ブッタの教えで好きな話
ブッタ、本名シッダールタ。言わずと知れたお釈迦様の事です。
私は仏教徒でもなければ、他の特定の宗教を信仰している訳では無いのですが、ブッタの教えの一つでなるほど!やっぱりすごい人はすごいんだなぁ!と感動&感心したお話があったのでご紹介させていただきます。
あるところに、人々からいつもに慕われ尊敬されているブッタのことにとても嫉妬している男がいました。
その男は、ブッタが気に入らない!ブッタの人気が無くなればいいのに!そうなるにはどうしたらよいのか?と考えていました。
そして男は、ある事を思いつきました。
そうだ!人々が集う前で、俺がブッタを怒らせるような罵声を浴びさせてみよう。そうしたらブッタはきっと怒って取り乱すだろう。そしてそれをみたやつらは、その姿にがっかりしてブッタのことを尊敬しなくなるだろう。
男は早速実行しようと、ブッタがいるところへと向かいました。
大勢の人々にに囲まれてるブッタのところに着くと、男はブッタに向かって、ありとあらゆる暴言、悪口を浴びせました。
それを見ている群衆にも緊張が走ります。
ところが当のブッタは、取り乱すどころか、顔色一つ変えずにただ暴言を言い続けている男を見ているだけでした。
その様子を見てもなお男は暴言を言い続けました。
ところが全く動じないブッタを見て男はもう悪口を言うのにも疲れ果てしまいました。
そして、ブッタにこう言いました。
「おい!ブッタ!お前は俺がこんなにもお前の事を罵り、悪意を込めた事を言っているのにどうしてちっとも怒らないんだ?!」
それを聞いたブッタは言いました。
「あなたに聞きたいことがあります。ある人が贈り物を贈ろうとして贈り物を渡しました。ところが、その贈り物を相手が受け取らなかったら、その贈り物は誰が最終的に引き取る事になりますか?」
男は得意げに答えました。
「そんなの贈り物を送ったやつが引き取るに決まっているだろう!」
ブッタは男に言いました。
「その通りです。私は、あなたが先ほどから私に投げかける言葉を一切受け取らなかった。ではその言葉を最初的に受け取らなくてはいけないのは誰ですか?」
男は、その言葉を聞いてその意味を理解すると、その場に立ちすくんでしまいました。
どうでした?いい話じゃないですか?
人から言われた事をなんでもかんでも受け取る必要は無いんですね。
他人から嫌な事や傷つくような事を言われたらきっと気にしないようにする事は簡単かもしれません。(私は結構気にしちゃう方でしたが)
けれどもそれが親しい友人や家族だったりしたらどうでしょう?
グサっと心にきてしまうことありませんか?
でもね、
例え親であっても酷いこと、辛い事を言ってきたらそんな言葉、あなたの大切な心に入れてしまうような事はしなくていいんです。
受け取りたくない言葉は、拒否していいんです。
そして私たちは、人が喜んで受け取りたいと思ってくれるような言葉をプレゼント出来る人になりたいですよね♡
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます!