おかわり
長男のえいじは、食べる事が大好きだ。
彼は好き嫌い無く何でも良く食べる子だ。
それはとてもいい事だ。
しか〜し。
成長期なのか、本当によく食べる!
すき家に行けば、牛丼大盛りを平らげ、一緒にいる弟に優しさに見せかけて、半ば残すように誘導する暗示をかける事もしばしば。
えいじ「たつのすけ、食べれなかったらにいにが食べるから、残して大丈夫だからね!無理しないでね!残していいからね!」
たつのすけ「‥‥そんなに、にいに食べたいならちょっと残してあげるよ。」
そして、簡単に見破られる。
そんな食欲旺盛のえいじだが、食べ物の中で、特にご飯が大好きだ。
ご飯の中でも、炊き込みご飯が大好物。
そんな彼の好物である炊き込みご飯が夕食だったある日の事だ。
えいじ「お母さんの作った炊き込みご飯、本当に美味しい!給食で出たら大人気だよ!(チラッ)おかわりしていい?」
私「いい、、、」
あぶない、あぶない。危うく、おかわりをあげてしまうところだった。
これも彼の得意技の一つだ。ホメゴロシ。
断っておくが、私がいじわるでおかわりを禁止しているわけではない。
彼は、
もうすでに三杯食べてる。
私「えいちゃん、もう、おかわりするのやめておこうか。」
えいじ「お母さんのいじわる!いいもん!お父ちゃんに聞いてくる!」
えいじ「お父ちゃん、お母さんが、おかわりさせてくれないの!酷くない?」
お父ちゃん「え?そうなの。食べさせてあげれば?」
何も知らない主人は、私にそう言う。
私「いやいや、もうすでに三杯おかわりしてるのよ。」
夫「なんだよ、それはもう食べ過ぎだよー。えいじ、もうやめておきな。」
私「そうだよ。ご飯終はもうわりにして、お風呂でも入ってきなよー。」
えいじ「お母さんとお父さんのいじわる!!」
私 「いじわるで言ってるんじゃなくて、えいじの体のために言ってるんだよ。」
お父ちゃん「そうだよ。食べ過ぎたら体に良くないんだよ。お腹も休ませてあげないと。」
おかわりをさせてくれない事に、ご立腹だったえいじも、私たちの話を聞いて分かってくれた様子
だった。
そして彼は、言った。
えいじ「わかったよ。そんなに言うなら、ちょっと休憩するよ。おかわりは、お風呂出てからでいいよ!」
満面の笑でみお風呂場へと向かって行った。
全然分かっていなかった。
おわり
今日も最後まで読んで頂いてありがとうございます^ ^
良い一日をお過ごしくださいませ♪
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