1月12日『文男スポーツ』桑田真澄氏の入閣に期待と疑問点
桑田真澄氏が巨人に指導者として復帰する。お昼のNHKニュースでも取り上げられ、桑田氏の存在感の大きさを確認させられた。
引退後はこれまでの野球関係者とは違った独特な形でキャリアを積まれ勉強された桑田氏。果たしてどんな指導をされるのか興味深い。
しかし、一方で私には疑問点が…。
記事によると「ポストなどは最終調整中」とあるが、これではどっかの自民党の組閣人事かと勘違いしてしまう。
巨人の指導者人事は、当選回数を重ねた議員の"大臣席の空席待ち"とは訳が違うはずだが…。
今回、桑田氏を招集した理由は何であり発案者は誰なのか?
『桑田氏の築いたキャリアが今の巨人に必要だと原監督が判断した』
みたいな理由での招集ならば、ポストを調整する必要はないと思うのだが。
巨人の2021年スタッフ人事は昨年12月に発表された。それなのに桑田氏の招集をこの時期に発表するのは、桑田氏を担いだ現場ではない人間がいるのかと疑ってしまう。
現場の意にそぐわない人事はチームを混乱に導くだろう。
私はアンチ巨人なので2021年シーズンの低迷は歓迎である。しかし、桑田氏にはこれまでのキャリアの活かしてプロ野球界に"新しいコーチの姿"を期待している。
経験と言う名の成功体験しか教えない。
全ては上から目線で選手を型にはめる。
自分が経験則でしか語らず考えないから、選手に考えさせる指導が出来ない。
等々、挙げればキリがないが、つまり
『昔の名前で出ています』
的な指導が通用せず時代遅れであると桑田氏に証明して、プロ野球の指導者人事にメスを入れるきっかけになって欲しいものだ。
桑田氏がどんな指導をされ、チームから何を期待され任されるかが今から楽しみである。
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