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『Re:LieF〜親愛なるあなたへ〜』感想

 先月の9/25(金)にRASKさんより発売された、『復刻版 Re:LieF〜親愛なるあなたへ〜』を先日クリアしたので感想を書いていこうかと。本当に素晴らしい作品に出逢ってしまったので。夜中の2時過ぎにエンドロールで号泣よ…。

とりあえずご存知ない方はOPムービーを見てください。神なので。
はい!ポチッと押して!



""試してみるんだ、もう一度""

 やばい…初めて見た時、問答無用で引き込まれた。これ見て、同じようにビビっと何かを感じ取ってしまった人、今すぐプレイしましょ。それに必ず応えてくれる作品だったので。少なくとも僕はそう断言できます。ムービーから想像できる以上のものが返ってきます。全部終えた時、ここまでメッセージ性が強い作品にはそう沢山は出逢えない…出逢えて良かったと心の底から思いました。しかも、質の高い物語性が担保された上でです。だから、ちゃんと胸にくるものがありました。

しかし、まじで何回見てもいいな…。そして、クリア後に見るとまた違って見えるし、音楽も違って聴こえるやつ。この感じ大好き。

 えっと、ムービー最後にもありましたが、オリジナルは2016年の作品なんです。僕がこの作品のOPムービーを見た時はたしか2、3年ぐらい前で、その時にはもうパッケージ版がプレ値付いちゃってたんですよね…。ダウンロード版は嫌で、どうしても新品パッケージで欲しい人なので、中々手を出せずにOPムービーを定期的に聴く日々でした…。


そしたらですよ!!!今年RASK公式Twitterからなんと!!!

復刻版発売決定!!!!!!!!!


しかもサントラつき!!!!!!!!!


っっいやっっったああああああああああああああ

本当に感謝しかないですね…。生きてて良かったぁ(泣)。

てな感じで、馳せに、馳せまくってきた想いを胸にプレイしました。だから余計に感動が…っていう部分も少なからずあったのかもしれません。

多分普通の人よりじっくりやってしまう人(ボイス聴くマン)なので、約一か月かかってようやく、10/27深夜2:13をもってクリアしたって感じです。でも、総プレイ時間は20時間ぐらいかな多分。



 え~、前置きが長くなってしまいましたが、いよいよ感想書いていきます。攻略したキャラ順に(ここから一部ネタバレあり)。各√がTRUEに繋がる、TRUEを終えてやっと視えてくる側面が強かったので、√クリア時点での感想ツイートに、逆に今だからこそ言える感想も添えていこうかなと。ただ深い考察とかは得意ではないので、そこは期待しないでください(笑)
 では、どうぞです!

箒木 日向子(ははきぎ ひなこ)

 彼女はね、付き合ってから可愛すぎました。むっちゃ積極的で…しかもちゃんとしっかり者のお姉さんしとる!って感じで。付き合う前も、変な声出すし、表情凄い変わるし(ギザギザの口好き)、そこがある意味可愛いかったんだけど、どちらかというと変な子(褒めてる)で。ただ段々とその変な中にも、純粋で綺麗な大人な考え方があるっていうのを知り始めてから、彼女の人としての強さも感じられる、そしてそれがそのまま物語の推進力になってるような話の流れだったのが凄い良かった。周りの所為で抑え込まれていただけで、実はしっかり頑張れる子だからこそ、彼女にはもう一度、その強さで人生を歩んでいって欲しいと思えるほどだった。

 全てを終えた上であの結末について考えてみると、あれは紗希ちゃんと中継所に向かったってことだよな…。日向子のお蔭で現実の自分を受け入れ、母の事まで思い出し、全てを知る為に。紗希ちゃんは司と同じように昏睡状態な訳だし、事情を知っているからこそ一緒に行ったんだろうな(と思ってる)。日向子と紗希ちゃん、2人で暮らすことになった流れも踏まえると上手く行ったんだろう。TRUEに近いENDという認識。司の描写もあったし。そして何より、ベランダにあるローズマリー。花言葉は『あなたは私を蘇らせる』。紗希ちゃんが日向子に届けたことからしても、ぴったしの花。泣けてきます…。そんで、そのローズマリーも映った「行ってきます」のCGが好きすぎる…っ!

 この√でのメッセージとしては、成功失敗、プラスマイナス関係なく、経験と結果というものは必ず支えになってくれるもの。選択に迷ったら、無限の選択肢を正しく理解するためにも、"選択肢を知るという選択"で十分だということ。意外と忘れがちになりそうな事だなと思います。余裕がない追い込まれた状況だと尚更。今一度、胸に刻み付けて、もし今後の人生で迷ったら日向子と司を想い出します。



大舘 流花(おおたて るか)

 年上好きな自分としては、一番気になっていたキャラ。見た目・雰囲気通りのクールで姉御肌だったもの(佇まいとかヘアスタイルも好き)。ただ付き合ってみると、想像以上に乙女チックな一面を持ち合わせており、しかも見た目以上に打たれ弱い…。このギャップがもう最高でした…。全然隠しきれてない照れがいいよ!照れが!!そういう性格諸々全部が学生時代から窺えるものだったのも良かったし。これらの、どちらかというと消極的な部分を見せてくれるようになったという意味では、日向子と真逆の展開だった気がします(料理とかも…)。それ以外はもう一貫して芯の部分は変わらずに真っ直ぐな生きていく姿勢がカッコよくて素敵でした。他のキャラよりも年上なので、視野も広い、やっぱり大人な意見を発してくれるたのも含めて。

 そんな彼女が司と出逢って、変化を受け入れる事への恐怖がなくなっていく。けれど運命を受け入れる事は絶対にしない。一方、司も流花に憧れて、運命を変えて魅せるという決断へ、一歩を踏み出していく。彼女やってきたこと、トライメント計画での出逢いを証明するという意味でも。ただこれは結局、司は現実の自分ではなく、理想の自分のまま過去を想い出してしまったので、現実の司の回復には至らず…。この結末そのものだけを切り取ると、BAD END寄りではあったんだけども、流花に魅せられた司の決断には頷けるし、真実を知って決意する流花の姿も響くものがあったので、流れは満足でした。一人の決断は、また誰かの決断を促す。この辺りは後述するアイ√にも通ずるところがあったと思います。司にかけた「だから君も、試してみるんだ、もう一度」の言葉も彼なら絶対に大丈夫という愛や信頼が感じられるし。勿論、悲しくはなるんだけどね…複雑なお気持ち。

 この√でのメッセージとしては、やはり上記でも述べた通り、流花の決意が一番強く受け取れた。台詞を引用するならば、これ。

「世界のすべてを、とは言わない」
「けれど、君の生きるその場所の、周囲の世界くらいなら、あたしにだって変えられる。変えてみせる」
「この硬直的で、融通の利かない、あまりにくそったれなこの世界で」
「あたしと一緒に、歩いて行って欲しいから」

司と出逢ったからこその言葉であるから余計に響く。嘗て会社を救えなかった彼女にとっては、もう絶対に同じ過ちは繰り返したくないはずで。彼を救う為には、彼との生きる最小限の世界だけを変えればいい。リスクとメリット。全世界と司との世界。もうこれ以上は御免だと…次こそは…私が運命を変えて魅せるという、あの時とはまた違う強い意志が本当によかった
 今後、自分も壁にぶち当たってしまうことがあるかもしれない。そういう時は主体の範囲を少しずつ小さくして、繰り返し試してみるっていうことを想い出したいですね。最適な範囲が必ずあるはずだと。



海蔵 もも(かいぞう もも)

 ももちゃんって、ももちゃん!って感じが確かにあって(伝われ)、例えばむっちゃ元気で、甘え上手で、お化けや野菜が苦手なとこですね。言葉の節々に表れる表情から伝わってくるものも可愛かったし。だけど、そういう外に思いっきり出てくる側面とはまた違った、むっちゃ頭が良かったり、思い遣りの強い子だったり、寂しがり屋だったり、外見と中身のギャップが一番大きかった女の子でした。加えて、抱えてる悩みも相当なものだったし…。ただそれと同じくらい、内に秘めてるものはちゃんと強くて…熱くて…人一倍努力や経験を積んできたからだと思えるほどのものでした。根っこにある精神が負けず嫌いというか、自分にだけは負けたくないみたいなもの感じた。自分をきちんと省みることができる人ならではですね。トトの一件もそうでした。探究心だけは絶対に失わなかった。

 あとはもう結末含め、3人目ともなると、TRUEへの伏線というか、核心的なヒントとなるものが出揃い始めてきたので本当に興奮してました…。例えば、フィールドワークの調査結果から視えたアルゴリズムなんか答え一歩手前ですし…。ラスト、ももとしては勿論、一研究者としての道を行くことを決断した彼女。まじで辛かったはずだと思う。だって、戻ってこれる保証はどこにもないもの。それでも、待ってくれてる人がいるということ、背中を押してくれる重ねてきた日々があるということ、守らなければならない約束があるということ。そして何より、三国先生と共に世界の真実をほぼほぼ理解した時、自分よりも司の方がよっぽど寂しい想いをしてきてることにも気づいてしまったことが決断の一番の決め手だったはず。私がもう二度とそんな想いはさせまいと。

 上記繋がりで、この√のメッセージはやはり「待つ側と待たせる側」。嘗ては待つ側だったももちゃんが、今度は待たせる側になっていく訳です。これがもう本当に感動的でした。彼女は待つ側の方が辛いということを誰よりも自分がよく知っているから…(泣) ただ、どっち側になっても寂しいという点は変わらない訳で、その寂しさを少しでも和らげるのが信じるという力。しかもここで言う信じるは、自分よりも相手を信じなくちゃいけない。これが両者共に生じるのは簡単なことではない…。けど、その関係性が成り立っていた2人と、2人の架け橋になっていたトトの存在は最後まで尊かったです。読まなくても大丈夫と、手紙を読まなかった司の心境なんかそのものだったなと思います。
 敢えて結末を見せず、ももちゃんの帰りを信じて待つ司とトトのシーンで幕を閉じたのも、プレイヤーに向けて"貴方も信じて"と言われてるようでした。きっと「ももちゃんは天才ですから!」と元気に帰ってきて、3人笑顔でまた過ごしている未来を。



アイ・ユウ(TRUE END)

 アイ√でもあり、ユウ√でもある。そして、この作品のメインストーリーとなる√。いよいよか…って感じでしたね。「トライメント計画」の真実、伊砂先生、三国先生の正体。司の母親や事故の事。そして、それらの関係性etc...。正直、ヒロイン攻略√で伏線を張る為もあってか、薄味目だった分、この√への期待は半端なかったです。何だろ?あれ?と今迄思っていた点がどんどん繋がっていく感覚から得られる気持ちよさは勿論ですけど、ストーリーそのものの結末がまじでよかった…。期待以上のものをぶつけられて号泣しました…。

 では気を取り直して、まずユウちゃんから。彼女は口調からもそうですけど、優しすぎました…。簡単に涙を見せてしまうくらいには。でもそれもそのはず、親友でもあり、生みの親でもあり、司の母でもある、響子さんから任された責任感に上乗せされた、個人的な司への愛があったから。管理者としていくつものモデルケースから学習を重ねていき、試行錯誤の連続で…。その中での"無意識"の暴走だったんだろうなぁ(司への期待があったからこそ)。抑えきれずにいつの間にか一線を越えてしまっていた。彼にはこの世界が…自分がいてあげなきゃならないという一線。そして彼女は世界を閉ざしてしまった。とても感情的な、納得感のいく展開だったと思います。

 ここから少し勝手な妄想にはなるんですけど、アイが生まれた理由についてです。ユウが仮想世界を管理すると決まった時に、コピーとしてアイが生まれたという記述はありました。だとすると、素直に考えたのは響子さんが用意していたものだったのかもしれないなという事。アイはアルゴリズムが危険な方向に進み続けるのを阻止するための一種のフレームワークのようなものだったのかもしれません。彼女は万が一の可能性、感情を持った人工知能の危険性も重々承知していたから(現にユウは無意識に暴走してしまった)。そして、司を目覚めさせるのに絶対に失敗は許されなかったから。今度こそ間違いのないようにと。
 自分の中ではこれで割と落ち着いてるんですけど、ユウ寄りの理由もある気がして、またちょっと考えました。前提は上記の通りですが、司がこのトライメント計画に参加が決まった時、アイを通してユウはもう一度、試してみたかったんだと思います。2人で過ごす楽しい時間を。けど、仮想世界の管理者として、自由気ままに動くわけにはいかなくて。権限レベル的に司の動向を把握できない部分もあったから。ならばアイから話を聞けるだろうし、彼女を司に近づけさせることにした。「今の生活は楽しいですか?」っていう言葉の意味もかかってくる気がします。
 この考えに至った経緯としては、響子さん達が学生だった頃の話がかなりよかったから。「トライメント計画」に向けての再会も含めて。ユウは響子から生まれた親友であり、彼女達の日々の楽しそうな様子を一番側で見守っていたのも勿論ユウでした。ユウにとって、それはもう本当に楽しそうな学園生活に映っていたはずです。そして、その輝かしい毎日を司とも体験してみたかった。司も学園生活というものを満足に過ごせてはいないから。
 以上が、僕の考えたアイの生まれた理由ですが、正直辻褄合わせとか細かいこととか合ってるかはわかりません。けど、こうだったら素敵だなっていう希望的観測からも一番はこれに落ち着きました。あとは、既にプレイ済みの方の考察も見に行ってみたいです。

 まぁそうして、生まれたアイちゃんですが、彼女もユウとは違った可愛いさがあって素敵でした。彼女自身が人格は別、と言っていましたが、根っこの部分、ベースはやはり一緒だった。面倒見がいいとことか特に。だけど、彼女が生まれて仮想世界で経験という名の学習を重ねていくと、ユウとは違う差異が生まれていく。上記の予想でいくなら、司と彼の友達と学園生活を共にしていく中で、彼の為に私達が本当にすべきことを見つけていく。どう接してあげるのが彼と私達にとって一番か答えを導きだしていく。システムチックではあるけれど、ここにユウが弱さと向き合うっていう感情的な話の流れも合わさって、とてもいい仕上がりだったと思います。
 司と付き合うのがユウではなく、アイだったというのもそれで良かった気がします。それにアイはユウと全くの別人という訳ではないですし。記憶を取り戻す手助けをし、学園生活を実際に経験したのはユウではなくアイだったから。偽物や複製であっても、本物であることを2人で刻んでいきたかったという共通の想いを持っているのは、紛れもなくアイと司だから。

 ただ、唯一アイにはなかった司との出逢いの記憶。これがあってマジで良かった。付き合ったのがアイで、仮想世界を打ち破るのはユウ。構造的、表面的には、役割分担になってしまうのかもしれません。でも迎えたピアノ二重奏を見た全員がそれは違うと思ってるはずです。そう信じたい。最初で最後の贈り物であり、約束。現実世界を見返すために用意した、殻を打ち破るための白銀の弾丸は、仮想世界にいる仲間の…それぞれ弱さを打ち破るためものに変わっていく。相手へ放つものが自分へ放つものに。2人だけのものだった想いが、少しだけ範囲を広げ仲間達の想いも込めたものに。この仮想世界で刻んできた全ての足跡を汲んであげたこのラストは本当に素敵でした。純粋にピアノ演奏も最高で…ピアノの音って感情が乗りやすい。

 その後もエピローグも文句なしによかったです。特に、アイとユウのやり取りが本当に微笑ましかったし、あとはユウの以下の言葉。

「頑張ってください、司」
「私たちは、いつまでもあなたを見守っています」

ここで、泣きそうになりました。なんか嬉しさもだけど、寂しさもあって。そのままエンドロールで感情ぐちゃぐちゃですよもう。

 あと余談にはなるんですが、「行ってきます」というラストシーンで映ってる白い花がわからない…。わかる方いたら教えて下さると幸いです。

行ってきます



シナリオ以外で良かったとこ

 ここからは軽くシナリオ以外の面から感想を書いていきます。

 まず作品の世界観、テーマについて。人工知能や仮想現実がメインで扱われていました。これに関しては単純に相性がよかったです。私事にはなるんですけど、情報系の研究室で院生として身を置いており、来年度からは勿論そっち系の企業に勤めることも決まっているので、そういう分野には興味がずっとあったからです。興味があるテーマだったので、入り込みやすかったですし、楽しみが倍増した気がします。

 続いて、演出面について。一人称視点のような転換、急に来るノイズ演出、CGを惜しみなく複数枚使っていくシーン、心臓の鼓動音、どれを取っても没入感と勢いを高めるのに最高の演出だったと思います。ノベルゲーにおける没入感はめちゃくちゃ大事だと思っているので、その点この作品は(処女作にして)理解しているのかなというか、こだわりを十分に感じれて良かったです。特にノイズ演出は新鮮でした。しかも、一番わかりやすい伏線でした(笑)

 演出面関連で音楽・背景について。この2つはもう言葉にするまでもないというか、レベル高すぎて圧巻でした。OPムービーでの音楽の良さはBGMでも光っていました。一曲あげるなら『AI』が好きです。あと、最後の最後のエンドロールで流れた『Re:TraumenD』…反則ですわ。OP曲の『Re:TrymenT』のただのアレンジではなく、歌詞も微妙に変わってて。調べたらまずタイトルの「traumend/traümend(トロイメント)」の意味は「夢を見ているように」という意味。うわぁああ…(泣) 僕、こういうのに弱いんですよ…本当にダメ…。この曲で泣かされたと言っても過言ではないですね。一生大事にしたい曲がまた一曲増えました。
 背景担当のmochaさん・胡太郎さんが描くイラストは光のエフェクトが特に最高でした。色味のグラデーションに加えて、光が演出してくれる空気感、雰囲気が直に伝わってくる感じ。特にラストの、夕焼けバックにした海の背景には息を呑みました。

 それとキャラクターについて。デザインは、原画担当のクロノミツキさん、雫将維さんの独特な塗りがやはり印象的でした。背景とのマッチング度合も最高でした。立ち絵もいいし…。あとがエッチシーンになるとエロさマシマシでした。興奮しないっていうと嘘にはなるんですけど、それ以上になんか綺麗すぎて素直に見惚れてしまいました
 サブキャラについても感想を書いておくと、理人は面白いし、頼りになるいい男キャラでした。一人は欲しくなるのよね、主人公の友達キャラ(笑) ミリャちゃんは小動物みたいで可愛かったなぁ。日向子との再会も涙するものがありました。伊砂先生・三国先生は頼れる大人キャラな訳ですが、役割的にはそれに留まらず、響子さんの親友って分かった時は更に感情移入してしまうものがありました。まじで再会シーン感動物。同じく大人キャラの斎藤さんも日向子√で名言を残してくれました。ああいうお姉さん身近にいて欲しいなぁ…。夏奈ちゃんは仮想世界の人(ですよね?)だったけど、喫茶店でのやり取りは面白かった。もも√でのサンドイッチのやり取りが好き。



さいごに

 言いたいことはただ一つ。本当にありがとうございました。素敵な作品に出逢うたびに想うんですけど、いくら感謝しても感謝しきれません。その気持ちをこうして毎回文字に起こすことで、制作陣の皆様に届いていたり、同じプレイヤーさんと共有できていたら幸いです。

 感動が大きすぎた分、余韻も長引いて、書き上げるのに時間がかかってしまいましたが、これで気持ち的にも一区切りつけました。しっかり自分の中に吸収されていったと思います。感想にも何度か書きましたが、この先、この作品から多くの貰ったものを想い出すことがあるかもしれません。その時、きっと支えになってくれると確信しています。ラストのメッセージも心にしっかりと残っています。

一人で立上がれないのなら、誰かに助けを求めればいい。
頑張りすぎてくじけたのなら、再起の時を待てばいい。
まわりを引っ張ることに疲れたのなら、誰かと一緒に歩めばいい。

それでもいつかは、弱い自分と対峙しなくちゃいけなくなる。
それを真正面から見つめ直して、なおも自分を張れるように。
それぞれの足跡に刻んで、次の一歩を踏み出してく。
それを”生きる”と呼ぶのなら。

 改めて制作に関わった全ての人に感謝しています。ずっと自分の中に残しておきたい、大好きな作品がまた1つ増えました。本当にありがとうございました。これからも楽しみに、応援しています。



P.S.
発売4周年おめでとうございます!!このめでたいタイミングが重なったのも何かの縁かもしれません…。『TrymenT』の方もいつか必ずプレイしたいと思います!


©RASK ALL RIGHTS RESERVED

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