オレオ、リッツの食品会社モンデリーズがヘデラ評議会に参加──分散型台帳技術を実験
ヘデラ・ハッシュグラフ(Hedera Hashgraph)の運営に関与するヘデラ評議会(Hedera Council)は、分散型台帳技術(DLT)に取り組むことを目的にアメリカの食品飲料会社モンデリーズ・インターナショナル(Mondelēz International)と提携した。
プレスリリースによると、モンデリーズはヘデラ評議会の新メンバーとして、デジタルトランスフォーメーションイニシアチブとサプライチェーン管理に焦点を当ててヘデラ上での分散台帳技術ベースのソリューションの開発に取り組んでいるという。
ヘデラ・ハッシュグラフは、ハッシュグラフコンセンサスを使用するパブリック分散台帳。ヘデラは、ハッシュグラフコンセンサスを使用していることで、他のチェーンと比べて独自の形で構造化されたブロックチェーンだと主張している。ヘデラはハッシュグラフコンセンサスを使用する唯一のパブリック分散台帳技術であり、ハッシュグラフは1秒あたり1万以上のトランザクション(取引)と数秒での低レイテンシーのファイナリティを達成するとされている。
モンデリーズ・インターナショナルは80カ国以上で事業を展開し、オレオ(Oreo)、リッツ(Ritz)、キャドバリー・デイリー・ミルク(Cadbury Dairy Milk)、トブラローネ(Toblerone)といったブランドを展開している。
モンデリーズは以前、アーリーステージのフィンテック決済会社SKUxと提携して、同社の顧客サービスプログラムの拡大を支援した。これは、ヘデラを使用して消費者向けパッケージ商品のサプライチェーンやデジタル決済ベースのオファーを追跡するものになる。
モンデリーズ・インターナショナルのデジタル戦略・ブロックチェーン担当のグローバルCOE責任者であるXiang Xu氏は、「ヘデラとともに分散台帳技術を探究するデジタルトランスフォーメーションへの取り組みを継続できることを楽しみにしている」と述べた。
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