ソラナで初めて時価総額20億ドルを達成したAIトークン「AI16Z」

2025年1月9日 13:21

・AI16Zは、ソラナ上で初めて時価総額20億ドルを突破したAIトークンとなりました。

・トークンは、ai16zプラットフォーム内でのガバナンス機能およびユーティリティ機能に利用されています。

AIエージェント「ai16z」が発行するネイティブトークン「AI16Z」が、仮想通貨データサイトCoinGeckoの報告によれば、時価総額20億ドルに到達しました。この規模は、ソラナ上でのAIトークンとしては初の快挙です。

トークンの価格は過去10日間で3倍に急上昇し、$0.6から$1.8に達しました。この背景には、AIを統合したブロックチェーンプロジェクトへの関心の高まりがあります。AI16Zの現在の流通供給量は11億トークン、24時間の取引量は3億7300万ドルです。

CoinGeckoのデータによると、AI16Zの時価総額はAIエージェントトークンの中で3位に位置しており、上位には「VIRTUAL」（38億ドル）と「FET」（34億ドル）が存在します。

2024年末に立ち上げられたai16zは、AIを活用したスタートアップの評価や投資判断を行う、ブロックチェーンベースの投資プラットフォームです。AI16Zトークンは、以下の2つの目的で使用されます：

1.ガバナンストークンとして、提案に対する投票を行う。
2.プラットフォーム内での取引に利用するユーティリティトークンとして機能する。

さらに、2025年第1四半期には、AIエージェントをローンチするための「AIエージェントローンチパッド」を導入予定で、AI16Zが主要通貨として使用されます。このローンチパッドでは、以下のような機能が提供される見込みです：

・新規エージェントの上場手数料
・ステーキングメカニズム
・流動性プール

AI16Zの急成長には以下の要因があります：

・大口投資家（いわゆる「クジラ」）によるトークン買い占め。
・コミュニティの活発な参加。
・AIリポジトリ「Eliza」の注目度上昇。Elizaは最近、Google Geminiを超えて

GitHubで最も支持されるAIリポジトリとなり、開発者からの採用が進んでいます。

AI16Zを開発した「エリザラボ」は、スタンフォード大学の「Future of Digital Currency Initiative」と提携し、暗号通貨分野における分散型AIエージェントシステムを構築しています。このコラボレーションは以下の分野に焦点を当てています：

・信頼フレームワークの開発。
・マルチエージェントエコシステムの構築。
・DAO（分散型自律組織）ガバナンスフレームワークの設計。

また、このプロジェクトはBinanceの「Alphaプログラム」（初期段階のプロジェクトを対象とした事前上場プラットフォーム）にも採用されました。Binanceへの上場が実現すれば、AI16Zの知名度が向上し、さらなる投資家を引き付ける可能性があります。

2024年12月30日、Lookonchainの報告によれば、2つのウォレット（同一の主体が管理している可能性あり）が420万ドル以上を費やして262万AI16Zを購入したほか、別のクジラ投資家が119万AI16Zを取得しました。

AI16Zの急成長とその背後にある技術革新や戦略的パートナーシップは、今後のブロックチェーンとAIの融合分野における重要なマイルストーンとして注目されています。

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