
投信カード積立:マネックス証券
概要
本記事は、マネックス証券の投信積立をカードで行った場合、どの程度ポイント還元が見込めるか計算した記事になっている。全体として高い還元率を誇っている印象である。
最新の「dカードプレミアム」も加味して検討する。
収支の計算
概要
以下の通りとなっている。5万円までは良いが、10万円となるとややインパクトに欠けてくる印象。
また、NISAを優遇していることがわかる。




月間の積立上限
月に10万円が月間の積立上限である。従って、年間120万円積み立てることができ、これをベースに検討する。
還元率(5,10万円)
まず、積み立てる金額別に見ていく。NISAは別途記載している。
$$
\begin{array}{|l|r|r|} \hline
カード & 還元率(5万) & 還元率(10万) \\ \hline
dカードプラチナ+NISA & 3.1% & 3.1% \\ \hline
dカード GOLD+NISA & 1.1% & 1.1% \\ \hline
dカードプラチナ & 3.1% & 2.73% \\ \hline
dカード GOLD & 1.1% & 0.73% \\ \hline
dカード & 1.1% & 0.73% \\ \hline
マネックスカード & 1.1% & 0.73% \\ \hline
\end{array}
$$
10万円の積立となると、やや還元率が劣る状況。
収支(5万円の時)
年間で60万円積み立てられるので、以下のような収支となる。
$$
\begin{array}{|l|r|r|r|} \hline
カード & 還元ポイント & 年会費(税込) & 収支 \\ \hline
dカードプラチナ+NISA & +18,600円 & ▲29,700円 & ▲11,100円 \\ \hline
dカード GOLD+NISA & +6,600円 & ▲11,000円 & ▲4,400円 \\ \hline
dカードプラチナ & +18,600円 & ▲29,700円 & ▲11,100円 \\ \hline
dカード GOLD & +6,600円 & ▲11,000円 & ▲4,400円 \\ \hline
dカード & +6,600円 & 無料 & +6,600円 \\ \hline
マネックスカード & +6,600円 & 無料 & +6,600円 \\ \hline
\end{array}
$$
絶対額が少ないと厳しい。
収支(10万円の時)
年間で120万円積み立てられる。こちらもまとめた。
$$
\begin{array}{|l|r|r|r|} \hline
カード & 還元ポイント & 年会費(税込) & 収支 \\ \hline
dカードプラチナ+NISA & +37,200円 & ▲29,700円 & +7,500円 \\ \hline
dカード GOLD+NISA & +13,200円 & ▲11,000円 & +2,200円 \\ \hline
dカードプラチナ & +32,760円 & ▲29,700円 & +3,060円 \\ \hline
dカード GOLD & +8,760円 & ▲11,000円 & ▲2,240円 \\ \hline
dカード & +8,760円 & 無料 & +8,760円 \\ \hline
マネックスカード & +8,760円 & 無料 & +8,760円 \\ \hline
\end{array}
$$
となった。
無料カードに優位性があることがわかる。
他の証券会社と違い、プラチナやゴールドカードはNISAを持てばタダで保有できることも明確になった。他の証券会社だと、上位ランクのカードは投信積立単独では年会費を回収することはできないことが多い。そのため、他のサービスと合わせ技で年会費を回収する必要があるが、こちらは投信積立単独で回収できるのがメリット。
まとめ
還元率だけ見ると一見良さそうに見えるものの、5万円以上の還元率が低いためトータルの還元額は低め。とはいえ、着実に収支が残ることが明確となった。