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MetaMask:簡単に始める仮想通貨ウォレット作成



仮想通貨を利用する上で欠かせない「ウォレット」。その中でも人気の高い「MetaMask」の作り方とセキュリティ対策について詳しく解説します。

目次

  1. MetaMaskとは

  2. セキュリティとリスクについて

  3. MetaMaskの設定方法

  4. よくある質問とエラー対処法

  5. 最新情報とまとめ

✅1. MetaMaskとは

MetaMaskは、ブラウザ上で動作する無料の仮想通貨ウォレットです。イーサリアムをベースとしたERC-20トークンの保管・送受信が可能で、分散型アプリケーション(DApps)とも連携できます。プライベートキーの安全な管理によってブロックチェーンの世界にアクセスできる点が大きな魅力です。

✅2. セキュリティとリスクについて

MetaMaskは高い安全性を誇りますが、リスクゼロではありません。最も重要なのが「プライベートキー」と「シードフレーズ」の厳重な管理です。

プライベートキーは資産を守る鍵のようなもので、絶対に第三者に教えてはいけません。一方のシードフレーズは、ウォレットを復元する際に必要な情報です。これを紛失すると資産は永久に失われてしまうので、確実に安全な場所に保管しましょう。

そのほか、フィッシング詐欺対策として公式サイト以外からはMetaMaskをインストールしないなど、総合的なセキュリティ対策も重要になります。

✅3. MetaMaskの作成方法

さて、ここからがMetaMaskの具体的な設定手順です。下記の流れで進めていきましょう。

(1) ブラウザにMetaMaskの拡張機能をインストール(Chrome推奨)


「新規ウォレットを作成」を選択

(2) 新規ウォレットを作成する際のパスワード設定


パスワードはMetaMaskにログインするときに使います!!

大文字、小文字、特殊文字を組み合わせたパスワードがいいでしょう。

「新規ウォレットを作成」を選択


(3) シードフレーズ(バックアップフレーズ)の表示と控え書き


ここが一番大事!!

シードフレーズ(又はシークレットリカバリーフレーズ)は必ず紙などに残してください。(12単語)

このシードフレーズがわからなくなるとウォレットの復元が永久に出来なくなり、ウォレットに入っていた仮想通貨やNFTを取り戻せなくなります。

ボクもメモを残すの忘れて10万円分の仮想通貨が取り戻せなくなり、あせった経験があります。

奇跡的にスマホの写メで撮っていたので何とか復旧はできました。

あの時は本当にあせりましたね。


「ウォレットの安全を確保」を確保
「シークレットリカバリーフレーズを確認」を選択

(4) シードフレーズの確認作業を経てウォレットの作成完了

シードフレーズが表示される際は、画面の指示に従って丁寧に控え書きしましょう。この作業を怠るとウォレットが復元できなくなる可能性があります。安全な場所への保管を忘れずに。

パスワード・シードフレレーズの保管は紙媒体で!!

PCやスマホの保管はハッキングされた場合に抜き取られるリスクがあります。

ぼく個人としてはノートにシードフレーズを記録することをオススメします

シードフレーズを保管について(クリプトおじんの見解)

1.オフラインでの保管
 
シードフレーズは決してオンラインのデバイスやクラウドストレージに保存しないでください。ハッカーによるアクセスやデータ漏洩のリスクが高まります。


2.分散して保管
シードフレーズを一つの場所にまとめて保管するのではなく、複数の場所に分散して保管することで、紛失や盗難のリスクを分散させます。ボクはノート2冊に書いて保管してます。1冊目メイン、2冊目バックアップ用


3.安全な物理的場所:
手書きで記録した紙や、安全な場所に保存した印刷物が推奨されます。防火・防水性のある安全な金庫や保管箱が理想的です。


4.オンラインでの保管について:
シードフレーズをオンラインのパスワードマネージャーやクラウドストレージに保存することは絶対に避けてください。これらのサービスはハッカーの標的になりやすく、データ漏洩のリスクが高まります。

✅4. よくある質問とエラー対処法

【Q1. ビットコインも預けられる】
▶︎現在、MetaMaskはビットコインは対応しておりません。(2024年6月現在)
しかし、年内にはビットコインやソラナにも対応する予定と発表されております。

現在対応しているチェーン
✅BSC(Binance Smart Chain)
✅Polygon(Matic)
✅Avalanche
✅Heco(Huobi Eco Chain)
✅Fantom
✅OKEx Chain
✅Astar
✅Harmony
✅KuCoin
✅xDai
✅Arbitrum
✅Cronos
✅Optimism

【Q2. パスワード・シードフレーズを忘れた】
▶︎パスワードを忘れた場合はシードフレーズから新しく設定できます。しかしシードフレーズを紛失すると復旧できなくなるので、厳重に管理してください。

【Q3. 不審なアクセスがあった】
▶︎MetaMaskをアンインストールし、新しいウォレットを作り直してください。新旧のパスワードとシードフレーズの変更も怠りません。

不安な点があれば、公式ドキュメントやコミュニティに相談しましょう。

✅5. 最新情報とまとめ

2023年には、NFTやメタバース対応に向けた機能強化が行われています。スマートフォンアプリの改善や、セキュリティとユーザビリティの更なる向上も図られています。

MetaMaskは高い汎用性と安全性から、仮想通貨・NFTユーザーに人気のウォレットです。しかし、プライベートキーやシードフレーズの厳重な管理が重要であることは覚えておきましょう。一度でも大切な情報を漏らしてしまえば、資産を失う可能性があります。

フィッシング詐欺にも十分注意し、公式サイトからのみMetaMaskをダウンロードするよう心がけましょう。セキュリティ対策を怠らず、安全・安心してブロックチェーンを活用していってください。

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