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オリンピックで思った②(子供たちに平等な環境を)

前回の東京五輪を契機に、リーグ戦定着の必要性から日本サッカーリーグが翌1965年に誕生してその動きは他の球技にも広がったそうだ。スポーツ少年団が誕生して、警備会社が誕生した。

今回の東京五輪での経済効果は全く見込めず、借金まみれの大増税時代が近く到来するだろう。既に都民は五輪のために一人あたり10万円以上支払っているのに…。
私は東京五輪大不況が到来すると思っている。

そこで今回の五輪開催を契機に、誰でも安価で(可能なら無料で)スポーツや芸術を楽しめるシステム確立のためにスポーツ庁や文科省には仕事をしてもらいたい。

不景気により格差が拡大する。絶対にあってはならないのは、子供たちが家庭環境によって始められるスポーツや芸術が選別されたり諦めたりすることである。門戸を広くする環境を整えるべきである。

7〜8年前にブルガリアのとある田舎町のスポーツ施設を見学する機会に恵まれた。日本より貧しい国なので施設はボロボロ、ほぼ全てが共産党政権時代に作られたものである。しかし、多くの競技を子供たちはほぼ無料で、大人は安価で楽しめる環境が用意されている。この地域の国々の小学校(確か8年)は午前が授業の週と午後が授業の週がローテーションになっているので、午前に練習して午後は学校、そしてその逆だったり。子供たちと練習して会話して「これから学校行って来る!」と練習場から帰っていく楽しそうな姿が思い出深く忘れられないのである。

子供たちは家庭環境を選べない。増税や不況は子供たちのせいではない。

ならば、増税や不況によって子供たちの可能性を潰さないようにするのが大人たちの仕事ではないだろうか。

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