Re:ゼロから始める仮想通貨bot(自動売買システム)の作り方 ~第五回 仮想通貨botを作る(1)~
こんにちは、JINです。Twitter IDはこちら
さて今回から実際に仮想通貨botを作成したいと思います。
まず、使用プログラム言語はpythonにしました。これは前回の記事には書きましたが、ライブラリが豊富だからです。後々やりたい事が増え、トライする時にハードルが低いのは重要な点です。それでは以下の順でコードを書いていきます。
仮想通貨botのコード構成
1. ライブラリの読み込み
2. 起動時の処理
3. 処理毎の関数
4. 定期的に実行させるループ処理
大体こんな感じにするのが基本となります。この中で4にロジックを書いて例えば1分単位で実行させて条件を判断し、満たしたら3で書いたエントリ/クローズ関数を実行してトレードするという流れになります。1,2はそれらを実行するための下準備みたいなものです。では実際のコードを書いてみます。
前回のhello.pyが開きっぱなしの人はまず終了させましょうw(すっかり手順乗せるの忘れてました)
下のhellow.pyのタブの右にある「×」をクリックしてウインドウが出たらCloseボタンを押します。次に上のタブの「+」ボタンでNew Fileでファイルを作成します。Untitled1タブが追加されるのでそちらに切り替えてください。
1. ライブラリの読み込み
必要なライブラリをプログラムの一番上でimportして使います。第一回のサンプルコードであるビットコイン価格を取得するためのコードを書いてみます。
Re:ゼロから始める仮想通貨bot(自動売買システム)の作り方 ~第二回 仮想通貨botを作る準備をしよう(1)~
import requests
print(requests.get('https://ftx.com/api//markets/BTC-PERP'))
Untitiled1に上記のコードを貼りつけて名前を付けて保存後、実行してみましょう。
上記のように出力されたと思います。これはrequestsというライブラリがないというエラーです。これを読み込むためにはライブラリをインターネットなどからこの環境にダウンロードしてインストールしないといけません。スマホのアプリなどと一緒です。ではrequestsライブラリのインストールをします。下のプロンプト画面の「bash ~」というタブに切り替えて以下のコマンドを実行してください。これはWinodws環境でも同じコマンドです。(但し先頭のpipはpip3だったりpip3-6だったりと、環境構築の仕方で微妙な違いが出てきます)
pip install requests
成功すると一番下にSuccessfully installedと表示されます。もう一度さっき作ったプログラムを実行してみます。
Response [200]と表示されると思います。これはhttpで情報を取りに行った際に正常に通信が完了したという意味のメッセージです。欲しいのはこれではないですよね?コードを以下のように書き換えます。
print(requests.get('https://ftx.com/api//markets/BTC-PERP').text)
以下のように内容が表示されましたね。これは「.text」を付ける事でrequestのtext属性を取得しています。このようにライブラリは読み込んで色んな機能を使う事が出来ます。requestsがどういう事を出来るかは以下のサイトなどで確認できます。
https://note.nkmk.me/python-requests-usage/
これでプログラムによって価格を取得できました。あとは色んなライブラリを呼び出して色んな処理をする事で注文をする事も出来ます。ちょっと長くなるので今回はここまでにします。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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