見出し画像

バックエンドエンジニアからフロントエンドエンジニアへの転向について

こんばんは!ホットクックでお菓子作り挑戦中の間宮です。
今回はキャリアに関するご質問ですね。

まず、現状を冷静に分析して、将来に向けての解決策を考えている時点で質問者さんはキャリアをしっかり考えられており、恐らくエンジニアの中でも頭角を表されている方だと思います。
それでは、早速回答を書いていきます!

どんどん技術は簡単になるけれど…

基本的にIT技術については、新しいことをが出来る技術と、既存の要件をより簡単に実現できる技術に別れます。例えば、前者はブロックチェーンが該当すると思いますし、後者はDockerが該当します。

質問者さんが仰っている通り、既存の技術はどんどん簡単になって陳腐化していき、その技術においてエンジニアとしての価値は下がっていきます。その為、陳腐化しない分野にキャリアチェンジするというは「めちゃくちゃ正しい」戦略です。

ただし、2点気をつけることがあります。

バックエンド技術そのものが陳腐化する可能性について

かなり昔の話になりますが、VisualStudioが流行っていた頃、「Windowsデザイナ凄いな、これソフト誰でも作れるようになるんじゃね?」と言う話がありました。
画面にボタンなどをポンポンおいて、それに紐づいた処理を書けばアプリが出来るという、当時にすれば画期的な生産性向上が見込めるツールでした。

それから20年ぐらい経ったでしょうか、今でもソフトウェア開発者(バックエンド等)は需要がある職種となっています。WEBなど、プラットフォームの変化もありますが、「生産性の向上」を上回る「需要の増加」があります。

つまり、「作るのが楽になった分以上に仕事が増えている」という状況が発生しています。
また、実装は容易になったとしても、結局「設計」「要件定義」は相変わらず重要ですし、実装者でもこれらの感覚は前以上に求められる時代が来ていると感じます。(例えばスクラム開発等、疎結合な設計をするために、将来来る要件を予想するセンスもいるよね)

以上から、今使っている技術が陳腐化する可能性は十分にありますが、バックエンド自体の仕事が無くなる可能性は低いと考えています。10年経てば使ってる技術も変わってるだろうしね。

勿論、フロントエンドもこれからますます需要が増えていく分野です。
更に安全に、誰でも使いやすくする、かつ迅速に構築できる仕組みが求められる時代が来ていますし、こちらも将来性は十分あるでしょう。

市場が求める技術と自分の向き・不向きについて

もう一つ注意するべき点として、「これから伸びる市場が必ずしも自分が向いていると限らない」というものがあります。
IT系だから、バックエンドもフロントエンドも適正は同じだろ、という考えもあると思いますが、両方経験した身としては、やはり「向き不向き」はあると感じています。
自分がフロントエンドをやっていた頃は、本当に納期直前の変更が多く(特にWEB制作)、迅速な対応が求められました。またバックエンドより変化も激しかったように記憶しています。(当時使っていたjqueryとか今は化石扱いだよね)
あと、WebディレクターやWebプロデューサーへキャリアアップしていく場合、デザインの提案やUXの提案も出来ないといけない為、芸術面の才能も必要となってきます。
ですので、「自分に適性があるか」も十分注意する必要があると考えています。

適性があるかどうかの判断について

適性があるかどうかの判断ですが、これはフリーランスエンジニアが本当に恵まれている部分で「実際にやってみたら」わかります。
2年ぐらいやってみたら向き不向きわかるので、向いていないならバックエンドに戻るorインフラメインにする、向いているならフロントエンドを続けると言った選択ができます。
それぞれの職種を2年ぐらいづつやってみると、自分の適性が見えてきて、向いているキャリアに絞り込むことができます。
一方で他のエンジニアの仕事もわかってコミュニケーションが取れる…と価値のある人材にもなれるので、一石二鳥です。(ただ最初の学習コストは大変だから覚悟は必要)

ですので、「こっちの方がいいかも」という仕事があった場合、その案件を一度やってみるのが手っ取り早いです。人の意見が正しいとは限らないですし。未経験でも、IT系の技術があれば少しでも要求されている技術にマッチすれば全然入場できると思います。
 自分も昔はバックエンドメインでしたが、今はインフラの案件に入っています。やってみて、自分に向いていると分かったので今後もインフラメインで行くつもりです。

まとめ

将来のキャリアを考えるのは非常に大事で、またフリーランスはそれを実現しやすい部分もあると考えています。(PMとかは会社員の方がなりやすいけど)

その際には、勿論今後の市場を予測するのも大事ですが、「自分が向いているか」を考えるのも大事だと思います。

以上となります。つよつよエンジニア目指して頑張ってね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?