今がラストチャンス!?ロンドンアップグレードでグラボ価格が急騰?マイニング可能なグラフィックボードが枯渇寸前に
仮想通貨のマイニングに注目が集まっています。そして、昨日、イーサリアムのロンドンアップグレードが実施され、報酬が大きくは削減されないという想定が事実であることが確定しました。
そういった理由からか、グラフィックボードの価格が再度高騰してきています。また、あくまで私個人の調査・感想ですが、イーサリアムのマイニング可能な時期はまだまだ長いと思われます。PoSへの移行のトリガーはまだまだ引かれていません。
マイニング可能な時期については下記の記事で言及していますが、おそらく現在ならグラフィックボードの購入金額を全額回収してさらに利益を得ることが可能です。(自己責任でお願いします)
枯渇するマイニング可能なグラフィックボード
一番人気が高いのはNVIDIA GeForce RTX 3080です。なんといっても1枚で100MHs出るし電気代が比較的低めな新しい世代のグラフィックボードということもあるでしょう。
100MHsを集めるために必要になるお金がRTX 3070や3090と比べると3080の方が安いため、3080の人気が高いです。
店頭価格は14万円台〜18万円台程度でした。
現在は製造が終了し、RTX 3080(LHR)のみが販売されており、店頭在庫は非常に限られています。1つの都道府県に10枚も無いかもしれません。(東京含め)
ヤフオク価格も高騰し、店頭14.5万ほどで昨月売っていたものが、現在18万円程度にまでなっています。2021年5月では20万を超えていたのでそれに比べればまだマシですが、グラフィックボードが枯渇し高騰してきていると言っても過言ではないでしょう。
AmazonだとLHRばかりが並んでいて、2021年8月6日時点ではLHRじゃない3080シリーズは下記ぐらいしか見当たりませんでした。
RTX 3080の7-8月店頭価格とAmazon価格の差異
おおよそ店頭価格から1.2-1.5倍程度の価格になっています。ロンドンアップグレード前は店頭価格で売れ残っていましたが、ロンドンアップグレード後である今日は一気に店頭在庫がなくなり、軒並み転売価格になっています。
安心してほしいこととしては、転売ヤーがいるからグラボが買えない、という自体は今後起こりません。なぜならもうLHRではないグラフィックボードは製造が行われておらず、店舗への新規入荷もないため、転売ヤーも仕入れようがないのです。
店頭17万円→Amazon転売ショップ25万
店頭16万円→Amazon転売ショップ20万
店頭14.5万円→Amazon転売ショップ18万円
店頭14.5万円→Amazon転売ショップ22万円
今からマイニングを始めたい人が取れる選択肢
まずは目標となるハッシュレート、いくら月に稼げるかを決めましょう。あとは最短でグラフィックボードを買い集めるしかありません。グラフィックボードの価格が今後減少する見込みは、特にマイニング可能なモデルについてはほぼありえません。始めたいなら多少高かろうが始めるしかありません。
早く始めて、早く回収する。
ただその1点につきます。
その次に決めるべきは撤退時期です。
・相場が下がったら撤退する
・赤字にならなければ続行する
この2択によって選択肢は大きく異なります。
相場が下がったら撤退する方が買うべきグラボ
マイニングを短期的な物と位置づけるのであれば、今後長期的に運用する予定でないなら、新品のグラフィックボードである必要はない(保証は不要)ですし、多少電気代が高くても良いでしょう。
そうなるとRadeon RX470, 480, 570, 580, Vegaなどの2年前の世代のグラフィックボードの中古が視野に入ります。目標ハッシュレートをいくらで中古で入手可能か(1枚あたりどれぐらいのハッシュレートか、それがいくらで買えるか)をフリマアプリやヤフオク、また、以下のNiceHashのサイトなどを見ながら決めましょう。
ただしRadeonはBIOS書き換えが少なくてもRX470-580は必須であるため、ハードルが高いと感じるのであれば、NVIDIA GeForceシリーズが良いでしょう。今中古で出回っているのだと1070や1080などのシリーズでしょうか。
本当は1660Super(1660tiでも)などがもう少し電気代が低くて良いのですが。
赤字にならなければ続行する方向けのグラボ
・新品で買えるもの
・とにかく電気代が低く抑えられるもの(ワッパが良いもの)
保証が使える新品を買うか、壊れないと願いつつ、中古でワッパがいいものを買うかの二択です。新品で買えるのはまだ生産が続いているGTX 1660 Super、もしくは再生産されているRTX2060、もしくは今後もLHRではないフラグシップモデルのRTX 3090です。
2060はワッパがそれほど良くないので、基本的には1660Superを狙うのが良いでしょう。
新品で手に入りワッパも悪くない 30MHs 80W 5万 GTX 1660Super
GTX 1660Superはまだ5万円以下で売っている物もあり、30MHsかつワッパが悪くないものとしては悪くはないでしょう。ただしこれらも店頭価格は3月2.5万円、5月4〜8万円、7月3.5万〜5万円だったので、すでに値上がりはしています。店頭で4万円以下で見つければ私も即座に買うでしょう。
1660Superばかり列挙しましたが、1660Tiの方がゲーミング性能は高く、マイニング性能は同一なので、もし値段が同一ならTiの方を買ったほうが良いです。ただし基本的にはTiの方が高いでしょう。
新品で手に入りワッパも悪くない 120MHs 300W 25万 RTX 3090
RTX 3090は1枚で120MHs叩き出します。GTX 1660Superより電気代で言うと大体同じぐらいかもしかするとちょっと低いぐらいのワッパになります。
まだ今後も生産が続くフラグシップモデルなので、RTX 3090を12回や60回の分割金利手数料無料で購入するのが投資対効果としては良いと思います。
3090だけを書いた記事も以前書いたのでリンクをぺたり。
25万としましたが、正直RTX 3090にも多くの人の目が向かっており、今後高騰が予想されます。購入を迷われているならお早めに。
先日まで24万円程度だったものが27万円まで現時点で上がってきています。
玄人志向が冷却が良く出来ていて値段も安くておすすめなのですが、サポートが代理店経由ではなく、販売店直接なので、転売ショップから買うのは少しリスクがあるかもしれません。店頭でのお買い求めをお勧めします。他のメーカーでも転売ショップからの販売では保証を受け付けないケースもある(少なくても保証規定にはそう書いてある)ので、故障時のリスクは鑑みましょう。
中古でワッパが最高なRTX 3070 62MHs 120W 9-13万 RTX 3070
RTX 3070は120Wで62MHs、240Wで120MHsであり、イーサリアムマイニングにおいては最高のワットパフォーマンスを誇ります。また、熱対策なども深い考えがいらないため、迷ったら3070が良いのではないかと思います。
ただしLHR(Lite Hash Rate)バージョンしか店頭ではほぼ売っていないため、選択肢が中古に狭まってしまいます。新品未開封品でもフリマを経由すると保証がなくなるケースが多く、中古と新品未開封品の差は大きくないでしょう。
2021年8月6日時点ではLHRではない3070もまだ店頭に残っています。ちょっと割高感のあるモデルに限られますが。しかし本当にあと僅かです。在庫がなくなったら終了です。残りは中古のみ。
ざっくりと値段感としてはフリマでも12万円ぐらいが相場のようなので、2枚で24万円で、RTX 3090よりは安いです。ただご自身で店頭購入される3090と違って保証を得られる可能性は低いため、故障リスクは伴います。くれぐれも壊さないようにしましょう...
そう言えば過去に似たような記事を書いていたことを今更思い出しました。よろしければこちらもどうぞ
おわりに
イーサリアムマイニングが今注目度が高まっています。昔からやられている方は3年ぐらい、私は8ヶ月ぐらいすでに行っているわけですが、また今から再度ブームが来る、かもしれません。
グラフィックボードは半導体不足なことや、それに応じてNVIDIAがゲーム用とマイニング用でラインナップを分けたためマイニング可能なグラフィックボードがほぼ市販されていないため、枯渇状態です。
唯一たしかなことは、
早く始めて、早く回収する。
ただこの1点に尽きると思います。(もちろんなるべく投資を抑える、安くグラボを買うに越したことはないのですが)
まだ1年ぐらいは安心してマイニング出来ると個人的には考えています。それぞれの自己責任においてマイニングを楽しみましょう!