2023年 ベストライブアワード
どうもです。
2023年の総まとめ的な記事、第11弾。
今回は、2023年に参加した音楽ライブを振り返ると共に、特に印象に残ったライブを紹介できればと思います。元々お蔵入りにしようかと思ったんですが、少なくとも記録として更新しておく決意ができました。あとはコレを機に現地ライブに興味を持ってくれたらそれが一番嬉しいです。
毎週の新曲感想記事の中でライブレポ自体は書いていたので、それを頼りに一旦2023年を通して参加したライブを一覧にしました。
昼・夜などもあったので、公演数でカウントすると、2023年は合計70本となりました。人生でも過去イチの数で自分でもビックリしてますw 高校生の時からバンドのライブメインで行っており、VTuberにハマってそのライブ分が自然と増えた感じ。ライブ本数もバンドとVTuber半々くらいですね。
では、この中から特に印象に残ったライブをコメントを付けながら紹介していきます。勝手に用意した賞は以下7つです。
【新人賞】
【ベストアクト賞】
【ベストセトリ賞】
【芸術賞】
【号泣賞】
【特別賞】
【総合大賞】
大前提として、どのライブも等しく大切なモノです。ライブは生物であり、"その日限り"が詰まっている、唯一無二の想い出ですからね。それを踏まえた上で、選んでいる事を了承していただければと思います。選ぶ事でそのライブの魅力をより伝えたいと云う想いです。それではどうぞ!
【新人賞】
9/14 トゲナシトゲアリ修行中 公開練習ライブ@代官山SPACE ODD
2023年4月始動。東映アニメーションが製作するオリジナルアニメであり、ユニバーサルミュージックとの合同ガールズバンドプロジェクトでもある『ガールズバンドクライ』にて、数千人に渡るオーディションの中から選ばれた5人から結成されたガールズバンド「トゲナシトゲアリ」の公開練習ライブ。「トゲナシトゲアリ」にとってライブ初お披露目となりました。
彼女達のデビューシングルを聴いた時に、どこか懐かしい"あの頃"の衝撃を呼び起こしてくれてハマってしまい、そのままライブへ。当日はこの短期間で初ライブとは思えないパフォーマンスを魅せてくれて、ボーカル理名さんの「私たちの始まりの目撃者になってください」という言葉も忘れられず、【新人賞】とさせていただきました。これからの期待も込めてます。音楽経験者なだけあって個々のスキルは素晴らしく、演奏中のアイコンタクトや笑顔が多く仲の良さを感じれたのが特に印象に残っています。声優として演技の方は初挑戦になるので、そっちの不安があるみたいですが、年齢も若いですしバンドとしてこれだけ最高の楽曲と確かな実力があるのであれば、どーとでもなる気がしています。勿論アニメも楽しみで大成功となって欲しいですがw 2024年3月16日には初の1stワンマンライブが開催されます。楽曲を聴いて少しでも興味が沸いた方、是非行きましょう。
【ベストアクト賞】
6/24, 25 電魂祭 & 電音部 3rd LIVE -SOUL EVOLUTION-@立川ステージガーデン
DJをテーマにした物語や、新進気鋭のクリエイターによる最先端で上質なクラブミュージックを展開しているメディアミックスプロジェクト「電音部」の3度目となる全体ライブ。ナンバリングライブは久々で、2022年3月19日の2ndぶり。この日は電音部のトラックメイカーによるDJ公演である前夜祭的イベント「電魂祭」も同時開催され、こちらも楽しかったんですが、ベストアクト賞を与えるのは新しく登場したカブキエリア『真新宿GR学園』
大神 纏(CV. 吉田凜音)、安倍=シャクジ=摩耶(CV. SONOTA)、りむる(CV. をとは)によるユニットなんですが、パフォーマンスが本当に圧倒的で釘付けでした。全員が色んなステージで今もなお活動している実力者なだけあって、踏んできた場数を感じさせると云うか。特にSONOTAさんの「狐憑キ」はフロアを陶酔させる妖艶で狂気的な歌唱がヤバすぎて、"頭いいフリやめな?w"は個人的流行語大賞です。全体曲「Crush」も破壊力抜群で2023年ベストキャラソン。カオスで治安悪すぎるサウンドの波、3人の歌声はそれぞれカッコイイ・カワイイ・セクシーの三拍子、大胆不敵な高揚感によって溢れ出る快楽物質。どこか危険性を孕んでいる処にとても魅力を感じるカブキエリアには今後も驚かされそうです。
【ベストセトリ賞】
9/22 Fear,and Loathing in Las Vegas 15th Anniversary Show 2023@日本武道館
神戸発5人組エレクトロコア/ポストハードコアバンド、Fear,and Loathing in Las Vegasの結成15周年を記念したワンマンライブ。日本武道館でのライブは2016年1月7日の初公演ぶり2度目。当時も勿論観に行っていたので何だか感慨深いモノがありましたね。
上記の通り、解る人には解るとベガス史上ベストと言っても過言ではない青春リバイバル系でベストセトリ賞としました。特に気が動転する程だったのは7曲目「Ley-Line」が流れた辺りから。大好きな曲なのでブチ上がり、その後も「Virtue and Vice」「Just Awake」「Don't Suffer Alone」と当時高校生時代に死ぬほど聴いた曲が立て続けに来て狂喜乱舞。しかも1stアルバムから「My Dear Lady, Will You Dance With Me Tonight?」まで披露し、Vo. SoとKey/Vo. Minamiによるスクリームの掛け合いをそのまま「Step of Terror」で魅せ、「Break Out Your Stained Brain」とかいう幻のカップリング曲降臨。まだまだ終わらず、大好きな「Twilight」⇒「Evolution」という初期のベガスライブセトリを彷彿させる流れが来て泣きながら破滅。久々すぎてガチでやばかった。"俺達はいつも通りアンコールは無しです、正真正銘ラスト2曲全力で楽しでいけ!"とVo. Soの前振りから、「Crossover」⇒「Love at First Sight」でとびきりヘヴィに落としてからの、エモーショナルフィニッシュも完璧。結成15周年の集大成が詰まっていたなと改めて思います。彼らを好きになってもう10年以上経ちますが、これからも大好きです。
【芸術賞】
8/25 長瀬有花 LIVE “Eureka”@恵比寿LIQUIDROOM
音楽事務所RIOT MUSICのサブレーベル「汽元象レコード」所属、2次元と3次元の両軸で活動する“だつりょく系アーティスト“長瀬有花の初のワンマンライブ。この時まで彼女のライブ自体は見ていましたが、記念すべきワンマン、しかもソールドアウト公演と云う事もあり、かなり楽しみでした。
そんな期待を遥かに越える素晴らしいライブで、事前アナウンス通りの、長瀬有花の活動の「集大成」にして、これから音楽アーティストとしてファンと共に歩む「出発点」ともいえるワンマンライブだったと思います。芸術賞とした理由としても、ステージセットにはこれまでのコンセプトライブにちなんだ小物が沢山あったり、"出発"を象徴する大きなロケットや宇宙服を模した衣装も存在感あったりと長瀬有花ワールドを展開してくれたため。彼女の衣装ごとプロジェクションマッピングを投影させた演出も見事でした。そんな次元を融解させる現地ライブならではの世界観と生バンドによって無限に輝きを放つ楽曲達の魅力も再認識でき、長瀬ちゃんも最後まで安定した歌唱を披露してくれて。最初のMC、"あなただけの楽しみ方を長瀬に見せてください!"と最後のMC、“長瀬有花はこれからも貴方の日常のそばにあり続けます”は、どちらも彼女そのものとも言える温かすぎるメッセージでとても印象に残っています。ステージ上での立ち振る舞いがいつも通りでもあり、特別でもあり、そんなプロフェッショナルな姿にも只々感動でした。身振り手振りとか指の先までホント可愛かった。やっぱり唯一無二の世界観、アーティスト性って自然と惹かれるし応援したくなるなと思います。
【号泣賞】
3/30, 31 KAMITSUBAKI FES '23@豊洲PIT
クリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」所属のアーティスト達による初のフェス「KAMITSUBAKI FES ’23」を2日間に渡って開催。バーチャルシンガー、シンガーソングライターら総勢9組とバーチャルシンガーから派生した音楽的同位体も大集合し、さらにKAMITSUBAKI STUDIOの姉妹レーベルSINSEKAI STUDIOからも多数参加しました。
Vsingerメインの1日目、シンガーソングライターメインの2日目、最高の2日間でした。こんなに泣いたライブは稀だし、かけがえのない瞬間を沢山見せてくれたので号泣賞とさせていただきました。
1日目は、ソロでトリを飾った花譜ちゃん。殆ど3rdアルバム『狂想』から披露したセトリで「海に化ける」→「人を気取る」の鉄板メドレーに、音楽的同位体"可不"と「青春の温度」、さらに「邂逅」までやってくれて、ここで泣き散らかし。アルバムで一番大好きな曲だし、この選曲は花譜ちゃんからカンザキイオリさんへの感謝の気持ちだと勝手ながら受け取ってました。
2日目は、後半でのコラボパート。全部良かった中でも、カンザキイオリ×花譜の「あの夏が飽和する」⇒「狂感覚」で優勝からの激エモ号泣オタクと化しました。「あの夏が飽和する」大大大好きなので歌ってくれて本当にありがとうのお気持ち。イントロが流れた瞬間天を仰いで涙が溢れてその後ずっとムリでしたね…軽く涙腺ぶっ壊れた。最高の名曲です。
改めて感謝しかないし、やっぱ神椿の皆が大好きです。理芽ちゃんが今回は参加できなかったので、今後も開催を続けて欲しいなと思います。
【特別賞】
8/26 えのぐ 大絶響祭 2023 SUMMER -轟々爛々-@KT Zepp Yokohama
鈴木あんず、白藤環、日向奈央の3名によるVRアイドルグループえのぐの毎年夏と冬に行われるワンマンライブ「大絶響祭」。2022年末にメンバーだった夏目ハルがアイドル活動を引退した為(岩本町芸能社の広報担当として支援)、3人の新体制では2回目。今回は和楽器×バンドをコンセプトにした雅かつ重厚なサウンドでライブを構築となりました。
えのぐのワンマンはずっと行きたいと思ってて、どーせ行くなら声出しの時と決めていたので、やっと来れた喜び。そして、豪華生バンド演奏も含めて筆舌に尽くし難い衝撃と感動が間違いなくあったので特別賞とさせていただきました。ステージ限界まで埋め尽くした楽器の壮観な光景、ライブ中は音圧限界突破の迫力、自然とアレンジになる"この日限り"の貴重性、オーディエンスまで伝染する演者さん達全体の笑顔と熱気、ファンへのお喋りに煽り、コーレス、ウェーブ、タオル回し等のインタラクティブな体験、音楽体験に留まらないライブ感をひたすら楽しめた日でした。えのぐ3人が最後の最後まで魅せてくれた全身全霊のパフォーマンスも、アイドルとかバーチャルとか関係なく、いちアーティストとして凄まじくて。これだけのバンドサウンドに負けない丁寧で全力なダンスや歌唱、ステージング、煽りなど圧倒されながら気づいたらライブが終わってる程。彼女達は現地でのライブ数やフィールドもかなり多いので、その積んできた現場経験値と日頃の相当な練習量も伝わってきました。今後とも活動初期から掲げる「世界一のVRアイドル」へ向けて確実に前身していくと思うので、変わらず応援していきたいと思います。もっともっと大きくなれると心の底から信じてます。
【青春賞】
11/14 VS ONE OK ROCK / MY FIRST STORY@東京ドーム
日本を代表するロックバンドONE OK ROCKと、MY FIRST STORYの2マンライブ。ONE OK ROCKのVo. TakaとMY FIRST STORYのVo. Hiroは兄弟で、どちらも10年以上のキャリアがありますが、2マンライブを行うのは史上初。2022年2月の日本武道館公演で、Hiroが会場に訪れていたTakaに「俺らと東京ドームで一緒にやってくれませんか?」と催促した事で実現しました。
間違いなく伝説の一夜となったこのライブ、ワンオクもマイファスも青春ど真ん中すぎる楽曲をセトリに組んでくれたので青春賞とさせていただきました。ファンにとっての青春時代だけでなく、バンドにとっても青春時代だったかもしれないですね。10年以上前ですから。
ワンオクは13曲中半分以上が2013年以前の曲で、自分が中高生だった時に死ぬほど聴いた曲達でした。初手「The Beginning」⇒「Never Let This Go」⇒「Nothing Helps」や、終盤での「未完成交響曲」と「完全感覚Dreamer」、サービスで「キミシダイ列車」まで、改めてヤバすぎますね。マイファスも10年前の曲「最終回STORY」からスタートし、「ALONE」、虚言NEUROSE」「モノクロエフェクター」「不可逆リプレイス」等々こちらも懐かしすぎて…。活動初期の若々しい魂が今も宿ってる事も感じました。
お互いのライブが終わった後には両バンドが登場し「Nobody's Home」を披露してくれたのもガチでずっと泣いてました。目を見て歌い合う姿、抱き合う姿、それを笑顔で見守るバンドメンバー、一生忘れられない最高の景色でした。お互いに音楽で気持ちを伝えあう、史上最大の公開兄弟喧嘩は、余りにもステキで、愛に満ちた、泣けるエンディングだったと思います。
【総合大賞】
3/18 hololive 4th fes. Our Bright Parade Day1@幕張メッセイベントホール
VTuberグループ「ホロライブ」の4度目の全体ライブ「hololive 4th fes.」の3つある公演の内、Day1を総合大賞としました。年に一度しかない全体ライブへの現地参加、演者のパフォーマンス、ステージセット、特効、照明、セトリ、テンポ感、ライブ感、何もかもが最強で最高だったので。
曲数は昨年より増えて合計35曲。MCやムービー演出を極力減らして、かなりテンポよく披露してくれたのは大正解。構成も変えて、26曲までにソロオリ曲をメインに披露。1年間でホロのオリ曲は100曲以上増えた訳ですが、1人当たり2曲以上所持してるタレントもいるので、どれが披露されるか解らないワクワク感もあって。その中でDay1は全員が聴きたかった楽曲を披露してくれたのがガチで嬉しかった。特に推しのポルカが「ペルソナ」、ラプラス・ダークネスが「Dark Breath」をやってくれて。それ以外も前半は会場が熱気に包まれる選曲だったので、テンション感と云うかボルテージがちゃんと維持されてたのが最高でした。雰囲気が変わったのはイオフィちゃんの「この手で奏でるありがとう」から、「ユメゾラ☆ファンファーレ」まで超エモーショナルパートでした。あずきち(AZKi)の「afterglow」も大好きだし、ムメイちゃんはまさかの名曲「My Dearest」で変な声出たし、みこちの「サクラカゼ」はどんどん涙が溢れてきて…自分でもびっくりしました。
コラボパートとなった27曲目以降は全部ヤバい。「とまどい→レシピ」「ロストワンの号哭」「ETERNAL BLAZE」は流石に老人会すぎて大感謝。コラボメンバー自体も納得の采配で、圧倒されつつ、騒ぎに騒ぎましたね。コラボ唯一のオリ曲「常夜リペイント」は6期生holoXが全員揃っているのもあり確約されたものでしたが、予想通りライブで化ける曲で大盛り上がり。声出しパートがあるので昨年とは違って声出し出来て本当に良かったなと。ラスト直前、「群⻘讃歌」は特別ゲストとしてまさかのすいちゃん(星街すいせい)がサプライズ登場し、”しらけん”こと不知火建設メンバー5人揃ってもう泣き散らかした。選曲だけで既に最高だったのにサプライズはズルいって…本当に駆けつけてくれてありがとう。ラストを飾るのは今回のfesの為に制作された楽曲「Our Bright Parade」で至極の終幕。この日まで聴き込みまくっていたし、生バンドセットで披露されるこの曲の強さはとんでもなかったです。歌声のハーモニーもとても綺麗でしたし、歌詞が上方のスクリーンに表示されるのも相まって泣きを加速。この1年間、ホロライブを追い続けてきて、大好きでいて良かったなと想いが込み上げてきて涙が止まりませんでした。これからもホロライブと共に歩んでいきたいなと思います。
ーーー以上、2023年 ベストライブアワードでした。
コロナも本格的に明けて、VTuber現場では声出し解禁され大いに盛り上がり、好きなバンドでは来日公演ラッシュで、本当に嬉しかった1年でした。配信ライブも勿論好きですが、ライブはやはり"現地でこそ"です。この記事をキッカケに1人でも多くの人が現地へ足を運んでみようと思ってくれたら嬉しいです。それを心の底から願っています。
とゆーことで、改めて作品及び制作に関わった全ての方々に感謝申し上げます。併せて、ここまで読んでくださった方々ありがとうございました。少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡での反応やTwitter等で拡散等していただけると凄い励みになります。よろしくお願いします!
ではまた!