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MakerDAO、新ステーブルコインとガバナンストークン発行で「Sky」にリブランディング
新しいステーブルコイン「USDS」とガバナンストークン「SKY」は、プロトコルとやり取りするための新しいDeFiアプリケーションとともに、9月18日から利用可能になる。
すでに定着したMakerDAOのトークンであるDAIとMKRは変わらず流通し続け、ユーザーは新トークンと交換するかどうかを任意で決めることができる。
このニュース発表の直後、MKRは4%以上値上がりした。
今回の変更は、「エンドゲーム(Endgame)」と呼ばれる現在進行中のMakerDAOの大改革の一環である。
最も古く、最も大きな分散型金融(DeFi)レンディング事業者のひとつであるMakerDAOは、現在進行中の大改革の一環として、新しい名前と新しいトークンを手に入れた。
8月27日のプレスリリースによると、Makerは「Sky」にリブランディングした。70億ドル(約1兆80億円、1ドル144円換算)の資産を持つ同プロトコルは、時価総額50億ドルのステーブルコイン、ダイ(DAI)とガバナンストークン、メーカー(MKR)の新バージョン(USDSステーブルコインとSKYガバナンストークン)も導入する。
DAIとMKRは変わらず流通し続け、新しいトークンが並行して存在することになる。トークン保有者はDAIトークンをUSDSと1対1で交換でき、MKRトークンは2万8000のSKYトークンと交換できる。新トークンは9月18日に発行され、保有者は旧トークンを保持するか、新トークンと交換するかを任意に選択できる。
MKRの価格はこのニュース発表直後に4%以上上昇し、過去24時間で2%上昇。ビットコイン(BTC)と広範な市場の暗号資産ベンチマークであるCoinDesk 20インデックスをアウトパフォームしている。
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「根本的な要素は、DeFiをどのようにして巨大なスケール、テザー(Tether)と同じくらい、あるいはそれ以上の規模に成長させるかという点にあった」と、MakerDAOの共同設立者であるルーン・クリステンセン(Rune Christensen)氏は語った。
テザー社は、時価総額1160億ドルと、市場最大のステーブルコインであるUSDTを発行している。
クリステンセン氏は、「エンドゲーム 」と呼ばれる同プロトコルの数年にわたる大改革の陣頭指揮を執っている。その一環として、クリステンセン氏は2023年5月、ステーブルコインとガバナンストークンの 「アップグレード版 」を導入する計画をガバナンスフォーラムの投稿で初めて打ち出した。
クリステンセン氏は、同プロトコルの成長目標達成は、新しいユーザーインターフェースである「Sky.money」アプリケーションを通じた、USDSとSKY保有者のためのネイティブトークン報酬にかかっていると述べた。
しかし、報酬の獲得機能は、米国や英国を含む特定の法域では制限される。
また、この大改革には、プラットフォームを独自のトークンを持つ小規模で独立した組織に分割することも含まれる。以前はSubDAOと呼ばれていたこれらの組織は、リブランディングの一環として「Stars」と呼ばれる。
これらの組織の最初のものは、Maker/Skyの上に構築されたレンディングプラットフォーム「Spark」となる予定だ。
しかし、その変更が実施されるのは「数カ月後、すべての経験がテストされ、改善されたときだ」と、クリステンセン氏は語った。
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