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リップル(XRP)のETF承認までのプロセスを改めて5分で振り返る
仮想通貨ETF(上場投資信託)の承認プロセスは、投資家が仮想通貨に間接的に投資できる手段を提供するため、各国の金融規制当局によって我々が思うより厳格に管理されています。
特に米国では、皆さんご存知の証券取引委員会(SEC)がこのプロセスを監督しています。
以下に、ビットコインやイーサリアムの実例を交えながら、ETF承認までの一般的な流れを説明します。
なお、ビットコインとETH、そしてXRPを含めた仮想通貨ETF現物に関する動画もありますので、こちらをご覧ください!
改めていつ結果が出るのかを把握しておくために、ここではETF承認のプロセスを記載します。
1. 提案書の提出
ETFを運用しようとする企業(ここではリップル社ではなく、ファンドなどです)は、まずSECに対して提案書(Form 19b-4)を提出します。
この書類には、ETFの構造、対象となる資産、運用方法、リスク管理体制などが詳細に記載されます。
例えば、2024年10月、Bitwise Asset Managementという会社はXRP(リップル)の現物ETFの申請を行いました。 
2. 公開コメント期間
提案書が受理されると、SECはその内容を一般に公開し、利害関係者や投資家からのコメントを募集します。よく目にするカタカナだと「パブリックコメント」のことですね。
この期間中、さまざまな意見や懸念が提出され、SECはそれらを考慮に入れます。例えば、BitwiseのXRP現物ETF申請に関しても、SECは21日間のパブリックコメント期間を設けています。 
3. SECによる審査
SECは、ETFのリスク、価格操作の可能性、市場の透明性、投資家保護の観点から詳細な審査を行います。この過程で、申請者に追加情報の提供や修正を求めることがあります。
2024年1月には、ビットコインの現物ETFがSECによって承認され、ブラックロックやフィデリティなどの大手資産運用会社が関連するETFを上場しました。
→ビットコイン保有するより現物ETF買った方が保有リスク(ハッキングなど)を回避しやすい理由も少なからずあって今の価格まで跳ねてますね。
4. 承認または却下の決定
審査の結果、SECはETFを承認するか却下するかを決定します。承認された場合、ETFは指定された証券取引所に上場され、投資家は通常の株式と同様に取引が可能となります。
2024年7月には、イーサリアムの現物ETFがSECによって承認され、複数のETFが取引を開始しました。 
→イーサリアム。。
XRPのETF申請状況
ここからが本題ですね!
2025年2月18日、米国証券取引委員会(SEC)は、Bitwise Asset Managementが申請したXRP(リップル)の現物ETF(上場投資信託)の審査を正式に開始しました。
この審査開始に伴い、連邦官報への掲載後、21日間のパブリックコメント期間が設けられます。この期間中、一般の意見や情報がSECに提出され、審査の参考とされます。
パブリックコメント期間終了後、SECは申請の承認、否認、または追加審査の開始(“Institute Proceedings”)のいずれかを決定します。
SECは通常、申請受理から最大240日以内に最終決定を下す必要があります。したがって、今回のBitwiseのXRP現物ETF申請に関しては、最長で2025年10月16日までに最終判断が下される見込みです。
↓下記は関係者の予測や発言
市場関係者の間では、XRP ETFの承認に対する期待が高まっています。ブルームバーグのETFアナリストである
James Seyffart氏とEric Balchunas氏は、2025年末までにXRP現物ETFが承認される可能性を65%と予測しています。
また、予測市場プラットフォームであるPolymarketでは、2025年内にXRP現物ETFが承認される確率が78%と評価されています。
100%とは言えないが、、
これらの予測は、トランプ大統領の再選による暗号資産に対する規制緩和への期待感や、SECの新たな指導部による柔軟な対応が背景にあります。
おわりに
いかがだったでしょうか個人的に、SECもトランプ大統領就任後に変化がありますし、XRPの未来は非常に明るいと思ってます。
最後になりますが、YouTubeやってます。
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