暗号資産予測市場、ソラナに登場
ソラナ(Solana)ブロックチェーンを基盤にした暗号資産(仮想通貨)取引プラットフォーム「ドリフト(Drift)」は、製品ラインナップに予測市場を追加した。ポリマーケット(Polymarket)のような選挙ベッティング(賭け)分野に進出することになるが、いくつか独自の工夫も加えている。
ドリフトの手がける「BET」サービスでは、ポリマーケットがイーサリアムやポリゴン(Polygon)上で行ってきたように、トレーダーは暗号資産を使って二者択一の結果(トランプ氏が勝つか、ハリス氏が勝つか、など)に賭けることができる。
しかも、ドリフトの予測市場は、分散型金融(DeFi)により深く根付いたものとなる。ドリフトの共同創業者であるシンディー・レウ(Cindy Leow)氏によれば、ユーザーはUSDコイン(USDC)だけでなく、数十種類の暗号資産を担保として使い、イベントの結果に先駆けて担保に対する利回りを得ることができる。
ユーザーはまた、さまざまな暗号資産の値動きに対する仕組取引で、イベントに基づく予測をヘッジすることもできる。
予測市場は、今回の選挙サイクルで急に人気を高めた暗号資産のユースケースとなっており、メインストリームメディアの識者はしばしば報道の中で、ポリマーケットの数値を引用している。最も可能性が高いと思われる結果に何億ドルも注ぎ込むトレーダーが予測市場を動かしている。
ドリフトは主にパーペチュアル取引のハブであり、ユーザーは暗号資産を実際に所有することなく、将来の価格変動に賭けることができる。そして、借り入れ・貸し出し、利回り創出戦略、さらには選挙関連のミームコイン愛好家のための取引ページなど、さまざまなDeFi製品へと手を広げている。
「我々がターゲットにしているのは、予測市場で取引を行おうとしてきたが、イデオロギー、あるいは機能的な理由でポリゴンにあるポリマーケットの利用を拒んできたソラナトレーダーのグループだ」と、レウ氏は語った。
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