいです。
mortalがチー寄りなのは手牌に良型ターツが1つで、面前でテンパイするには少し時間がかかると判断したためでしょう。
私は打5m、mortal打8s。
5mを切ると一手進んだ時に完全一向聴に取ることができるのがメリット。
受け入れ枚数は打8sのが打5mより多いです。
さらに打8sだと三色にもなりやすいことからだと思います。
そして4,5mを落としていくより、7,8sを落としていく方が対面への安全度が高いことも判断していると思います。
mortal 9pチー。
私はスルーしました。
鳴くと3900点、門前で進めたら高打点が狙えるからです。
ただmortalは三色の3900点でもアガリに向かいたいということでしょう。
3-6-9sで受けが被っていて、9sがのちに鳴きやすい、待ちが良いと判断したのだと思います。
私は9sスルー、mortal 9sチー。
オーラスアガれば2着。
こういうチーをひよってできない時があります。
ですがこれはチーした方がよかったですね。
対面が察してくれれば北切ってくれるかもしれません。
〈2回目〉
私は打東、mortalは打8s。
とりあえず字牌から切る初心者癖はずっと抜けなくて、これは2pか8sどっちか切った方がいいですね。
ドラなしの手かつ対子が4つ。
東を重ねてトイトイをみたいです。
私は打東、mortalは打6m。
私はいまだに両面ターツを払うことに抵抗があります。
曖昧に東を切ってしまいましたが、東ならば南を切りたいところ。
mortalのいう通りこれは6mがベスト。
索子の混一色を見て6mから切っていますね。
混一色ターツが5つ揃っている、かつ四対子なのでメンホン七対子まで見てると思います。
ベタオリ、何で降りるか。
私は打6m、mortalは打1s
わからなくなって時間がほぼなかったのを覚えてます。
6m、1sともに通ってないです。
6mは6-9m両面にだけ当たることはないですが、3-6m両面、その他諸々当たり得ます。
1sもいろいろ当たる可能性あるのですが、早い段階で3sを切っていることでその可能性が薄れているので切りやすいです。
それか5s3枚見えなので6m対子落としより7s落とした方がいいですね。
私は打3pでテンパイ外し、mortalは打6sのカン7pリーチ。
私は順目が順目なのでリーチしたい気持ちもありますがドラなし1切れのカン7pでは曲げられませんでした。
打3pはテンパイを外す上に受け入れ枚数最大でもないんですが、一通があるので打点があがる可能性があります。
mortalが6s切って即リーなのは、打点上昇する牌が7pの1種類、ここから両面テンパイする牌が、7p、5s、7sの3種類と少ないからです。
こういった状況でリーチするかしないかはかなり際どいラインになってくるので同じ場面に遭遇してもまた悩むことになりそうです。
〈3回目〉
私打1p、mortal打發。
私は134、とか、124とかの孤立1,9牌の比較がまだよくわかりません。
初心者の時にこういう1は切っていいと言われてその癖が抜け切れてないのかもしれません。
役牌重なっても嬉しいじゃんと思いましたが…。
mortalが發なのは、この手に雀頭がないこと、リーチを目指していきたいということだと思います。
134も2引いたらノベタンになるので、頭ができやすい形ですね。
私打5m、mortal打8m。
私は5m、8mどっち切ればいいか分からず5mを切りました。
5mを切ると一盃口がつきやすいというメリットがあります。
mortalが打8mにした理由は最終系の形を意識したからだと思います。
打5m→打8mリーチより、打8m→打5mリーチの方が6-9mでアガリやすくなる、ということだと思いました。
〈あとがき〉
今回はこれで以上になります!
最後まで読んでくれてありがとうございました。
ここに書いたmortalの打牌意図は私の勝手な推測に過ぎません。
今までこうやって自分の牌譜に向き合うこと、AIの意図を読み取ろうとしたことはなくて、自分の新しい試みになっています。
そのため内容は稚拙で人によっては違和感を感じることもあるかもしれません。
また続編を書く予定なので温かい目で見守ってもらえると嬉しいです。
回数を重ねるごとに私の考察力、文章力がさらに良くなっていくといいなと思っています。