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Nishikigoi NFT

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このマガジンでは、Nishikigoi NFTに関する発信をしていきます。
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忘れられた観光地が、デジタル住民と観光の未来を捉え直す

忘れられた観光地が、デジタル住民と観光の未来を捉え直す


■ 天龍峡の栄枯盛衰天龍峡は昭和初期に国の名勝に選ばれ、バブル期には数十万人が訪れる観光地となりましたが、その後は衰退しました。以前のnoteでも述べたように、天龍峡は観光ブームの恩恵を受けつつも、その波に翻弄されてきました。類似の経緯を辿った観光地は日本各地に存在し、現在もインバウンドが過熱する中で、持続可能な観光地のあり方を模索する必要があります。

しかし、日々の観光客対応やビジネスチャン

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“web3 × ローカル” ー山古志村が問いかける「ローカルDAO」の未来 

“web3 × ローカル” ー山古志村が問いかける「ローカルDAO」の未来 

みなさん、こんにちは。Nishikigoi NFT/山古志DAOのファウンダーチームです。Nishikigoi NFTの発行から一年が経ちました。
web3×ローカルのファーストペンギン事例として多方面から注目いただき有難い限りではありますが、一周年の今、ファウンダーチームとしてNishikigoi NFTおよび山古志DAOの現状分析と今後の展望について共有させていただきます。同時に、今後の展望に

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デジタル村民のススメ / 限界集落とNFTとDAO

デジタル村民のススメ / 限界集落とNFTとDAO

転換期を迎えた限界集落

“人口800人の限界集落がNFTを発行した”
“「デジタルアート×電子住民票」としてのNFT”

2021年末、急速に高まるNFTブームに便乗し、思いつきでNFTを発行したわけでもなく、消滅の危機に瀕した私たち「山古志村」にとって、それはごく自然な流れでした。

17年前、全村避難となった中越地震、行政区としての山古志村がなくなった市町村合併などを経験しながら、ありとあら

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人口800人の限界集落が「NFT」を発行したその後

人口800人の限界集落が「NFT」を発行したその後

限界集落「山古志」がNFTを発行してみて

こんにちは。山古志住民会議の中の人です。
私たちが「800人+10,000人」の新しいクニづくりを目指し、山古志村のデジタル住民票を兼ねたNishikigoiNFT ”Colored Carp”を発行してから約2ヵ月。今日に至るまで各方面から賛否両論、様々な声をいただきました。

「山古志」という限界集落から世界に目を向け、発行した10,000点のNFT

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世界初。人口800人の限界集落が「NFT」を発行する理由

世界初。人口800人の限界集落が「NFT」を発行する理由


存続か消滅か、岐路に立つ限界集落「山古志」

こんにちは。山古志(やまこし)住民会議の竹内と申します。私たちが暮らし、活動する山古志地域は、千年の歴史をもつ、新潟県の中山間地域にある小さな村です。平成の市町村合併を経て、現在は長岡市の一部となっています。冬は積雪量が3mになる豪雪地帯であり、平らなところがほぼない起伏の激しい地形、厳しい自然環境と共生してきた地域です。今では世界中に愛好家が増えて

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