リゼロにミミズはありません!ミミズ🪱・優遇・冷遇・デキレの言葉の定義案
みんな大好き「リゼロ」のパチスロの新台。
L Re:ゼロから始める異世界生活 season2PA5
大都から発売されましたね。稼働も上々です。
台についてXで「ミミズ搭載だ」というポストが散見されます。
私はこれはミミズではないと思うので、「ミミズ」という言葉の定義を自分なりに文字に起こします。
ミミズの定義
グラフがミミズがうねるように、右下にちょっとずつ、うねうねと、右肩下がりになっていっているのを見かけると、最近のスロッターは「ミミズ搭載だ!」「ミミズだ!」と騒ぎ立てます。
L革命機ヴァルヴレイヴDでの一例
2台、グラフを持ってきてみました。
SANKYOのL革命機ヴァルヴレイヴDの稼働データのグラフです。
このグラフはミミズでしょうか?
少し上がったら下に下っている。どうやっても出させないぞという意思をグラフから感じますね。これを見たら「ミミズ」という方は多いのではないでしょうか?
グラフからはミミズかどうかは私は判別出来ない、VVV素人ですが、ミミズ?1台目(1枚目のグラフ)の方はおそらくミミズモードです。
革命ボーナスを300-600Gの間でコンスタントに当てています。しかし、超革命にはいってなさそうですし、引き戻しもなさそうです。そのため、CZで高確率でボーナスに当選するがなぜか継続しない・引き戻さない・上位にいけない、ミミズモードのプログラムによる抑制といいますか、ミミズモード挙動をしているように見えます。
継続しない、と書いてますが、革命→2連ぐらいはしているので、実はミミズではなく単に引きが弱いだけかもしれませんが…。実際に打てば分かるのですがグラフからでは…
L革命機ヴァルヴレイヴDに搭載されているミミズモード
L革命機ヴァルヴレイヴDの公表機械割は以下の通りです。
6の機械割は115%と高いですが、ホール機械割だと6は110.6%という記事もありました。導入当初などのホール機械割かと思います。
一方、最近は120%はある、125%あっても不思議ではない、といった声もよく耳にします。なぜ公表機械割とホール機械割がここまで乖離するのか。
それがヴァルヴレイヴの場合は「ミミズモード」に依るものだと思います。
ヴァルヴレイヴのミミズモードを、最近のVVV打ちは理解しているので、ミミズだと判断したらすぐやめるので、実質ホール機械割は高まっているでしょう。一方、導入当初は分からない人がほとんどだったので、ミミズモードの台もたくさん稼働でして、機械割を押し下げたでしょう。
ミミズモードの定義
自分の中での勝手なミミズモードの定義は以下です。
・設定L123456のいずれとも異なる、特殊な挙動を行う。「当たりづらい」や「継続しづらい」などのパーセンテージが若干下がる程度ではなく、大幅に挙動が本来と変わるもの
・終日同じモードがほとんどの場合に継続すること。ヴァルヴレイヴであれば朝一のボーナス当選から閉店まで、「極端に当たりやすいけど継続せず上位にいけない」
・出玉が通常のモードと異なり出づらい、機械割が公表機械割より大きく下がるもの
ヴァルヴレイヴにミミズモードがある理由
ミミズモードは検定を通すためだけに作られたモードです。L革命機ヴァルヴレイヴDはスマスロ一号機。メーカーも、検定試験を行う者も、まだ新しい検定規定に慣れていなかったでしょう。
ヴァルヴレイヴは「設定6かつ通常のモードであれば検定を通らない機械割」になるよう設計・実装されたパチスロ機だと思います。これを通るように調整するのが難しかったのではないでしょうか。
そのため、「規定に定められた上限機械割」を超えないように調整するのではなく、「6だけど大幅に機械割を下回る挙動になることがある」ようにすることで、平均的には115%未満に収まるようにしたのではないでしょうか。
「何らかの力が働いて出玉を押し留める」こともミミズだと言う方も多いと思いますが、これは勝手ながら「冷遇」と私は呼びたいです。なぜなら戦術のミミズの定義から外れるからです。
言葉を混同して使うと人間同士のコミュニケーションでは不和の元です。
「終日を通してなぜか出玉が公表機械割より非常に低くなる」「他の通常の台と全く異なる挙動をする」「設定管理とは別。ホールも管理することが出来ない、機械割を検定試験合格範囲に引き下げる役割を持ったもの」がミミズモードであり、ミミズモード搭載機の特徴だと思います。
北電子が特許申請をしたミミズ
特許を北電子が2023年5月に申請をしていますが、2024年9月に取り下げています。ミミズモードに関する特許は現在だれも申請しておらず、審査されておらず、誰も有していません。
2022/11/21に導入開始をしたL革命機ヴァルヴレイヴD。すぐに北電子が気づいて特許申請してみたのでしょうね。
ただ、他社がすでに行っているものを特許申請したのでは、当然認可許諾され、取得出来るはずはありませんから、話題作りなのか、法務部の研修なのか、何なのか…。真相は北電子の方しか分かりませんが、とにもかくにもミミズモードは特許取得されているというのはデマなわけです。
L Re:ゼロから始める異世界生活 season2 にミミズはあるか?
ミミズはありません。
以下はL Re:ゼロから始める異世界生活 season2の右肩下がりのグラフですが、ちょこっと当たって下がるを繰り返していて、ミミズに見えなくもないですが、ミミズではないです。
終日同じ挙動をするわけではありません。他の台と異なる挙動をするわけではありません。ホールがコントロール出来ない謎の出玉抑制が終日入るわけではありません。
これを「ミミズ」とは言わないでしょう。リゼロ2にミミズはないんです。
優遇や冷遇はあるでしょう。Aタイプには優遇冷遇はなく、設定に応じたボーナス確率に応じた完全抽選ですが、ATで出玉を伸ばすタイプのAT機である以上、完全抽選では検定を通すことは出来ないでしょう。
そのため、優遇や冷遇のようなものは全ての台にあると思います。リゼロにも「エキドナモード」がありますので、これが一種の優遇でしょう。逆に、エキドナモードでない状態は相対的に冷遇でしょう。
北電子のグランベルムのブラッドムーン(BM)と似たようなものですね。(本当に似ているかは知らない)。
ただBMやエキドナモードを「優遇」とは皆さん言わない、単に「捨ててはいけない当たりやすいモード。打ち続けるべし」という認識でしょうし、エキドナモードでない状態やブラッドムーンでない状態を冷遇とも呼ばないでしょう。
そういう意味では、リゼロ2には優遇も冷遇もないのだと思います。メーカーの発表の通りに。
優遇・冷遇の定義
先ほど書いた通り、BMやエキドナモードを「優遇」とは呼びません。それと比較して「相対的に冷遇」されている通常時も冷遇とは呼びません。
私の中では優遇・冷遇は「演出上公表されていないが存在する出玉制御」が優遇冷遇だと思います。
L パチスロ北斗の拳AD XR
この台を見ると皆さん「冷遇がある」と言いますよね。優遇もあると言う方もいれば、無いという方もいるのですが、「優遇」の反対は相対的には冷遇ですので、優遇がある=冷遇がある、冷遇がある=優遇があると言うことにしましょう。
北斗の拳は「すごくはまった後は出やすいので優遇がある」とも言われていますけどね。
さておき、冷遇は確実にあるとおっしゃる方が多いです。1回の初あたりで数千枚出玉が出ると、なぜかその後、一定ゲーム数の間、天国移行率などが目に見えて下がるそうで。
これらは演出上表現されませんので、「演出上表現されていないが通常に比べて出玉が著しく下がる」ことから「冷遇がある」と呼んでいいでしょう。
優遇: 演出上表現されていないが、朝一の有利区間〜ボーナス当選までと比較し、出玉率が上がる状態
冷遇: 演出上表現されていないが、朝一の有利区間〜ボーナス当選までと比較し、出玉率が下がる状態
私の中での優遇・冷遇の定義は上記の表現になります。
デキレ
デキレは説明する価値もないと思うので説明しないです。単に「出来レースのように見える演出や抽選がある」のがデキレでしょう。これは仕様であり、見せ方の問題であり、単に「魅せるのが下手」な台が「デキレがある」と言われるだけだと思います。「デキレ」という状態があるわけではないので、打ち手はデキレかどうかを気にする必要は無いでしょう。
おわりに
言葉の認識ズレはディスコミュニケーションにつながります。ミミズないのになんでこいつミミズミミズ言ってんだ。単にヒキが悪いだけだろ!アームが悪いんだよ!と思う人も多いでしょう。
逆にどうしても出玉が伸びないときに「冷遇だ!」「ミミズだ!」と言う人も多いでしょう。
ヴァルヴレイヴのミミズはあらかじめ実装された特殊な挙動なのでどうしようもありません。素早く察知して打つのをやめましょう。
一方、優遇も冷遇も(デキレも)いずれも察知できます。辞める辞めないは自身の判断です。冷遇はいつか抜けられますし、優遇はいつか抜けて通常に戻ります。
どうしても稼働率を高めたいが故に全てモードを告知することが出来ないため優遇冷遇状態が生まれてしまうことはあるでしょう。
ただ、これらはミミズではないので己のアーム次第で脱することが出来ます。
何でもかんでもミミズっていうの辞めましょ!
時間を掛けて調べたり写真を撮ったりして記事を書いています。「良かった」と思ったらサポートしてもらえると嬉しいです。 有料エリアを設けることもありますが、どちらか片方だけお願いできれば助かります。 サポート頂ければもっと多く頑張って書きます!