見出し画像

ビットコインのライトニングネットワークをバイナンスが採用?

 ここ数日の暗号資産に関する気になるトピックについて取り上げていきます。今回はこの話。

 バイナンスといえば、世界最大の暗号資産取引所ですが、昨今のビットコインネットワークの混雑により、出金停止が起こっちゃったりして悩ましい事態になっているようです。バイナンスの市場占有率は5割近いというかなりなシェアを持っているので、ビットコインの送金詰まりが起こると影響も大きそうです。
 ということで、そのバイナンスがライトニングネットワークを採用するかもということで、注目しています。
 まあ、銀行預金をATMで引き出すのは操作含めて数十秒で引き出せますので、そのくらいの感覚で取引所からビットコインを引き出せる方が便利なことは確実です。今は混んでいなくても1時間くらいはかかってしまいますし。混んでいれば翌日なんて言うこともあり得ます。自分のお金なのに引き出すのにそんな時間かかったら不安ですものね。
 なのでライトニングネットワークに対応してくれればそういった不安と不便は解消されそうです。もっとも金額に制限はつきそうですが。ただし、ライトニングネットワークもまだまだ初期段階にあり、セキュリティ上の安全性が完全に確保されているかどうかはちょっと不透明ですので、この辺の対応をどうするかって言うところを決めないといきなりサービスは始められないとは思います。
 いずれにしても、昨今のビットコインネットワークの目詰まりを考えるとバイナンスがライトニングネットワークを採用するのは良いことだと思います。これでライトニングネットワークがかなりメジャー化するんじゃ無いでしょうか。そもそも、今でもビットコインの流通の大半はトレード目的でしょうから、一般化する前に取引の高速化が実証実験的に走るにはちょうどいい気がします。
 取引所のライトニングネットワーク対応が一般化すれば、ビットコインなんて決済に時間がかかりすぎて使えない、という意見はかき消される可能性もあります。少しずつですが普通になっていく第一歩と受け止めています。

 2022年は大きく値下がりし、23年は少し戻して、今現在は横ばいというビットコイン価格ですが、その間にもプロダクトは進化し、サービスも向上し始めています。政治の世界は駆け引きで、規制関係は喧々ガクガクで米国では遅々として進展しておりませんが、開発はどんどんと進んでいき、過去、課題だったことは少しずつ解決方法が出てきています。
 やはり、AIじゃないですが、法律を作るのには時間がかかるが、技術の進歩はどんどん進む、と感じています。私のように毎日、こんなことを追いかけている人間はもどかしさを感じながらも進捗感を感じていますが、普段あまりこんな類いのことに興味を持っていない一般の人はある日突然、進化がジャンプアップしたと感じるかもしれません。
 今流行の生成系AIについては私もそう感じたうちの一人ですから。なので、一過性の流行じゃないですが、ぺぺコインの様に、他の暗号資産の価格が突然大きく動き始めることも可能性としてあるかもしれませんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?