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投信カード積立:楽天証券

概要

本記事は、楽天証券の投信積立をカードで行った場合、どの程度ポイント還元が見込めるか計算した記事になっている。現時点で、以下のような状況である。

楽天証券の積立投資の経路

ここでは積立を実行する際にポイントを得られそうな、

  • 楽天カードクレジット決済

  • 楽天キャッシュ(電子マネー)

の2つの積立方法の還元率を見ていく。

楽天カードからの積立

還元率

まず、カードごとの還元率は以下の通り。

楽天証券カード毎の還元率

年会費

各カード毎の年会費は以下の通り。

$$
\begin{array}{|l|r|} \hline
カード & 年会費(税込)  \\ \hline
楽天ブラックカード & 33,000円 \\ \hline
楽天プレミアムカード & 11,000円 \\ \hline
楽天ゴールドカード & 2,200円 \\ \hline
楽天カード & 無料  \\ \hline
\end{array}
$$

となっている。

トータルの収支

代行手数料年率0.4%(税込)以下の銘柄を考えると、月間の積立上限は10万円であるので、年間120万円を積み立てたとして、以下のような収益となる。

$$
\begin{array}{|l|r|r|r|} \hline
カード & 還元ポイント & 年会費(税込) & 収支 \\ \hline
楽天ブラックカード & 24,000円 & ▲33,000円 & ▲9,000円 \\ \hline
楽天プレミアムカード & 12,000円 & ▲11,000円 & +1,000円 \\ \hline
楽天ゴールドカード & 9,000円 & ▲2,200円 & +6,800円 \\ \hline
楽天カード & 6,000円 & 無料 & +6,000円 \\ \hline
\end{array}
$$

となった。従って、楽天ゴールドカードが最適となる。ただし、800円しか差がないため、無料の楽天カードでも良さそうに感じる。

楽天キャッシュからの積立

いくつかルートがあるようだが、頻繁にルールが変わる。そのため、情報のキャッチアップが定期的にできる人向けのルートとなる。

  1. カードでau Payにチャージ(還元率1.5%)

  2. au Payから、ANA Payにチャージ(還元率0%)

  3. ANA Payから楽天Edyにチャージ(還元率0.5%)

  4. 楽天Edyから楽天キャッシュにチャージ(還元率0%)

  5. 楽天キャッシュから楽天証券に自動積立(還元率0.5%)

となり、トータル2.5%の還元率となる。まとめると、以下の図の通りである。

フロー図:クレジットカード→au Pay→ANA Pay→楽天Edy→楽天キャッシュ→楽天証券

また、au PayをJAL PAYにするルートもあるようで、この場合3%の還元率となるようだ。

フロー図:クレジットカード→JAL Pay→ANA Pay→楽天Edy→楽天キャッシュ→楽天証券

トータルの収支

クレジットカード→au Pay→ANA Pay→楽天Edy→楽天キャッシュ→楽天証券

こちらのルートだと、還元率は2.5%となる。月間の積立上限は5万円なので、年間60万円積み立てたとすると、15,000円となる。

クレジットカード→JAL Pay→ANA Pay→楽天Edy→楽天キャッシュ→楽天証券

こちらのルートだと、還元率は3%となる。年間60万円積み立てたとすると、18,000円となる。

どちらのルートとも、改悪リスクがあるため動向には注意が必要。


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