初ヘタミュを経て
こんにちは、なんのんです。
ミュージカルヘタリア、通称「ヘタミュ」の無料配信をここ数日観ていました。といっても記事を書くのに時間かかりすぎたので、もう1週間になりますね。
本当は紙に書いておくべきなのでしょうが、ここに記すことで今感じていること、考えていることを少しでも残せたらと思います。
そもそもヘタリアとは
ざっくり言うと国擬人化コメディです。詳しいことはGoogleに聞いてみてください。
「ヘタリア」と私の出会いは母が見ていたアニメ1期がきっかけでした。それから時が経ちネットを手にした私はキタユメを貪り、pixivで2次創作を漁り、立派な腐女子へと成長しました。ヘタリアが今の私を作りだしたといっても過言ではありません。
今までヘタミュを見ていなかった理由
当時から存在は知っていましたし、色んな感想・レポを読んだりして断片的には「なるほどこんな感じなのね!」と理解していました。別に2.5次元アレルギーでもなければ、ミュージカル嫌いでもありません。
なぜ観に行かなかったか……
一緒に行けるような友達がいなかったからです。
周囲にヘタリア好きの友達はいました、けれど「ヘタミュを観に行こうよ」と誘える、誘ってくれる程ではありませんでした。難しいね。
どうせ観るなら生で観たい、けど1人は寂しいし決定力に欠ける……。多分誘われていたらホイホイ行ってボロボロ泣いてただろうなぁ。
1作目を観ていないとそれ以降の作品も手を出しにくくなりませんか?私はそのまま観ないまま数年間過ごしてきました。
無料配信という名の福音
無料って素晴らしいですよね。正直、今回の無料配信がなかったら、私は一生「ヘタミュ」に手を触れることはなかったと思います。それが今、見かけたら円盤買っちゃうな、奇跡がおきて彼らに会いに行けないかな、と思う程に好きになっているんです。きっと私のように好きになる「きっかけ」をこの配信でもらった人って他にもいるのではないでしょうか。
前置きが長くなってしまった気がしますが、ここからは観た感想です。
作業をしながら観ていたので、見逃しも多くありますし、思い込みや妄想が混ざっているかもしれません。あくまで個人的な感想ということで大目に見てください。
ヘタミュSW
ヘタリアといえば世界会議ですよ、🇩🇪の歌い出しから厳かに、そして壮大に始まっていくのにワクワクです。
『世界の謎の謎の鍵』ライブも含めてどんどん好きになっていく曲でした。序盤で歌われる曲が最後にもでてくるの大好きなんです、どんどん感慨深くなっていくから。ここでガッツリ踊っているのがカッコいい…。普段ほわわんな🇮🇹がミュージカルの要所要所で雄を出してくるのがたまりません。
他の2.5次元ミュージカルをほぼ観たことがないので比較できませんが、とにかく緩急がすごいです。ひとしきり笑った次の瞬間には切なくなり、シリアスで泣きそうになった次の瞬間にはパッと明るくなる。もともとヘタリアってブラックジョーク的なものがふんだんにあって、ヘタミュでも「弟(=植民地)が欲しい!」とか、台詞の至る所にそういった要素が散りばめられているんです。国や歴史の様々な一面が切り取られ、上手に笑いや涙へと変換されているな、と感じました。
『肉じゃが誕生の歌』かわいい。割烹着が似合うこと似合うこと。それぞれのキャラクターについては後でまとめて語りますが、🇯🇵のちんまり感が最高で、ダンスの媚びてる感じ(褒めてます凄く可愛いんです)に反して歌声は平常な感じが、「らしい」なと思いました。
『アメリカの倉庫掃除』これは原作からそうですけど、「倉庫掃除」っていいですよね。「アメリカの独立戦争」ではなく、あくまで過去を振り返る回想をしていくところが何となく好きなんです。お願い🇺🇸、そんな声で歌わないで、泣くから。ずるい、こんなの辛いに決まってる。短時間で一気にしんどくしてくれる曲です。
SWはWW1〜WW2辺りのお話なので、重い部分も沢山あります。笑いを挟みながらも、結構重いものをしっかりと扱っていて、そのバランスが絶妙でした。
枢軸国を主人公側として感情移入しながら進んで行くので、連合国は最高の悪役みたいなカッコよさがあるのですが「正義は我らに」なんですよね。正義の反対には正義があるんだなぁ。
『ドイツに捧げるイタリアの歌』前から好きだった歌が、こんなに泣ける曲になるとは…。🇮🇹がアニメとそっくりで、かつ歌が上手いんだぁ〜。
『どこにでもクリスマスはやってくる』救いです。とくに今回🇩🇪が苦しそうで、こっちも苦しくなってて、辛くて…というところに降ってきた救いの歌でした。穏やかな歌声は効き目が抜群です。
『まるかいて地球』実家のような安心感、そして新鮮さ、楽しさがありました。これなしには終われない。それぞれのアレンジ、ダンスの違いも良かったです。「僕ヘタリア」のときの腕の振りが大好き。自然と笑顔の輪が広がる名曲です。
感動しました。ミュージカルって無条件に感動するものだと思うんです(オペラ座の怪人を英語聞き取れないまま観てボロ泣きしてCD買った人の暴論です)。原作やアニメでも泣けるポイントってありますが、ここまでザ・感動という作りではなく、余白の切なさみたいな感じだと思っていて、ミュージカルとしてヘタリアがどうなるのか、銀幕みたいになるのかな、なんて思っていました。
ちゃんとミュージカルでした。ミュージカルあまり観たことないけど。
ちゃんとヘタリアでした。泣くところで笑って、笑うところで泣きました。上手く説明できませんが、紛うことないヘタリアだったんです。
ヘタミュGW
きましたこの時が。何を隠そう私は英領です。ええ、ええ、情報は入っていましたとも兄弟回だ、大航海時代だとね!なんで大航海「ブーム」なんでしょうね、そういう歌詞や台詞の面白みが大好きです。
『羅針盤メイドインチャイナ』ノリノリになっちゃう語感の良さリズムの良さ。極東兄弟で対峙すると🇨🇳の不憫感が漂う不思議。
親分ぶんぶんがブイブイいわせ……
お…?
『アルマダ海戦』曲もカッコいい、歌声も最高にロック、海賊紳士(紳士要素はおさらばしている気もしますが)だ!
『ナンバーワンお兄ちゃん』問題作であり、私のGWで1番好きな曲であります。子メリおじさんの形態は話には聞いていたものの、実際に映像で実物を見るのとでは天地の差。私はここだけで永遠に笑っていられると思います。🇺🇸だけでなく、🇬🇧も凄いです。その声の優しさは自分に向けられているわけではないのに、流れ弾でやられます。リプライズでは泣きます。ナンバーワンブラザーズ恐るべし……。
いたろしあがぐるぐるするの可愛すぎる。
タッグマッチもかっこいいし、産業ロックも楽しい。ヘタミュは曲の良さが光っている気がしました。
『極東兄弟』「竹林」と「ちんちくりん」で韻を踏んでいく歌い出しが好きです。途中からポップな曲調になっていくと可愛さが溢れ出して癒されます。ここから『大事な取扱説明書』を想起するとポップな切なさが湧き出します。トリセツを聴いても勿論滝のように感情が流れ出ます。
『百年旅』歌詞が良すぎる…。「百年という時」は国と私たちとで捉え方が違っていても共有できる時じゃないでしょうか。十年では短く、千年では長く、百年という長くも短くも捉えられる、そんな旅を歌われて響かないわけがない。「伝えられる時代になった」とか「あの時の、あの競争がなかったら」とか、私が言うのとでは重みが違うんです。あとダンスがキレッキレでカッコイイです。
SWでは枢軸と連合、🇮🇹と🇩🇪という対立を感じましたが、GWでは兄と弟の対比なのかな、と思います。それでも揺らがない🇮🇹の主人公力って凄い。
ヘタミュNW
舞台としては最後(ではなくなるといいな)の3作目。当時Twitterでよく目にしたのは「新登場のアイツの顔が良すぎる」という感想で、実際にビジュアルを見て納得していたのですが、今回映像として見たときに、写真以上にカッコよさ、🐥らしさがビシビシ伝わってきて、感激しました。
初っ端SW後(WW2後)の日本が焼野原、というところから始まるので「ぐえっ」となります。1・2作目とはまた違った意味で「ここから始まるんだ、始めるんだ」という気持ちになりました。
『約束の木の下で』明るくてワクワクして、キラキラして、なのに「残してくれたあいつの言葉」とかの歌詞で殴られて、でも最後には前を向ける曲です。まさに“new world”
NWは🇮🇹がSWの🇩🇪並に苦しそうな場面が多く(それ以上に明るい部分を彼は持っているけれども)その要素があるからこその物語なので、泣くしかない。
『規律正しきオーストリアと召使いイタリア』🇦🇹が歌うとどんな曲も優雅になりますが、2人のそれぞれのパートが重なるところが好きすぎて、お気に入りの曲です。プリパラの『リンリン♪がぁらふぁらんど』とか2つのメロディが1つの曲を織りなしてて感動なんですけど、そういう感じです。
神ロのときの🇩🇪の役者さんが、🇩🇪のときと全然違って凄いな、と思いました。当たり前ですが、🇩🇪の幼少期ではなくて、「神聖ローマ」なんです。
『何を贈ろう』最初はただただ可愛い曲だというイメージだったのが、ヘタライ箸休めの後に観るとアレがちらついて笑いがこみ上げてくる、だがやはり可愛すぎる曲。🇮🇹に対する🇫🇷のお兄さん感が好きです。
ナンブラもそうですが、極東兄弟がミュでは大分関係良好そうで何だか嬉しくなります。
『プロイセンの歌』大好きです。だってカッコよくてカッコよくないんですもの。「うーうーうー」って所が特に大好きです。濁点感と巻き舌感が最高に🐥
『一緒になりたいな』しんどい。夢を語る神ロの目がキラキラしていてしんどい。この先どうなるか全部分かってるからしんどい。しんどいオブザイヤー受賞おめでとうございます。
『東西冷戦』バチバチにカッコいい、ダンスも歌も。超大国同士の睨み合い、🇫🇷🇬🇧の対立との対比、被害を被る国々……重っ、あまりにもカッコよくて忘れそうになるけど結構な重さ。ギャグと交互に見ると甘いものとしょっぱいもの並に食が進みます。
『プロイセンの決意』揺さぶられることしかできませんでした。俺様すげぇよ、まじで。とにかく「🇩🇪のために」って感じでエモさ増し増しでお届けされています。
『わざわざ歌にするほどでもない歌』わざわざ感想を書かなくても全人類が理解するだろう🇫🇷の可愛らしさと歌唱力。ふわっとした革命ソング、私もお腹が痛くなったら歌おうと思います。
『星に願いを』願いを込める、思いを込める行為って尊いものだと思っているのですが、歌詞や演出、音楽で綺麗に表現されています。空でならそれぞれの「大切な人」の所まできっと届きますよね。
『神様のしずく』言わずもがなの名曲でしょう。国である彼らに「神様の涙だね」って歌わせるの何というか、天才か〜!?となりました。民でもないけれど、神でもないんだなって。「また花が咲くその時まで」このフレーズだけであったかくなるから凄いんです。
ヘタミュはシリアスな部分も沢山あります。だけど、毎回最後には前を向く力を、希望をくれます。それが何より嬉しくて、嬉しいのに泣けてくるんです。
マリアテレジア、マリーアントワネットの姿を見た時、私は前回の子メリで耐性が付いているのだと気付きました。凄い!
ヘタライ
ライブって凄いですよね、私はライブ好きなタイプ(私の中ではミュージカルもライブ系統)なので、配信での2日間最高に盛り上がりました。
それでは、幕張と大阪まとめて語らせていただきます。
『君と僕の物語』一緒に「おーおー」って歌いたくなる曲です。のけぞるところが好きポイント。YouTubeで観れるので、ぜひ!
https://youtu.be/mFMPMVN084I
『American Hero』割とズシズシ重いサウンドが最高にハマる曲です。「笑え!」とか凄くゾクゾクして🇺🇸の大国感を存分に味わえます。
『Break Out Reality』バリバリかっこいいです。顔が良い。ツインボーカル的な構図がたまらなく良くて、楽しそうで一周まわって泣き始めます、こっちが。
舞台で1度は聴いた曲もライブで聴くと印象が変わり、成長を感じ、演出の違い、前後の流れの違いも面白くて飽きないんです。あと歌が沢山聴けるのでライブ大好き。
『スペイン親分』大阪出てくれてありがとう、という気持ちになりながら聴きました。イントロ部分から血が騒ぐ情熱感。
ちびたりあで癒され、初恋組で泣き、『ナンバーワンお兄ちゃん』で苦しいほど笑いました。本当にずるい。とにかくこんな感じで感情がジェットコースターで時間を忘れて魅入ってしまいます。
箸休めの休憩時間が全然休憩時間じゃなかったです。むしろ本編といっても過言。この時間ってキャラクターというよりも中の人?よりで、オタクそういうの大好きだから…。スイッチのオンオフ切り替えがプロを感じさせます。もはや別人レベル。
『1・2の3で日独伊』SWの時から可愛くも切なくもある曲でしたが、公演を重ね、作品を重ね、ライブで観ると感慨深いものがこみ上げてきます。人にもよるとは思いますが、ヘタリアはやっぱりこの3国の安心感が染み付いているので、浸っちゃいます。
『トマトの歌』つい口ずさみたくなるような曲調で、ずっと「とっとまとまと〜♪」と頭の中で流れています。大阪での🇪🇸&🇮🇹の声の相性が良すぎて耳が幸せでした。いつか親分子分でも聞いてみたい曲です。
『ピロシキ』ふわふわしつつも踊る!駆け巡る!それでいてブレない歌声。🇷🇺感満載の一曲。舞台で観れたら、どんな感じだったのか気になります。
『あとは鐘をならすだけ』公式がぶっ込んできた話題作。この曲の知識だけは、私豊富に持っていたのですが、実際に観て感激しました。本当だったんだなって。🇫🇷の似合いっぷりが凄い(なんで髭生えてるんだろう)。歌も可愛らしい良い感じの曲調で、結婚式でインスト流したいレベルです。🇬🇧がお姫様抱っこ“される”側なのが解釈の一致でバンザイ🙌という感じでした。
『ホームパーティーをやろう』この日本で、この曲を、一体になって盛り上げていることに、何というか平和だな、と思いました。大好きなんですけど、一歩間違えればヤバい曲になるので。ヒーローラップ凄く良かったです。ラップの似合う男🇺🇸。
この後、『ドイツに捧げるイタリアの歌』あたりから『百年旅』まで、感情の激流に翻弄されました。どの曲も刺さってくる、怖い。
『僕の原子は君の想いで出来ている』『まるかいて地球』とともに、アンコール曲です。初めてこの曲名を聞いた時「なんて美しいんだろう」と思いました。曲を聴いて、やっぱり凄く綺麗で、凄く繊細で、語彙力がないので「良い曲」だと感じます。きっと、私たちが返せないほどの感謝と想いをヘタミュは届けてくれました。
ヘタライのアンコール前、そこでほとんど初めて、私はキャストの皆さん自身の言葉を聞きました。案の定もらい泣きしました。彼らのことを私はよく知らなかったし、他の作品も知りません。ヘタリアの彼らしか知らないけれど、この人たちが演じてくれてよかったな、と心から思います。
それぞれのキャラクター
全員が魅力的なんです!
🇮🇹まず声がまんまで、感動しました。幼い頃天てれで見ていた人にヘタミュでまた会えて嬉しく、誇らしげな気持ちになりました。だからか、当時の憧れ補正も相まってすごくカッコよく見えるんです。歌も上手くて、ダンスも上手くて、原作やアニメに比べて🇮🇹のしっかり部分が出ているんです。可愛いところはあざとく、決めるところはしっかり決める、素敵な🇮🇹でした。
🇩🇪2人ともどちらも最高の🇩🇪でした。生真面目さ、未熟さ、苦悩…チワワだゴリラだといじられ可愛がられている所も含めて、🇩🇪だなぁと感じさせてくれます。当時、2代目になるのかぁ、なんて他人事のように思っていましたが、本当にプレッシャーの中演じてくれて、ありがとうと言いたいです。
🇯🇵すごいな、と思いました。映像で見たときのビジュアルの良さが凄い。他の国々とは違って、🇯🇵を日本人が演じるじゃないですか。それに耐え得る力がありました。まるかいて地球の時に、毎回色気にあてられます。なんなんでしょう、この掴みどころのない艶やかさは…。悔しい、こんなの見せられたら皆んな惚れてしまう。
🇺🇸フリーダムの化身。よくぞ🇺🇸をやってくれた。カッコいい時とふざけた時の猛烈なギャップ、可愛げと超大国の威圧感の共存。原作よりもお兄ちゃん大好きオーラが出ている気がします。ダンスもガンガン踊ってくれる若者感がたまりません。ギャグで忘れがちだけど考えてみると顔が良いんです。怖いね。
🇬🇧私は英領なので、当時写真や色んな方の感想レポ・絵を見て「🇬🇧はこんなんじゃない!もっともっとカッコかわいいんだ!」と地雷ではないものの受け入れられていない部分もありました。可愛さ余って憎さ百倍的な。今は大好きです。まずスタイル、ほっそ!他の人も細いけど、ほっそ!次に声、すごく「あ、🇬🇧だ!」ってなる時が節々にあってニッコリです。ファンタジー要素がほぼ消え、シャウトヤンキー感が強く、ヤンデレ束縛彼氏系お兄ちゃんではありますが、根っこは同じでした。こればっかりは通して観ないと理解しにくいものかもしれません。
🇫🇷逆に凄くお兄さんでした。そのまんま飛び出してきたかのような🇫🇷です。声の感じ、抑揚も寄せられているんですけど、何より立ち振る舞い・言動が🇫🇷のそれでした(むしろ健全っぽい)ある種ヘタミュ世界で一番無敵そうな存在かもしれません。あとビジュアルの美がすごいです、あんなに派手な衣装を普通に纏って、ウェディングドレスがあんなに違和感なくハマる人類はなかなかいないのでは…?
🇷🇺存在がでっかい、かわいい。ミュージカルになってマフラー尚更いいですよね、ダンス映えもするし、かわいい。寂しさとか怖さよりも、暖かさが前面に出てきた感じがして、愛おしいです。うたのお兄さんとしても大活躍でしたが、もっと色々な🇷🇺を観てみたいです。ギャグが特段面白くないわけでもないのに、滑った感じになる不思議。🇷🇺に幸あれ。
🇨🇳目ぇでっか!めっちゃゴミ入りそうですよね。彼が泣きそうだったり、それを堪えていたり、涙を流していたりする姿にめっぽう弱いです。しかも感情が出てきてるのが凄く綺麗なんです。うたの成長を1番感じたのも彼でした。もともと上手だったものが、歌で更に表現できるようになっていると思います。声の調子とか🇨🇳らしくってすごいですよね。
🇦🇹そのまんま🇦🇹です。本当にどこを切り取ってもお上品といいますか、出てくるだけで優雅になるんですよ。歌が上手いこと上手いこと…え、上手すぎ…。ミュージカルとして支えてくれた安心安定🇦🇹産直送の歌声でした。優美なんですけど、ちゃんとゲルマン感があるのが素敵ですよね。
🇪🇸太陽の擬人化かっていう程に明るい存在感。いや🇪🇸なんですけどね、情けないような所もありつつ、カッコいい所もありつつ、根底が明るい、眩しいね。誰もが好きになってしまうような、笑顔の真っ直ぐさは正に🇪🇸だと思わせてくれます。幕張公演の最後に姿が現れた時、当時その場にいたのとは思いの丈は全然違うだろうけど一緒になって嬉しくなったし、大阪で全員揃っていることが奇跡だと感じました。
🐥可愛い顔してるんですよ、なのに舞台・ステージの上で超絶カッコいいプロイセンで痺れます。右肩にひよこをのっけてきたときは、やりおるな、と思いました。不憫さとガチャガチャ感を薄めて、カッコよさとエモさを増し増しにしたのがヘタミュの🐥です。おにぎりといい、おいお前らシリーズといい、何でこんなに笑えるのか分からないけど笑わせてくるギャグマシーンでした。
アンサンブルの皆さん、彼らなしにヘタミュはありません。舞台を最高に盛り上げてくれて、ありがとう。
1つの作品として
ここまで、長々と語ってきました。私は今回一気に5作品を観れてよかったと思っています。多分その時その時を共有していたら、かけがえないものを得るけれど、その分辛くなっていただろうから。ある意味いいとこ取り(もっともっといい所があるんだろうな、と思うと後悔もします)できたといえるでしょう。
ヘタライ大阪公演を観終わった時、心底続いてほしいと思いました。それと同時に、これ以上に美しい終わりがあるだろうか?とも思いました。彼らはちょっとお休みしているだけで、ひょっこり戻ってくる姿も簡単に想像できます。ただ、SWからライブまでで、過程を含めて完成した物語に「ミュージカルヘタリア」はできているとも思ってしまうのです。
ヘタリアとヘタミュは根本は同じでも、やはり別の「作品」「コンテンツ」であると思います。だからこそ私はこんなに大好きで、中毒的な愛を抱きつつあるのだと、そう思います。こうやって派生したものもまとめて受け止められるのが「ヘタリア」の世界です。
今回「国」という存在がキャストを通して生きていて、2.5次元とはよく言ったものだな、と感じました。関わったひと全てが真摯に向き合った結果を見せていただきました。
ヘタミュに出会って
考えがまとまらないままですが、最後に。
ヘタミュに出会って、私はもう今までの私ではなくなってしまいました。「パスタ」というだけで切なくなって、来年桜を見たら彼らを思い出すでしょう。
余談ですが、大阪公演での植田さんから廣瀬さんへの言葉のシーン、夢で見たことがあるんです。この前ヘタミュの公式アカウントを遡って感傷に浸っているのも夢で見たんです。だから、私はきっとヘタミュに出会う運命だったんだと思います。
いつか本当に“会える”日がくる運命だと信じて、私はヘタミュを愛し続けます。
それではまた(*´-`)/