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今週の良かった新曲感想【11/4~11/10】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。11/4~11/10リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『シンユウ』/ 御莉姫おりひめ

◆所属:KAMITSUBAKI_STUDIO
◆作詞・作編曲:wotaku
◆デジタル配信:https://girls-rev-project.lnk.to/SIN-YOU

 初のオリジナル楽曲。wotakuさんらしいジャジーでドープなサウンドがお洒落に響き渡る1曲。メロディラインのうねりが魅惑的かつ上品である一方で、リリックはどこか歪み渇いていて。そこに閉じ込められた感情をしっかり引き出した、甘さと棘を併せ持つ歌声が心をかき乱してきますね。


#2『Lights』/ 獅白ぼたん

◆所属:ホロライブ
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/E5WvRe

 記念すべき1st EP。「Lioness’ Pride」など、これまでリリースした楽曲に加え、新録2曲を収録した全5曲を収録。
 新録1曲目「Hikari」が最高すぎて…名曲。ゆよゆっぺさんらしい、開放感あるサウンドスケープとヘヴィで美しいギターリフが印象的なエモーショナルメタルナンバー。繊細なメロディに胸が一杯になるし、ラスサビへの展開が好きすぎてメロイックサインを掲げざるを得なかったですね。新録2曲目「HOLD ME, Homie ?」もHylenさん提供なので間違い無し。kawaiiとキラキラ、ASMR要素まで詰め込んだフューチャーコアな1曲。ウィスパーボイスもドロップの弾け加減も最高で脳汁が止まらんですね。初オリ曲Tr.3「Lioness’ Pride」もリマスタリングされており、奥行きが更に拡がっていました。
 自然と幅広い5曲が揃い、アルバムタイトル通りの"光"を感じられる1枚。どんな音像にも溶け合う、ししろんのシルキーさを纏った優しい歌声を是非味わって欲しいなと思います。


#3『ReGLOSS』/ ReGLOSS

◆所属:ホロライブ
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/regloss1stalbum

 記念すべき1stアルバム。デビュー曲「瞬間ハートビート」は勿論、これまでリリースしたシングルに新録3曲+Remix1曲を含む全8曲を収録。全曲の作詞・作曲をOHTORAが担当。
 音楽をメインに活動していくグループとして僅か1年でこのアルバムを完成させた事に、本当におめでとうと言いたい。間違いなく名盤です。ソウルフルでクールなクラブミュージックで統一されており、5人の個性的な歌声が織り成す掛け合いやハーモニーが魅力的な1枚。浮遊感と近未来感もあるスタイリッシュなサウンドデザインも特徴的で洗練された美しさを感じさせます。力強いサウンドの拡がりを魅せるデビュー曲「瞬間ハートビート」は勿論、抑揚の効いたフロウに次第に引き込まれるTr.2「シンメトリー」、蕩けるメロディに浸り身体が軽くなってくるTr.3「泡沫メイビー」、そして、エモーションと開放感が溢れるサビが最高に気持ちいい名曲Tr.4「フィーリングラデーション」まで隙無しの完成度。新録3曲もどれも新鮮で良かったですね。特にTr.6「SUPER DUPER」が気に入っています。小気味よく飛び交うサウンドと飛び跳ねたくなるサビが好き。次は現地ワンマンライブの開催を全力で待ってますよ!


#4『FG ROADSTER』/ FLOW GLOW

◆所属:ホロライブ
◆作詞:ポチョムキン、作編曲:ポチョムキン, LUNA, Joe Ogawa & Foux
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/nuYv32

 記念すべきデビューシングル。瑞々しいエネルギーと強烈な印象を残し、堂々たるデビューを飾ってくれました。ヒップホップのノリに優雅な和楽器の音色が美しく融合して、5人の個性がしっかりと際立ちながらも、グループとしての一体感も強く感じらました。段々とそのスケールの深みにハマってくると云うか、独特なグルーヴに身体が自然と揺れる1曲。


#5『GET THE CROWN』/ Hoshimatic Project

◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:玉木千尋
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/kQ6tL8

 初のオリジナル楽曲。圧巻の風格を感じさせるカウントダウンが始まり、重低音響くスタイリッシュなサウンドと共に強気で個性溢れる歌声が押し寄せてくる1曲。堂々たる迫力はまさに"玉座に座るのは私達だ"と威厳を放つようだし、何より余りにライブ曲すぎる。こんなんサビで飛び跳ねるしかないメロディに、ダンスパフォーマンスや歓声も加われば、ライブでの異常な盛り上がりは想像に容易いです。11/14に迫った「星街すいせい ソロライブツアー」埼玉公演のゲストに決まっているので、聴けるの楽しみです。


#6『Alternative』/ 七篠ななしのさよ

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:None Longfield
◆デジタル配信:https://linkco.re/Feyfu3zP?lang=ja

 毎月連続オリ曲リリース企画の第2弾。イントロから心掴まれましたね。どこか浮遊感のあるサウンドスケープに粒感の良いギターリフが絡み合って、耳馴染みがむっちゃ良い。ゆったりとしたメロディに、素直に綴られたリリックと軽やかなフロウがふわりと重なり、聴けば聴くほど癖になる1曲に仕上がっていると思います。


#7『In Fate』/ 桜あおい

◆所属:個人勢(avex muchoo所属クリエイター)
◆作詞・作編曲:まさるまる
◆デジタル配信:https://big-up.style/nAorVllOXj

 新しいオリジナル楽曲。ピアノの旋律がどこか切なげな雰囲気を漂わつつも、力強く突き進む王道ロックナンバーで、むっちゃ好き。不安も恐怖も振り払っていくんだと勇気を貰えますし、"その人生には幸がある"というストレートな歌詞も刺さる。サビ歌い出しのがなり声の迫力と、ラスサビ転調での超ハイトーンは鳥肌が立つほどのカッコよさがあって惚れました。


#8『forevermore』/ novamore

◆所属:production kawaii
◆作詞:Yuno Hanaki、作編曲:Feris
◆デジタル配信:現在準備中

 2期生ユニットnovamore(飛鳥瑠藍、ナミジ・フリージア、銀杏しい)のニューシングル。3周年を記念してリリースされました。爽やかで透明感のあるギターリフが印象的で、浄化されるような歌声が紡ぎ出す美しいハーモニーが心地よく響き渡る1曲。サビも王道を往くエモーショナル&キャッチーさで、更にその余韻に浸れる様な展開が巧いですね。アウトロ好きすぎる。


#9『青色の明日へ』/ 島村シャルロット

◆所属:ななしいんく
◆作詞:島村シャルロット、作編曲:快晴P
◆デジタル配信:https://linkco.re/MUstqufv

 約5年ぶりのリリースとなった2ndシングル。むっちゃ好き!疾走感溢れるギターロックナンバーとなっており、サビはまるで雨上がりに虹がかかった瞬間のような爽快感と感動が広がってきますね。シャルちゃんの健気で真っ直ぐな歌声からは凄いエネルギーを貰えますし、"君の道は君が作る"と云った、背中を押してくれるストレートな歌詞もステキでした。


#10『Fate Beyond』/ 二口魔菜ふたくちまな

◆所属:個人勢(アメリカ出身)
◆作詞・作曲:二口魔菜、作編曲:ShotoChrisMusic
◆デジタル配信:後日

  新しいオリジナル楽曲。誕生日を記念してリリースされました。アニソンライクなキャッチーさも兼ね備えたメタルコアナンバー。どこかノスタルジックな温かさが漂っているのも魅力的。柔らかいクリーンとは対照的に、ブレイクダウンでは持ち前の強靭なスクリームを披露してくれて最高でした。これからもメタルVsingerとして第一線を走って欲しいです。


#11『Tarnished』/ Asleep at the Helm

◆ジャンル:モダンメタルコア
◆国:UK(マンチェスター)
◆レーベル:自主

 今年2枚目となるニューシングル。アクセル全開、不協和音てんこ盛りなニューメタルコアに仕上がっており、切れ味凄すぎて音に刺される感覚すらありますね。叙情クリーンパートのお蔭で何とかバランスを保っている感はある…と思わせてのブレイクダウン強烈すぎて参りました(最高)。


#12『LOW BLOW!』/ Headwreck

◆ジャンル:ニューメタルコア
◆国:オーストラリア(ブリスベン南部)
◆レーベル:自主

 今年2枚目となるニューシングル。ピコピコしたレトロチックなサウンドに、ドライブ感の強いリフで畳み掛けるニューメタルコアナンバー。早口でまくし立てるラップ調スクリームを2人掛かりで披露してきたの最高すぎ。あるとは思わなかったクリーンを挟んでのブレイクダウンも好き。


#13『Make Them Suffer』/ Make Them Suffer

◆ジャンル:メタルコア、エレクトロニック
◆国:オーストラリア(パース)
◆レーベル:Greyscale Records、SharpTone Records

 5thアルバムにして、セルフタイトルアルバム。2022年にKey/Vo. Alex Reade(ex-Drown This City)が加入してリリースしたリード曲「Doomswitch」以降のシングルに、新録6曲を加えた全11曲を収録。
 名盤です。『TRUE NORTH FESTIVAL 2018』の来日で一通り聴いた際にはハマりきらなかったんですよね。でも本作はむっちゃ良かった。自分の感性も彼らの音楽性も少し変わって波長がイイ感じに合ったのかもしれません。
 うねる様なヘヴィリフは重量感を伴いながらドライブ感も打ち出し、重厚で不気味なグルーヴで蹂躙。そこに緊張感と近未来感のあるシンセ/キーボードの豊かな音色が美しく彩られていく、重層的で洗練されたサウンドが特徴的。特にテクニカルなドラムとリフの組み合わせには、メンバーの飽くなき探究心がある事を再認識させられる程のクオリティで、聴き込むほどに新たな側面が見えてくるなと思います。Key/Vo. Readeの美声が醸し出す雰囲気と存在感は抜群。Vo. Harmanisもローからハイまでスクリームは獰猛で、メロシャウトにクリーンまで自由自在。2人のボーカルが生むコントラストと調和は唯一無二だなと。基本的にダイナミックかつアグレッシブでありながら、絶妙な塩梅で魅惑的でメロディックに傾いてくる楽曲が揃く、曲構成は比較的ありがちではあるのだけれど、それを補って余りあるフックの強さと破壊力が彼らの楽曲にはありますね。デスコア味の強いTr.5「Mana God」⇒Tr.6「Epitaph」がツートップで好きですが、どれも気に入っているし、新録ではTr.11「Small Town Syndrome」が素晴らしかった。Djentyなリフに溢れドラマティックな展開もエンディングに相応しかったです。


#14『Say It To My Face』/ If Not For Me

◆ジャンル:メタルコア、オルタナティブメタル
◆国:アメリカ(ペンシルバニア州ハリスバーグ)
◆レーベル:Thriller Records

 ニューシングル。今年3月にリリースした2ndアルバム『Everything You Wanted』で一気に人気を博した彼らですが、またしても哀愁漂うハイトーンボーカルと抜群のメロディセンスで完膚なきまで殴られてしまった、ガチで良すぎる。フィーチャリングゲストのLeft To SufferのVo. Taylor Barberもブレイクダウン以降、強靭なスクリームを添え破壊力を底上げしてくれました。正直まだまだ人気になりそうで寂しくもあり、嬉しいですね。


#15『Do You』/ Set For Tomorrow

◆ジャンル:メタルコア、ポストハードコア
◆国:アメリカ(バージニア州リッチモンド)
◆レーベル:Theoria Records

 ニューシングル。独特の色気を放つスムースなボーカルが中心となって、引き込まれる様な雰囲気を作り上げてますね。メタルコアのヘヴィネスはそのままに、浮遊感のあるサウンドにフックを効かせ、どこかEDMのバイブスも閉じ込めた心地良さが魅力的。ラスト若干のブツ切り感だけ気になりますが、アルバムになった時には違和感なくなるはず…。


―――以上、11/4~11/10はアルバム2枚、EP1枚、シングル12枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
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