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Aavegotchiの何がすごいのか Bonding Curve

度々紹介しているAavegotchiですが、先月のポータル販売オークションに参加出来ましたでしょうか?私はポータルを4つ程競り落とせました。二つは開けてAavegotchiを召喚して、二つは大事に取っておいてます。

新しい家族のGotchanです:

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それはさておき、今回はAavegotchiプロジェクトの中で他のプロジェクトと比べて注目するべき特徴の一つ、Bonding Curveについて紹介します。

Aavegotchiやその装備を購入するための通貨としてGHST(ゴースト)が存在しますが、どの様に発行されているのか。それはBonding Curveを通してなのです。Bonding Curveは価格とトークン供給の関係を定義する数学的曲線ですが、ここではその供給量と価格が定義された取引所になります。AavegotchiのBonding Curveを通してGHSTを購入する場合にはDAI(1DAIは1米ドルにほぼ固定されているステーブルコイン)を支払います。正確にはスマートコントラクトを通してGHSTをmint(発行)することになります。そして、その価格はGHSTの供給量によって決定されるのです。GHSTの供給量が増えればその価格は上昇し、減ると低下します。下の図では、GHSTの発行枚数が22,5百万枚だと、1GHST=0.519DAIである事を示しています。因みに2021年9月20日現在、GHST発行枚数は56,1百万枚で1GHST=1.664DAIです。

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数式としては

DAIの残高 ÷(GHSTの発行量 x GHSTの価格)= 33%

として定義されています。DAIを振り込むと、33%を保つ具合にGHSTの発行量と価格がそれぞれ上昇します。また逆に、DAIを引き出すとGHSTの発行量と価格が低下します。

これには様々なメリットがあります。その一つが流動性。UniswapなどのDEX(分散型取引所)で取引することも可能ですが、マーケットの状況によっては流動性が低く取引できない可能性があります。しかし、Bonding Curveには発行したGHST分のDAIが留保されていいるので、必ずGHSTをDAIに交換することが可能なのです。

また、一部の大型投資家によってDEXでの需給バランスが崩され、急激な値上がりや値下がりを起こす、という事もなくなります。Bonding CurveにはDAIが留保されており、上記の数式によってのみ価格が変動するので、一時的な需給の不一致による価格変動は起きないのです。気を付けていただきたいのはUniswapやQuickswap等のDEXでは需給によって価格が決定されているので、DEXでは急騰や急落は起こりえます。しかし、AavegotchiのBonding Curveとの価格とかけ離れている場合、アービトレージが行われ自然と価格が調整されます。例えば、Bonding Curveでは1GHST=1.6DAIなのに、Quickswapでは1GHST=1.4DAIだった場合、QuickswapでGHSTを購入し、Bonding Curveで売却することによって利益を得られます。すると自然にBonding CurveでもDEXでも1GHST=1.5DAI辺りに落ち着く、というメカニズムです。

もう一つ面白い特徴として、Aavegotchiのポータルやウェアラブル(装備等)を購入すると、その価格の5%は焼却されます。つまり、その分のGHSTは消えてなくなり、供給量が減るのです。しかし、留保されたDAIは変わりません。Bonding Curveに留保されているDAIは変わらないのに、GHSTの供給量だけ微減。結果、その分GHSTの価値は上がる事になるのです。

仮定の話ですが、今後Aavegotchiの知名度が上がり、新たなポータルが販売されるにつれ、GHSTの供給量は増えていきます。それは即ち、GHSTの価値も上がっていくという事になるのです。ディスクレーマー:決して投資への勧誘や推奨ではありません。投資は自己責任でお願いします。

現在のAavegotchiのBonding Curve(イーサリウムネットワーク上でGHST/DAIを売買出来ます):

英文になりますが、Aavegotchi wikiでの説明:


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