イーロン・マスク、サム・アルトマンを非難：OpenAIの営利化と反トランプ支援をめぐり対立
イーロン・マスク氏が、OpenAIの営利化の動きや反トランプメディアへの資金提供に関して、CEOのサム・アルトマン氏を厳しく批判しました。
主要ポイント
・マスク氏がアルトマン氏を「嘘つき」と非難
OpenAIのCEOであるアルトマン氏が、会社の7％の株式を取得しようとしていることが発覚。
・OpenAIが反トランプメディアAxiosを支援
トランプ元大統領の政策を批判するメディアAxiosに、OpenAIが資金を提供していると報道される。
・マスク氏とアルトマン氏の対立が激化
OpenAIの営利化やメディア支援により、AI業界でOpenAIの動きに注目が集まる。
イーロン・マスク氏がサム・アルトマン氏を批判、その理由とは？
2025年1月23日、イーロン・マスク氏は自身のSNS（旧Twitter）で、「アルトマンは議会で『OpenAIで報酬を受け取らない』と証言したのに、今や100億ドルを要求している。嘘つきだ」と投稿しました。この発言は、OpenAIが非営利団体から営利企業へ移行し、アルトマン氏が7％の株式を取得する計画が明らかになったことを受けたものです。
過去の報道によると、アルトマン氏はOpenAIの新たなビジネスモデルの一環として、7％の株式を得る予定だと言われています。これに対し、マスク氏はOpenAIを「利益最大化企業だ」と批判しており、営利化への不満を繰り返し表明しています。
OpenAI、反トランプメディアへの資金提供で注目を浴びる
さらに最近、IBCグループの共同創設者マリオ・ナウファル氏がSNSで、OpenAIが反トランプメディア「Axios」に資金提供していることを指摘しました。報道によれば、OpenAIはAxiosと3年間の契約を結び、同メディアのニュース運営に直接関与しているとのことです。Axiosは、トランプ元大統領の移民政策を宗教的理由で批判していることで知られています。
一方で、トランプ氏は「スターゲート計画」を発表し、OpenAIを含むAI関連企業への巨額投資を表明しました。しかし、この反トランプ支援のニュースはトランプ氏の計画と矛盾しており、マスク氏もこの件にSNS上で反応しています。
イーロン・マスク vs サム・アルトマン：対立の背景
テスラやスペースXのリーダーであるマスク氏と、OpenAIのCEOであるアルトマン氏の対立は、主にOpenAIが非営利から営利企業へ移行したことが発端です。もともとOpenAIは、マスク氏が設立に関与したオープンソースの非営利団体としてスタートしましたが、この方針転換に対し、マスク氏は厳しく批判しています。
この対立を受けて、両者の間で複数の訴訟が発生し、AI業界全体で注目を集める結果となっています。また、今回の反トランプ支援に関するニュースが、この問題にさらなる火種を提供する形となっています。
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