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インテル、BTCマイニングASIC製造終了へ

半導体大手のインテル(Intel)は、ビットコイン(BTC)マイニング専用チップ「Blocksale」の製造を終了する。同社が4月18日、CoinDeskに声明で伝えた。Blocksaleの製造は、わずか1年前に発表されたばかり。

「当社は(2021年3月に発表した)新戦略『IDM 2.0』への投資を優先するなか、Blockscale 1000シリーズASIC(特定用途向け集積回路)の製造を終了する。Blockscale顧客のサポートは継続させる」とインテルの広報担当者は述べた。このニュースはTom’s Hardwareが先に伝えた。

インテルのWebサイトによると、2023年10月20日以降はオーダーを受け付けず、最後の製品は遅くとも2024年4月20日までに出荷されるという。

同社は約1年前にビットコインマイニングへの参入を発表、Blocksaleと名付けられたASICの最初の顧客として、アルゴ・ブロックチェーン(Argo Blockchain)、ブロック(Block)、グリード・インフラストラクチャー(Griid Infrastructure)、ハイブ・ブロックチェーン(Hive Blockchain)があげられた。

だがそれ以降、インテル製ASICを搭載したマイニングマシンの設置が確認できたのはハイブのみだ。各社に本記事に関するコメントを求めているが、いずれの企業からも回答はない。

アルゴのパートナーであるePICブロックチェーン(ePIC Blockchain)は、インテル製ASICを使った独自のBTCマイニングマシンを宣伝している。

インテル製ASICは、ビットメイン(Bitmain)とマイクロBT(MicroBT)が占める市場の実質的な寡占を崩すことができた。インテルが新たなプロジェクトを発表する可能性があるかとの質問に対して、広報担当者は「市場機会をモニターし続けている」と述べた。

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