#21 ボートレース
前に趣味のサウナについて書きました。
今日はもうひとつの趣味であるボートレースについて書こうかなと思います。
ボートレースをやり始めて6年くらい経ちます。相方のへいじに連れていってもらってから競艇にのめり込みました。今日はボートレースというよりも僕の思い入れがある江戸川競艇場についてお話ししたいなと思います。
僕は以前江戸川区の平井という所に住んでいました。そこから江戸川競艇場までは自転車で10分ほどで行けます。
あと平井駅から競艇場までの送迎バスがあって多い時は10分おきにバスが出ます。
暇な時は大変お世話になっていました。
だから多い時は週6で行く事もありました。
バイトが終わって帰ろうとした時に送迎バスが目の前を通ると俺を誘ってるのではないかと思って行ってました。
もちろん負けまくりました。
競艇場は全国に24ヶ所あって僕は14ヶ所に行った事があります。
他と違って江戸川競艇場は唯一河川の水面を利用しているため難水面と言われています。
だから予想がめっちゃ難しいです。
僕からすると1番近くにある競艇場ですが1番嫌いな場です。
僕が江戸川に通い始めた時は今ほど若い人が競艇にハマっていなくてほとんどがおじいさんでした。
そのため昼間のレース場で浮いていました。
だからこそエピソードトークはめっちゃできると思って行ってました。
僕は競艇も好きですが、それと同じくらい江戸川競艇場にいるおじいさん達が好きです。
西武ライオンズの野球帽子のデザインがただ好きなだけでかぶってる巨人ファンのおじいさんや、買ったばかりの焼きそばを全部落とすおじいさん、みんな愛おしいです。
中でも好きだったのが次勝負レースだから教えてやるよと近づいてきた歯がやや少なめのおじいさん。このレースは1-2-3で決まりだと言い切ってきました。お前はラッキーだなこんな情報を知れてとまで言ってきました。
僕は性格上そういうジジイは信じないため自分を信じて買いました。
しかしレースが始まるとまさかの大荒れ。
滅多に出ない10万円以上の配当。
予想も外れて帰ろうと思ったら、さっきのおじいさんが地面に両膝をつけて頭を抱えて悲しんでました。
見た瞬間吹いてしまいました。
W杯予選負けたんかってくらい落ち込んでるんですよ。あの歳で感情をあらわにするってこんなにおもろいんやって思いました。
あとトイレで大をしていた時に僕の個室の両サイドに入ってきた2人のおじいさん。
そして僕を挟んで今からのレースがどうなるかを2人が予想しはじめました。
なんで俺を挟んで話すんやと思っていると片方のおじいさんが『今日は下痢っぴだ』と突然言い始めました。
そしたらもう片方のおじいさんが『俺はカチカチだ』と返答しました。
俺を挟んで何を言ってんねんジジイと思っているとカチカチのおじいさんが『あー次のレースもこれくらい硬かったらいいんだけどな』と言いました。
さすがにこれは笑ってしまいました。
顔を見せずに笑わせる。話芸の達人です。
僕はこんな江戸川競艇場に育てられました。
江戸川競艇場というより江戸川区のおじいさんのお話をしてしまいました。
是非僕と江戸川競艇場へ行きましょう!