1月9日『文男スポーツ』建山氏は文春砲の経験を語るべきだったかと
1月8日にNPBの新人研修会が行われ、侍ジャパンの建山義紀投手コーチが登壇したとのこと。
しかし、建山氏はある意味タイムリーな経験をされている方なのに…。それについて触れなかったのは残念だ。
「ロッテ清田育宏選手の記事を読んだことでしょう。今日は野球ではなく、私にしか出来ない話をします。私は約10年前に文春砲の餌食になりまして、その経験をお話して皆様の役に立てたらと思います。」
みたいに話を切り出したら最高の研修となり、新人選手の心に強く残ったことだろう。
約10年前に建山氏は"文春砲"に撃たれてしまった。
お互いに報道内容を否定しているが、お相手の半井小絵氏は報道後にNHKニュース7を降板した。
当時は話題になった出来事と私は記憶している。
昨年は『下半身の疎かな』プロ野球選手の話題が少なくなかった。1月7日にロッテの清田育宏選手による"不倫とコロナ虚偽報告"が報道されたばかりだ。
だからこそ、疑われて週刊誌ネタになったが、それを否定し乗り越えた経験談を話すべきだったのでは?
建山氏が話をしたテーマの「スランプの乗り越え方」は人それぞれであり、スランプになってみて当人がもがき苦しみ自らで答えを見つけ克服するものかと。
(私は実績もない青二才がスランプで片づけたら、それは単なる逃げだと思うが。)
他にテーマとした「緊張との向き合い方」や「野球との向き合い方」だって人それぞれであり、研修のテーマとしてはパンチが弱いと思うのが私の正直な感想だ。
そして、イチロー氏とキャンプを共にしたエピソードを披露したというのだから、結局は建山氏の自慢話だったのではとがっかりだ。
建山氏は日本代表の投手コーチという指導者である。指導者が失敗のエピソードを話さない、経験談と成功体験を語り結局は自慢話になること。それが日本スポーツの指導現場の問題であり、パワハラ等の指導者の不祥事が起きる1つの要因かと。
自慢話や成功体験が悪い方向に進み「俺の言うことを聞け!」となり、そしてパワハラの温床になるのではないか?
ホークスの大道典良コーチはNYヤンキースにコーチ留学をした際にキャッシュマンGMから、
『選手に成功体験ではなく自らの失敗を伝えてほしい!』
と言われたそうだ。
改めて真面目な話として、建山氏が文春砲の体験を語ったら新人選手はとても勉強になったはずである。残念だと思うのは私だけかな?