イーサリアムマイニングは2023年も続く。Difficulty Bomb再延期のお話
さて、イーサリアムマイナーの皆さん、もうGitHubで公開されている、Ethererumのコア開発者の会議の議事録を読まれましたか?
まだの方は「1次ソース」であるGitHubにある公式の議事録を読みましょう!!!
↓全部の議事録はここで公開されています↓
開発者会議の議事録を見よう!
以下は123回目の開発者会議の議事録です。
Google翻訳やDeepL翻訳を使って読んでみましょう。
I think the next step just to provide clarity to people would be to create, an upgrade, for December and name it. So, I think Yanxi had proposed Aero glacier as a name, just because, we use Muir glacier last time, for this, for the difficulty bomb only upgrade.
「TimがDifficulty Bombを遅らせるためだけのアップグレードにAero glacierって名前をYanxiが提案したけど」みたいな雰囲気が書いてあるのが分かると思います。
TimはArrow Glacierを提案しているのでまぁ名前はどっちになるのかこの議事録ではわかりませんが、とりあえず12月に難易度爆弾を遅らせるためのアップグレードを入れるよっていう文脈はGoogle翻訳で分かると思います。
その他の過去の議事録はこちらから見られます。
開発者会議のアジェンダを見よう!
議事録は決まったこと、話し合ったことが書かれていますが、次回の会議のアジェンダも公開されています。
以下から次回のアジェンダを見てみましょう。
緑色(Open)になっているのが次回のアジェンダです。
2021年10月17日時点では10月15日のアジェンダが公開されていて、それを録画するYouTubeのURLが記載されています。
Arrow Glacier #397
という記載があるのが分かると思います。
397にリンクが張ってあって、リンク先は「EIP-4345をArrow Glacierアップグレードで実行する」といった意味の提案になっています。
引用元: https://github.com/ethereum/pm/issues/397
コメント欄を見てみると、
・EIP-4345ではMid-Aprilに難易度爆弾が発動するようにしている
・10,700,000だけ氷河期オフセット(どれだけ氷河期の発動を遅らせるか、難易度爆弾の投下時期をイーサリアムのブロック何個分にするか)をしようと@tjayrushが提案している
ということがまずはじめに書いてあって、次に、
オフセットは10,700,000ブロックで、
アップグレードは13773000ブロックで行うってACD124で決まったよ!って書いてあると思います。(ACDはAll Core Developers Meetingsの略かな)
つまり、現時点での難易度爆弾の延期について確実に決まっていることは、
・難易度爆弾が投下されるのは2022年5月半ばであること
・現在投下される予定になっていた12月の難易度爆弾は12月8日頃のアップグーレードで上記の日付まで延期が行われること
の2つです。2022年5月半ばまでは難易度爆弾の発動は延期が決定しています。やったね!
難易度爆弾は2022年5月?6月?
難易度爆弾の現在の実行時期自体は5月中旬で間違い有りません。
「Must Push Back Mid-June」
とさっきのスクリーンショットに書いてありますが、これは「難易度爆弾をもし発動させたくない場合には6月中旬までには難易度爆弾をまた延期させる必要がある」という意味です。
もし私の理解が間違ってたら教えて下さい。
難易度爆弾は投下されてから実際に機能するまで結構な時間を要します。透過されたらすぐにマイニングができなくなるわけではありません。ゆっくりと氷河期、マイニングが出来なくなる(報酬が払われなくなる)時期に入ります。
でも氷河期だからといって生きていけないわけではありません。
実際、過去には爆弾は「発動」しています。
発動した後に、爆弾を延期(もう爆発したのに、感はありますが笑)する、というのは過去にも何度かやっています。前回の記事をよければ御覧ください。
「Must Push Back Mid-June」
難易度爆弾をもう一度延期する場合には6月中旬ぐらいまでに、延期をしないといけないね。という意味です。
爆弾は投下してすぐに効果を表すわけではなく、6月に効果が出始めるように今回セットされているので、EIP-4345のタイトルは「EIP-4345: Difficulty Bomb Delay to June 2022」になっています。なので、爆弾の投下が行われる事自体は5月ですが、6月に延期、というのは間違いではありません。
・2月頃に5月投下(6月に効果発揮)のままかどうか意思決定が行われる
・再度延期する場合には5月の投下前に延期のアップデートをいれるのか、それとも6月半ばのDifficulty Bomb効果が出始める前にアップデートを入れるのかは未定
というのが現状ですね。
じゃぁいつまでマイニング出来るのか?
(ここまでのことをまとめて書いてあるだけですが、皆さんいつも読んでくださってありがとうございます。)
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